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  • 2人~4人
  • 60分~100分
  • 12歳~
  • 2018年~

ニュートンぴよ坊さんのレビュー

47名
1名
0
約3時間前

最初はとっつきづらいが、考えることが多い科学がテーマのVP取得型の中量級ゲームです。

アクションは基本5つ「業績」「技術」「旅」「講義」「研究」です。このアクションを1ラウンド5ターン行い、6ラウンド繰り返し、得たVPで勝敗を決めます(ソロプレイはVPによる10種類のランク制(一番上の「科学の巨匠」から「天才」「教授」「学生」など、一番下が「無教養」w)。

VPの主な得点源は、「研究」アクションで本棚に本を並べビンゴのような要領で列がそろえばそれぞれの列に沿った得点が得られます。

本を並べるために「旅」アクションで見聞を広めるほか、5種類のアクションを行うことでも本を並べる条件を満たすことができます(他にも足りない条件を補ってくれるアイテムが多数あります)。

「業績」アクションでは主にお金、「技術」アクションでは特殊効果を得ます。お金も特殊効果もVPを得るのに重要な役割です。

「講義」アクションは基本アクションのカードを追加で得ることができます(1ラウンド終了時に手持ちのカードが1枚ずつ減る仕様なので、このアクションは基本1ゲームに付き4回は必須です(「技術」の特殊効果や後述する偉人カードで補える場合があります)。

各アクションにはレベルがあり、ラウンド終了時に上げたり、「技術」アクションなどで上げることができます。アクションのレベルが上がることで各アクションの効果が上がります。例えばレベル1の「業績」だと1アクションで1コインしかもらえませんが、レベル2だと2コインまでもらえます。)

「ジョーカー」というどのアクションカードにもなるカードも各ラウンド1回まで使えます。

1フェイス終了するごとに使ったアクションのうち1枚は能力アップのために使用され、残ったカードで次のラウンドを行います(各プレイヤーには異なる能力があります。「旅」が得意だったり、「技術」が得意だったり、長所を伸ばすのも良し、足りないところ補うのも良しです)。

特に最初のうちは難しく、1ゲーム(基本30ターン)で5つのアクションをやりつくすことは不可能で、どのアクションを優先するかで非常に悩みます。「研究」をしないとVPが稼げないが、そのためには条件を満たしてないから「旅」もしないといけない。「旅」をするにはお金も欲しい(場合がある)から「業績」も行いたい。「技術」で得られる特殊効果も大きい。「講義」もしないと次のラウンドでカードが少なくなってしまい、4ターンしか行動できないなどなど、悩みっぱなしです。経験上、まんべんなく行なうのはあまりよろしくなく、かといって1つに特化するのもあまり良くないことが多いです。(1プレイだけ、お金を得られる「業績」アクションをほとんどせずに10ランク中、上から4番目のランクに入ったことはあります。その時のお金は「技術」による特殊効果で毎ラウンド2コインもらってました。)

気に入った点です。

リプレイ性の多さです。各プレイヤーは初期能力が異なり、個人ボード4種類、手持ちのカードも4パターンあるので、初期のプレイヤーの状態で16種類あるのに加え、「旅」や「技術」で得られる特殊効果は毎回異なる(単純に100万通り以上はあるかと)ので、プレイングが毎回異なります。

一方、初期状態はランダム性が高いのですが、ゲームが始まってしまえば運の要素はかなり低くなるのも良いですし、マイナスなイベント(プレイヤーが不利になるイベント)はほとんどないです。私もプレイを繰り返す中で、最終ラウンドくらいは最善手的なものに少しは近づけてる気がします。

偉人カードによるコンボも魅力です。各プレイヤーには4人の実在した科学者がお助けキャラとして参戦してくれます(異なる能力を持つ22人の中から選ばれます)。条件を満たすと4人の中から誰の効果を得るか選べるのですが、やり方次第では1人目の偉人の効果によってさらに2人目の偉人の効果も得られる、2人目の効果によって3人目の効果も得られるといったプレイも可能となります。

アクションの順番も大切で例えば「技術」「旅」の順番で行った方が良い場合もあれば「旅」「技術」の順番で行った方が良い場合もあり、悩むところです。


気になる点は

まず、一部のカードが小さい。ゲームの構造上仕方がない部分がありますが、トランプの二回り位小さい大きさのカードがあります。慣れてくればそこまで気になりませんが、最初は凄く違和感がありました。

最初のうちはインストが面倒かもしれません。7種類くらい、30か所以上にトークンを置く作業があります。だんだんとトークンを置きながらプレイ計画を立てることにも面白さを見出したので、最近はそこまで苦ではなくなりました。

科学全般をテーマにしたゲームは私好みで大変ありがたいのですが、科学をテーマにした割りに科学の世界を堪能しつくせない。なかなか科学をゲームに反映するのは難しいのかもしれませんが、どっぷり「科学」の世界にはまろうとしてる人は少しがっかりするかもしれません。ゲーム自体は大変楽しいことは強調しておきます。科学っぽさがあるとすれば複数人プレイ時、特に「技術」アクションで先着1名しか得点が得られないことがあるところです(ビジネスでもあり得ることでしょうが)。一番に発見にたどり着いた人が偉いという科学の世界観を表していると思います。

お助けキャラの偉人で、タイトルになっているニュートンはあまり“このゲームでは”イマイチな能力です。ホーキング博士も出てくるのですが、時代が18世紀のゲームなので場違いな気がします。(もちろん実際のホーキング先生は大変偉大な方ということは承知しております。ゲームでの能力もわりと使い勝手が良いです。)

以上の気になる点がなければ9点くらいの内容です。


時間はソロプレイで準備片付け含め40~50分。最初は1時間以上かかると思います。

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