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  • 2人~8人
  • 60分~180分
  • 8歳~
  • 1933年~

モノポリーThe100周年さんのルール/インスト

485名
1名
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3年以上前

公式ルールは知られていると思いますので、非公式に提唱されている改訂ルール、Beyond Boardwalk & Park place について記載します。モノポリーにありがちな、つまらない独走と過度な没落を防ぐために改訂・提唱されたルールです。

モノポリーの誤解を解くために、ゲーム展開の基本について理解が必要です。その点は、戦略に記載していますので、そちらを参考にしてください。

まず、モノポリーは、収益力を向上させて、文字通り各プレイヤーが独占を図るゲームです。ゲーム初めの最初の目標は、その日のサイコロ運で縁のあった土地の独占を軸に物件で付加価値を高めて、収益力を高め事業を成長軌道に乗せることです。最初から全ての土地の独占は資金的にも当然できないので、核となる独占カラーグループ以外の購入した土地は、欲しがっているプレイヤーに売るか、何か(カードやお金、その他の物件)と交換するかして、資産価値や資金を増やします。また、高額なホテルのレンタル料を払うことになって現金不足になったプレイヤーとの交渉も同様です。現金 or 土地、場合によっては現金と土地の両方で折り合いを付けて交換をします。カードに付いている何かしらの権利でもいいです。その交渉のプロセスの結果、経営の核となる独占カラーグループを再構築していくことができます。それが、経営の転換と呼ばれるものです。統計的にコマが止まりやすいカラーグループを巡る争いが熾烈になります。

各土地の統計的な投資対効果からの評価は以下の通りです。優秀な順にオレンジ、レッド、イエロー。ゲーム開始時は有効だが、すぐに収益力の伸びが限界に達するブラウン。序盤に有効に働くライトブルー。序盤やや有効だがいまいち伸びない

【※交渉の対象となるものについて:何でもかんでも交渉の対象にするのは個人的にはよくないと思っています。オープンな交渉がありというのは、モノポリーの面白いところではありますが、そもそもゲームというものが、テーマに沿って現実を抽出して分かりやすい世界観として再構築されて作られるものなので、現実世界の目の前の何かを交換条件にしてしまうとそのゲーム性を維持するシステム(見える見えないに関わらずゲームを楽しく感じるようにしてある仕組み)を損なう可能性を高めます。】

以上、ゲーム開始前に必要な展開の基本と基礎情報です。

次に改訂ルールを説明します。

①終了時間を設定するか、目標金額を設定する。また、誰かが破産したらその時点で順位を決める。

②土地価格を倍額設定&抵当廃止。お金と土地の流動性を高め、交渉が活発化しやすいように土地価格を倍額に再設定&抵当を廃止します。これは、序盤のサイコロ運だけで特定プレイヤーに土地が過度に集中することを防ぎ、またサイコロ運だけで良い条件の土地を集めたプレイヤーが、不動産流通の鈍化を目的にした抵当戦術を使えないようにします。土地が競売マーケットに流れてきやすくなるので、自然と下位プレイヤーにも土地獲得の機会が訪れます。序盤から没落が進んで行くプレイヤーも最後までゲームに参加でき、逆転の芽を保てます。

③フリーパーキングのジャックポット設置です。税金など不動産売買と関係のないお金の半額をフリーパーキングに積み立てます。積み立てられたお金は、フリーパーキングに留まったプレーヤーが全額回収します。②と同様、最後まで各プレイヤーがゲームに残れるようにすることと、お金が不動産マーケットに流れ込みやすくなり、ゲームを活性化させる狙いがあります。

④水道・電力会社、鉄道会社を価格も含めてインフラ企業としてまとめて同じ扱いにします。独占によるレンタル料を高額化できるように仕組みに変えます。インフラ企業の価値を高め、競争力のある物件として再設定します。

⑤チャンスカードや共同基金とは別に新たにGoカードを設けます。スタートと物品税(物品税のマスの取り扱い変更についてはハウスルールで説明)にそれぞれ半分ずつGoカードを置きます。それらのマスに止まった人はそれをめくって、カードの説明に従います。

⑥自己破産ルールの適用。ブラウンと一定額のお金を自己破産宣言(1ゲーム中に1プレイヤーのみ1回宣言可能)ができる。資産を一旦整理し、ブラウンの土地の譲渡と再生資金を銀行から融資してもらう。ブラウンの土地経営者はブラウンの土地の代わりに土地の譲渡金と建物の等価での引き取りをしてもらう。序盤に取り残された苦しいプレイヤーが挽回を図るのに有効。

モノポリーの絶妙なゲームバランスを崩すかもしれないという批判もあるようですが、個人的には初心者と早期脱落者に厳しすぎるモノポリーの短所をカバーする試みなので、気に入りました。

我が家はもう少し修正を加えて、家族で最近のボードゲームと遜色ないくらい楽しめるハウスルールを作っているところです。

1.税制の整備。まず、ゲームの世界観を整わせるために、所得税の名称を追徴課税に変更します。

また、物品税を廃止します。物品税(つまり消費税)は、何らかの消費に対して富の有無に関わらず全ての消費行動に一定の税額をかける税金システムです。サイコロ運で消費税払うことを決定するのは、ゲームの世界観を混乱させてゲームシステムの機能を停滞させます。また、買い物の都度、物品税を払っていてはゲームの進行に大きく影響します。物品税のマスは、独占を目指す土地開発ディベロッパーというゲームコンセプトに沿って、サイコロ運とゲームシステムを関連付けできるGoカード置き場に変更します。

その代わり、下で述べるようにエクセルの計算表の導入で計算可能になる法人税と固定資産税をジャックポット通過時に支払うこととします。法人税はカラーグループの独占した時点から発生します。固定資産税は建物に一定の税率でかかります。法人税と込みで計算させます。ただし、グリーンは元々投資額が高いわりに回収率も低いので、さらに税金でランニングコストの負荷が高くなると、経営そのものができなくなるので、税率を少し下げます。

2.エクセルでの全資産と現金の両方を管理します。多少進行スピードに影響する可能性はありますが、エクセル表で自動計算させるので、現金だけでなく資産を含めた順位付けまで可能となって、メリットもあります。

3.Goカードの修正とオリジナルGoカードの投入。私の持っているモノポリーがワールドエディションなので、Goカードの文章を変更しています。額面などはほぼ変更していません。オリジナルGoカードは、インフラ王が誕生してもある程度勢いを制限するイベントを盛り込んでいます。また、ある劇的な環境変化で状況が一変し、特定の資産以外は価値や収益率が落ちるなどまさかの逆転が生まれる可能性も作っています。規制緩和特区のGoカードを獲得したプレイヤーは、一部を抵当に入れることを可能にしています。

4.ブラウンと関係する自己破産ルールも一部修正(買い上げ額と再生支援金の額など)して、ブラウンを所持しておくことに戦略性が生まれるようにもしました。また、常に経営が苦しいグリーンや冴えないパープルもあるGoカードを引いた時に条件をクリアすれば破格の費用で開発できるようにもしました。

5.地価は、2倍ではなく1.5倍にしています。

発明されてから100年経つ慣れ親しまれてきたクラシカルボードゲームながら他にない良い個性もあるので、ただ風化させるには勿体ないゲームだなと思います。以前のようにメーカーが各々の土地のボード盤をルールも含めてブラッシュアップさせた商品を積極的に出して、モノポリーの復権を図って欲しいところです。

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