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  • 2人~6人
  • 30分~45分
  • 12歳~
  • 2011年~

傭兵隊長大吉さんさんのレビュー

229名
3名
0
2年以上前

★★Nice!

1995年のゲームですが、古さを感じません。戦略的で、おもろいです!

基本は数の大きさ比べで、勝てば支配するエリアが広がります。このゲームのミソは特殊カードにあります。

特殊カード系のゲームは苦手ですが、傭兵隊長の特殊カードは数が8種類とそれほど多くなく、効果は覚えやすい。

特殊効果のパターンとしてはゲームを盛り上げるための演出、例えばワイナリーの四季とかアサンテのような感じではなく、ゲームの戦略上必要不可欠な効果、キャピタルラックスにイメージが近いです。

なのでパーティーよりではなく、マジなゲームです!

手札はランダムなので、特殊効果が無ければただの数字比べで運の強いゲームですが、特殊カードにより熱い駆け引きが起こり、インタラクションを強く感じる。

使うカードは1、2、3、4、5、6、10の数字と、8枚の特殊カードです。

手番のプレイヤーから順番に1枚ずつカードを出していき、全員がパスをすると終了します。

出したカードの数字の合計が一番高いプレイヤーの勝ち!

勝利したらそのエリアを支配して、次の戦場エリアを選び勝負します。

17エリアある内、5エリアを勝利して支配するか、隣接した3エリアを支配するとゲームに勝ちます。

特殊カードの効果は、数字カードの合計を2倍にしたり、全プレイヤーの中で一番高い数字のカードを取り除いたり、そのエリアの戦いをいきなり終了させたり、これいらんのんちゃう!と言うカードが一枚もない。

プレイすると分かりますが、単純な効果で色んな作戦が考えられますし、相手のカードの出し方で読み合いが発生します。

特に、戦況を一変させる春と冬の2枚の特殊カードはゲームに緩急をつけて面白い!

この2枚だけは、共通の場に出されます。

春を出せば、全プレイヤーのカードの中で一番大きい数字のカードは、プラス3の効果があります。複数枚あれば全て恩恵を受けます。強いカードがますます強くなる!

一方、冬のカードは出すと数字のカードは全て1の数字と見なされます。いくら大きい数字の10を出しても1になる。要するに数字のカードに関しては、弱い数字であろうが枚数を出した方が強くなるんです!ルールが変更される特殊カード。

さらに、春と冬のカードは上書きできます。春を出してパワーアップして安心していると、その後に他のプレイヤーに冬のカードを出されて上書きされ、一気に弱くなってしまう事も。

逆に冬カードを出された後に春カードで返す事もできるので、カードを出すタイミングも大事。

特殊カード以外でも、傭兵隊長の面白い所がもう一つあります。

最初に手札が10枚配られますが、一定条件を満たさないと手札の補充が行われない。

一勝負終わった後に、手札の中に数字カードが使い切って一枚もなく、特殊カードだけになってしまったら、その特殊カードを全て捨てて手札を0(ゼロ)にできる。

全員が手札が無くなるか、1人のプレイヤーを残して他全員の手札が無くなれば、再び全員に10枚手札が配られる。

手札が残った1人のプレイヤーは強制的に手札を捨てなければならない!

これはなかなか伝えるのが難しいですが、手札の補充に関してもプレイヤー間で駆け引きがあります。

手札の補充のタイミングが正確には分からないため、1戦が終わって手札の補充がある場合もあれば、3戦に渡る時もあります。

1回の戦いで手札を使い切ると、次の戦いでは勝てない。勝てないと思ったら、この場の勝負を降りて次の戦いに備えるのも有効です。また、1回の戦いで相手の手札を沢山使わて消耗させ、次戦から手札を出させないのも手です。

そのための特殊カードもあります。すでに出してしまったカードを回収する偽部隊(かかし)です。勝負を降りて、回収したカードを次の勝負で再利用できます。

かと思ったら、1戦終わって手札の補充がかかることも。次の戦いに備えてカードを温存していたのに、手持ちのカードは全部捨てて、全員カードを配り直し!

数字のカードと8種の特殊カードだけで構成されている単純なゲームなのに、なかなか考える事も多いです。

手札はランダムで配られるのでカードが偏る事もあり、運によるところも大きいです。

ですがこのランダム性こそが、このゲームの面白いところ!

手札の組み合わせによっては、弱い数字のカードの集まりであっても勝てる場合もあります。1ゲームの内に何度か手札の配り直しがあるため、その都度作戦を立ててどう攻めようかと考えるのは楽しい!

意外と選択肢があって、色んな戦略がとれる。

毎手番1枚のカードが出せるんですが、周りがどういうカードを出してくるかで、自分が出すカードも変わってくる。相手がどのカードを隠し持っているかを警戒しながら、自分の切り札のカードをいつ使うかを戦略的に考えるのは面白い!

2人と3人でプレイしました。

2人プレイの場合は、あらかじめ決められたデッキを使って対戦します。カードが全部で23枚、内容も同じなのでカウンティングが有効です。普通に面白いですが、多人数プレイがメインのゲームを2人でも出来る様にした感じなので十分ではない。

3人プレイでは手札がランダムなので、相手が何を持っているかぜんぜん分からない。相手のカードの出し方で、どのカードを隠し持っているか考える。でも、手札がランダムなので読み切れない。そこがいい!

カウンティングができないので相手はどう来るか読み切れないし、今ある手札でどう切り抜けていこうかと考えるのは、真に戦場で生き残りを賭けた戦いをしているイメージ。

もちろん手札が悪すぎると言うことはありますが、手札の入れ替えが1ゲーム中に何回かあるので挽回のチャンスもある!逆に手札が良くても、他のプレイヤーの行動によっては全部捨てさせられる事もある!

カウンティングしないゲームは好きだし、手札はランダムだけどやりようによっては何とかなりそうな感じ。その辺のバランスはすごくいい。

ゲーム自体はそれほど難しくないので、特殊効果と手札の補充の仕方を丁寧に教えてあげれば小学生でもプレイできると思います。戦いがテーマなので男子受けは良さそうです。

子ども2人と3人でプレイしていたら、初戦から子ども2人がムキになって張り合い手札を全部使い切り、一人撤退して次の戦いに備えていた自分は手札をたんまり持っていたので全部捨てさせられ、同じ事の繰り返し、苦い思い出があります。手札を捨てるのを見た子どもは爆笑…

最近は撤退する事も覚えたみたいで、まともなプレイができました。

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