メモワール'44のっちさんのレビュー

お子様から初心者様まで簡単で楽しいウォーゲーム、 

それが「メモワール44」です。 

＜ペガサスブリッジ作戦決行、３日後の写真 背後に着陸したグライダーが見える 引用：Wikipedia＞

基本セットはDディ前後、 

ノルマンディ上陸作戦前後のヨーロッパ戦線が舞台です。 

本格的なウォーゲームはルール等が複雑で遊ぶ相手も選びます。 

とても敷居が高くちょっと遊んでみようというものは少ないですが 

メモワール44なら大丈夫☆ 

本作は戦略と運がうまくミックスされ、 

さまざまなシナリオがあり、 

バラエティに富んでいてリプレイ性が非常に高い。 

手番になったら基本はカードをプレイしてダイスを転がすだけ。

Line of Sight（視線が通るかどうかの判定）も簡単。

射程距離によってダイスの数が決まるのもわかりやすい。

あたしも以前はウォーゲームが大好きでよく遊んでいました。

「メモワール44」は本格的なウォーゲームの面白さをスポイルせず

ルールを削ぎに削いで最適化してあります。

本作はウォーゲームの入門編としても最適だと思います。

あたしの友人はドイツ軍がアフリカで戦っていたことも知らない人でしたが

このゲームで遊ぶ限りそんな戦争の知識や背景を知らなくても全然OK☆

IV号戦車もシャーマンも同じようなもん（笑）

こういうのはゲームとして楽しければいいと思います。

ちなみにコマをゴージャスにする方法もあります。

「Axis and Alliesミニチュア」や

かつて沢山のバリエーションがあったチョコエッグ等の

食玩戦車を使用することでミリタリー好きな方は

ちょっとだけテンションを上げることができます☆

ただし、たとえティーガーやファイアフライのコマを使っても

このゲームルールでは性能が上がることは決してありません。

戦車はすべて同じ性能です。

あー

外部のコマは雰囲気を楽しむだけですね。

シナリオの中には実際の歴史的な戦いに基いているものがほとんど。

シナリオには勝利条件がありこれを満たせばゲーム終了となります。

シナリオによっては史実通りどちらか一方が有利になり 

どちらかが一方的に叩かれることもあります。 

（戦争とは理不尽なものですね）

そんなシナリオであっても、 

なぜこの作戦は史実ではこうなったのか？ 

もしくは相手プレイヤーはこの窮地をどう克服していくのか？ 

簡単なゲームゆえに歴史を顧みることの面白さがあります。 

短時間で終わるので同じシナリオで陣営を交代して 

プレイすることでまた面白さが見えてきたりします。 

（ルールブックでも陣営の交代を推奨しています） 

確か拡張があり、

あたしが覚えているのは

独vsソビエト戦（おそらく舞台はスターリングラード）があったと思います。

興味がある方はぜひ遊んでみて下さい。