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  • 1人~2人
  • 120分~1200分
  • 12歳~
  • 1983年~

南北戦争Chacoさんのレビュー

4名
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約1時間前

1983年にVictory Gamesが出版した『The Civil War』はユニークなル-ル概念を持ったゲームです。

まず目に付くのは戦闘結果表でしょう。1:2と2:1の間が1:1ではなく、戦力差になっているのです。具体的には、-4~3、-2~1、±0、+1~2、+3~4、+5以上と6コラムもあるので、一般的なCRTでは同じコラムを使用することになる11:11と11:6の戦闘が、この『The Civil War』では損害の出方が異なります。また、5:9が1:2とはならないのも面白いところです。その結果、前線付近で対峙する戦力が僅差の時に、比率を上げるために部隊のやりくりを悩むと言った防御側プレイヤーが退屈する時間が減っているように感じます。

次に指揮官ですが、両軍併せて50人(北軍の海軍指揮官を含む)がユニット化され、昇進に応じて能力値も変化していきます。ジャクソンのように戦士した人物の場合、死なずに昇進した場合の仮想ユニットまで用意されているのです。ところが、登場する指揮官の人数が、それなりに多い『The Civil War』の場合、個人の政治力を踏まえた任官と解任におけるル-ル上の制約が無いために、無能な指揮官達が前線に姿を現すことはありません。また、部隊の移動に指揮官が必要になるとは言え、極端な話1つのスタックに居る部隊戦力よりも指揮官の人数の方が多いこともあると言う点は、何らかの制約を設けないと現実味が無いのは確かです。

指揮官の活性化に関するル-ルにも、面白いヒネリが加えられています。指揮官の中には優秀だが慎重な人物も居て、活性化に必要なポイントが指揮官毎に異なります。ただでさえ不足しがちなポイントの使い道にジレンマを感じるのも、『The Civil War』の魅力です。

『The Civil War』はマーク・サイモニッチによってリメイクされました。より正確な言い方をすると、Avalon Hill社の『For the People(98)』からもシステムを流用したハイブリッドな新作として2015年にGMT社から『The U.S. Civil War』として出版されました。『The Civil War』の欠点を是正したことになっているのですが、否定的な意見が絶えません。

指揮官の更迭は、史実と同じタイミングで必ず実行されます。例えば、会戦で敗北したことを理由に更迭された指揮官が、ゲーム中に同じ場所で同じ頃に大勝したとしても、必ず彼は更迭されるのです。また、指揮官毎に活性化ポイントが異なるせいでプレイ時間が伸びていると言う考え方から、全ての指揮官が1ポイントで活性化されるようにしてしまったため、プレイヤーは悩む必要が無くなりました。海軍作戦を実行するにはイベントカードが必要になるなど、プレイ時間を短縮することを重要視し過ぎた『The U.S. Civil War』では、客観的に言って『The Civil War』の代わりは務まらないと思います。

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