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  • 2人~4人
  • 90分~110分
  • 12歳~
  • 2009年~

マカオmaroさんのレビュー

391名
2名
0
4年以上前

あるところでは名作扱い、またあるときは駄作といわれる・・

2009年という、フェルトが最もフェルトらしかった(?)といえる時期の興味深いゲーム。

もっとも特徴的なのが、資源をラウンドごとに配分する、ホイールを用いたシステムです。ホイールには円形に番号がふられており、ラウンド初めに振られたダイスから選んだ2個のダイス目に対応する場所にその数だけ資源を配置します。2の目なら2ラウンド後、5なら5ラウンド後に獲得できる資源をそのラウンドで予め仕込むというシステムで、資源はすぐは手に入りません。ダイス目が多いほど、多数の資源が入手出来ますが取れるのは遅くなるというジレンマが発生します。

そのあとはフェルトお得意の要素もりもりのカードドラフト、ピックアンドデリバー、エリアマジョリティ、セットコレクション、アクションポイントなどが待っていますが、この辺はよくある感じですね。資源を使うことで、街から品物を取ったり、船を移動させて品物を運んだり、カードの特殊効果を発動したりします。

そしてこれも得意の理不尽なペナルティも用意されており、そのラウンドで使える資源がないときや、ピックしてあるカードを活性化(使用)できないとマイナス点を食らいます。資源は前ラウンドまでの振り分け、カードは毎ラウンド強制的に取らされるのに使えないとだめと、結構厳しめ。

カードも100枚以上のカードがユニークということですが、実際のところ、つかえるものと使えないものがはっきりしています。効果が似たのも多いです。

基本的には前半は準備を行うラウンド、後半でカードのコンボを決めていくという流れなので、中盤以降に楽しくなってくるゲームではあります。

そのため、資源の配置は熟考を要しますし、スタートプレイヤーの選択も大切になってきます。公開情報バリバリのゲームですが、相手の行動まで視野に入れて動くのはなかなか大変。 でも他人がどの品物を狙っているかとか、お金をためていないか(お金は勝利点に換算できます。ラウンドにより変換率はかわります)、船を動かすアクションポイントがどの程度見込まれるか、など、ダイス配置状況から読んでいかなければなりません。


アクが強めなのですが、ほかに代わりになるゲームがあるかというとなかなかないわけで、かつしばらくの間絶版ということもあり、そこも人気の原因なのかと思います。現物は絶版がつづいていますがYUCATAではオンラインプレイができます。

個人的にはさすがに1万いくら出して買うようなものでもないと感じます。カードは言語依存がありますが、なかにはこれをアイコン化している方も見ます。

フェルト氏の多くの作品が再販される中で、マカオについては沈黙を保ったままです。日本語版の発売が待たれる旧作の一つです。


評価6/10  重さ5/10

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Sato39
ぽっくり
maro
maro
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