マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。
  • 2人用
  • 20分前後
  • 8歳~
  • 2011年~

カルナックKanare_Abstractさんのレビュー

260名
1名
0
3年弱前

アブストラクトゲームの世界では2000年代からトンガ、オッド、オメガ、キャッチアップ、シンプルなど、コマを共有したり中立コマを用いたりして、たがいに隣接するコマのグループの数や大きさをコントロールするというタイプのゲームが現れているのですが、カルナックはそのような流れの中で直方体を用いるアイディアによって商業化を成し遂げることができた珍しい例です。ちなみに大手メーカーらしくコンポーネントも上質で、特にコマ(メガリス)はずっしりとした素材に彫刻とペイントが施されていてしっかりした出来栄えになっています。

ルール自体も非常に特異で、完全に同一のコマ(メガリス)をプレイヤー間で共有し、手番では置く位置は決められるけれど立てたままにするか倒すかは相手が決めるという、ちょっと類例が思いつかないような手番の扱い方をしています。なので初見ではとまどってしまうかもしれないのですが、実際にやってみるとそれほど複雑なわけではなく、一度理解すれば将棋や囲碁などと比べても戦略の方針がたてやすいゲームだと思います。

ゲームの目的は「3つ以上のつながりをなるべく多く作ること」なので、せっかくつくった自分のグループ(ドルメン)を他の自分のドルメンにつなげられてしまうとスコアが減って不利になってしまいます。つまり基本的な戦法としては「自分のドルメン同士の間に相手のシンボルをはさんでつながらないようにする」とか、逆に「連続手番を生かして相手のドルメンをどんどん繋げていく」といったものになります(ゲームが進行すると「どの方向にもメガリスを倒すことができない位置」が生まれるので、強制的に特定のシンボルを特定の位置に置きつつ連続手番を得ることができるようになります。そのためうまいタイミングで手番を得ることも重要になります)。

またこのゲームのボードは3種類の広さで遊べるようになっているのですが、どの広さを選ぶ場合でも使用するメガリスの数は28個で同じなので、スペースに余裕のある広いボードにするか、最終的にコマがあまる可能性もある狭いボードにするかで戦略がかなり異なってくるのも面白い点です。実際にプレイすることでいろいろな発見ができる秀作だと思います。

この投稿に1名がナイス!しました
ナイス!
びーている / btail
仙人
Kanare_Abstract
Kanare_Abstract
シェアする
  • 29興味あり
  • 60経験あり
  • 7お気に入り
  • 31持ってる
ログイン/会員登録でコメント
ログインする

Kanare_Abstractさんの投稿

会員の新しい投稿