モノポリー白州さんのレビュー

8/10

世界一売れているボードゲームで、双六に交渉が入った感じのゲーム。

まず、このゲームの本質を知らない人同士でしかプレイしたことがないのであれば、ここのサイトに訪れる人からみると、評価は個人的主観の点数でいえば、最悪３点かもしれない。なぜなら、ちょっと交渉が入ってるとはいえ、サイコロに左右される運ゲーだからだ。

だが、このゲームの本質を知っている人とプレイすれば、大きく価値観が変わるのは間違いない。

今まで運ゲーだと思っていたが、実は運ゲーにしていたのは自分だということに気づき、相当先までの道筋を考えての交渉を楽しめるようになったら、評価はかなり上がると思う。

だが、ここまでくると俗に言うガチの世界なので、敬遠する人もいるかもしれないが、一度本質が分かれば、次に活かすステップは意外と軽いので、その世界を知るのはアリだと思う。

もともと、アクワイア、ディプロマシー、リスクと並ぶ世界４大古典ゲームというブランド、世界各地で大会や専門サークルが開かれている人気、数千個を超えるシリーズ数、大手企業とコラボする知名度など、その力はまさにボードゲーム界の王者。

もちろん、運要素も少なからずあるし、ルールは粗いし、オープン会とか初対面どころか、身内でも殺伐とした空気になることもあるなど、無視できない弱点もそれなりにあるが、「古いメジャーゲームだから」という理由でプレイしないのはちょっともったいないゲームだと思う。