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  • 2人用
  • 20分前後
  • 8歳~
  • 2011年~

カルナックKanare_Abstractさんのレビュー

245名
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0
約2年前

アブストラクトゲームの世界では2000年代からトンガ、オッド、オメガ、キャッチアップ、シンプルなど、コマを共有したり中立コマを用いたりして、たがいに隣接するコマのグループの数や大きさをコントロールするというタイプのゲームが現れているのですが、カルナックはそのような流れの中で直方体を用いるアイディアによって商業化を成し遂げることができた珍しい例です。ちなみに大手メーカーらしくコンポーネントも上質で、特にコマ(メガリス)はずっしりとした素材に彫刻とペイントが施されていてしっかりした出来栄えになっています。

ルール自体も非常に特異で、完全に同一のコマ(メガリス)をプレイヤー間で共有し、手番では置く位置は決められるけれど立てたままにするか倒すかは相手が決めるという、ちょっと類例が思いつかないような手番の扱い方をしています。なので初見ではとまどってしまうかもしれないのですが、実際にやってみるとそれほど複雑なわけではなく、一度理解すれば将棋や囲碁などと比べても戦略の方針がたてやすいゲームだと思います。

ゲームの目的は「3つ以上のつながりをなるべく多く作ること」なので、せっかくつくった自分のグループ(ドルメン)を他の自分のドルメンにつなげられてしまうとスコアが減って不利になってしまいます。つまり基本的な戦法としては「自分のドルメン同士の間に相手のシンボルをはさんでつながらないようにする」とか、逆に「連続手番を生かして相手のドルメンをどんどん繋げていく」といったものになります(ゲームが進行すると「どの方向にもメガリスを倒すことができない位置」が生まれるので、強制的に特定のシンボルを特定の位置に置きつつ連続手番を得ることができるようになります。そのためうまいタイミングで手番を得ることも重要になります)。

またこのゲームのボードは3種類の広さで遊べるようになっているのですが、どの広さを選ぶ場合でも使用するメガリスの数は28個で同じなので、スペースに余裕のある広いボードにするか、最終的にコマがあまる可能性もある狭いボードにするかで戦略がかなり異なってくるのも面白い点です。実際にプレイすることでいろいろな発見ができる秀作だと思います。

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仙人
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