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  • 2人~4人
  • 30分~45分
  • 8歳~
  • 2017年~

アズールsghさんのレビュー

633名
4名
0
6年以上前

■プレイ時間30分・初心者にもわかりやすいルール・中級者以上も楽しめる思考性・準備カンタン・可愛いコンポーネント。どんな場面でも気軽に取り出せる、なんて便利で、なんて優秀なやつなんだ。

他のゲームを遊ぶ前の肩慣らしや、合間に遊べる軽いゲームといえば、我が家では「キングドミノ」が定番でしたが、少しゲーム慣れしたメンバーで遊ぶ時や、「もう一歩進んだ、じっくり考えられるゲームがやりたい」という時には、このゲームが最適だと思います。リピート確定。しばらく遊び倒してしまいそう。


■話題作も納得。重ゲー好きでもしっかり楽しめるのが◎。

今年のエッセンシュピールで人気投票3位を獲得したという、パズル的な思考を試されるタイル配置ゲーム。上位2つはいかにもゲームファン好みの重量級ゲームだったので、そこに軽量級が並んだということで、かなり注目を集めてるようです。現地で購入した人の絶賛記事やら、少量だけ入荷しては即売り切れる通販店、ヤフオクで高値で取引された様子などを見て、いてもたってもいられず、カナダの販売元から個人輸入。届いてさっそく遊んでみました。

そしてこれが期待を裏切らず、個人的にストライク。
少し遊べばすぐに覚えられるシンプルなゲームながら、大いに考えどころのある、良いゲームだと思います。あと、皆さんがおっしゃる通り、コンポーネントがやたらと可愛くて質が高いので、触るうちにどんどん愛着がわいてきます。


■シンプルな分だけ、上手くできなかった時は悔しい。何度かやって上達したくなる。

ざっくり言うと、パズルゲームなんだけど、どのパズルピースを獲得するかってところから、他プレイヤーとの取り合いをしていく。といったところでしょうか。

まず各プレイヤーは、共通の場から順番に、好きな色のタイルを獲得していきます。この時、うまく保管場所に置ききれず余ってしまったタイルはマイナス点になるので注意が必要です。
場のタイルが無くなったら、集めたタイルを、ルールに沿って各自の「壁面」ボードに配置し、これによって得点を獲得します。配置する際に他のタイルと縦横に繋がるように配置できるほど高得点が得られるのと、タイル配置時のルール(保管場所を全部埋めた色のタイルだけが配置できる等)、ゲーム終了時のボーナス(縦列を埋めたり、同色をコンプリートすると大量得点)を踏まえて、さてどの色のタイルの配置を目指すか、そのためにはどのタイルを・いつ獲得して・どう保管するか、を考えます。

運要素は、場に並ぶタイルの組み合わせ(ラウンド毎にランダム)だけ。その後は、場のタイルの色と数、相手の欲しがっているタイルなどを見ながら、一手ずつ、最善手を考えていくことになります。最初のうちは、打った直後に「あ!?ミスった!!」と気付くような場面も多いことでしょう。そのミスが原因で大量のマイナス点を被せられたり、ボーナス点を取られて逆転されたり、ちょっと悔しいです。笑


■インタラクション十分。ガチンコ2人対戦から、3〜4人でわいわい遊ぶのも楽しい。

考えどころは色々あり、長考派の人なら結構深くまで思考を進められそうなポテンシャルも感じます。しかし、やることが「順番にタイルを獲得し、配置する」とシンプルで、タイルの特殊効果等も全く無いので、遊び心地は軽く、とてもスムーズです。自分がどのタイルを欲しいかも状況から見えやすいので、さほど悩まずにサクサクと進められます。
逆を言えば相手からも狙いが読まれやすいため、妨害されることも多く、十分なインタラクションがあります。自分のボードの充実を目指すゲームですが、ソロプレイ感はほとんど感じません。

2人プレイだと、例えば「パッチワーク」のような、ガチバトルになります(相手の欲しいタイルを確保して妨害しながら、自分の手を充実させつつ、マイナス点の押し付けを狙う)。


3人以上では場のコントロールが難しくなり妨害も入りにくくなるので、またずいぶん違ったプレイ感になります。タイル配置の自由度が高い序盤には、まったりタイルを集める、緩いプレイ感。それが後半になりタイル配置の自由度が下がってくると、一気にお互いの妨害が入り始め、不要タイルの押し付け合いが始まります。一人を邪魔するために他プレイヤーと目配せしたり、というコミュニケーション要素が出てきたり、「うわっ、取られたっ!」「何てことをしてくれるんだっ!」とワイワイしたりと、多人数プレイもこれはこれで楽しいものです。

そもそも「カチャカチャした可愛いタイルを集めて・自分のボードに色鮮やかに並べていく」というだけでも楽しいので、何人プレイでも満足感を持って遊べると思います。おすすめします。


※通常ルールに慣れたら

なお、私は未プレイですが、このゲームには変形ルールもあります。各色のタイルの配置場所(並べ順)が全プレイヤー固定で統一されている通常ルールに対して、変形ルールでは、自由に並べられるようになります(縦一列に同色タイルは1つずつ、という縛りのみ)。これにより、プレイヤーの性格や戦略によって各自バラバラのタイル配置で遊ぶことになり、展開の幅が広がりそうです。きっと、ゲーム終了時には、自分のタイル配置の写真を撮りたくなることでしょう。


■参考:個人輸入について(2017/12/25記載)

PLAN B GAMESの公式サイトから購入しました。購入翌日に発送され、一週間以内で届きました。速いです。定価39.9ドルで、送料を含め日本円で大体6500円ぐらい。現在の流通相場が6000円〜ですから、すぐに遊べることを思えば良い買い物だったと思います。ゲーム自体の言語依存も無いし、日本語の翻訳ルールもネットに公開されてるし、輸入版で困ることはありません。おそらく近々、輸入版か国内版が流通すると思いますが、それまで待てないという方は個人輸入してしまうのも手だとは思います。

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