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  • 2人~4人
  • 90分~120分
  • 13歳~
  • 2012年~

ツォルキン:マヤ神聖歴sghさんのレビュー

951名
8名
0
6年以上前

◼️重ゲー初心者歓迎! & 重ゲー好きならまず”買い”で。(いや、もう持ってるか?)


マヤ文明が舞台の経営ゲーム。「殿堂入り」と呼ぶ人が多いのも超納得の面白さ。時間はかかるけど選択肢はシンプルでわかりやすく、選択肢に困って迷子になるといったことが少ない、とても良いゲームです。

※歯車の取り付け前。(取り付けは初回だけ)


歯車をドンッドンッドンッ!と配置したキャッチーなボードデザインと相まって、「重量級ゲームの入門に最適」と紹介されているのもよく見かけます。

実際、重ゲーをあまりやらない相方も「はじめての人にアグリコラは無理だけど、ツォルキンならなんとかなりそう」とのことでした。


場や他プレイヤーの動きに合わせていろいろな戦略が選べるので、

「今回はこんな作戦でやってみよう」

「このアクションを組み合わせたら強そうだから試したい」

「あー、負けた。どうすれば勝てたかな…」

「うわ、相手のあの戦法良いな、今度使ってみよう」

という試行錯誤する楽しみがあり、勝っても負けても楽しい。プレイ後には、頭を振り絞って遊んだ、清々しさが残ります。当然、リプレイ欲も高まります。


有名なゲームなので、すでに研究され尽した感がありますが、これから楽しむ人は、戦略をネットで調べずに、自分でやってみることをオススメします。ゲームは攻略本を読めば楽しいってものじゃないですよね。


※経験の分だけ実力差が出やすいゲームなので、慣れた人が初心者と遊ぶならハンデをつけて遊ぶのがいいでしょう。



すでに長文ですが、以下、ゲームの概要。気が向いた方だけどうぞ。


◼️「お前は山に行け!石材と金塊を手に入れるまで50日、頑張って働いてくるんだぞ!」


あなたは部族の長となり、森や山、街や神殿に労働者を送り込みます。彼らは帰還するときに、食料や資源を持ち帰ることができます。そうして労働者の派遣と帰還をくり返して、手に入れた資源で建物を建てたり、物々交換したり、神に捧げたりしながら、260日後(26ラウンド:ボード上の大きな歯車が1周するまで)に、最も繁栄した一族になることを目指します。


手番では「労働者をどこかに派遣する」か「どこかの労働者を帰還させる」の ”どちらかを”・”必ず” 実行しなければなりません。

「労働者の効果は(派遣してすぐではなく)帰還させる時に得られる」というのがポイントで、このゲームのちょっと珍しいところです。これによって、どこに労働者を派遣して、いつ帰還させるのか、計画性が非常に重要になります。


労働者は派遣期間(歯車の上に放置する時間)が長いほど帰還時の効果が強くなるのですが、労働者の人数や食料、他プレイヤーとの兼ね合いもあり、なかなか全員を長期派遣するわけにもいきません。どこかに短期派遣をさせながら、どこを狙って長期派遣を送り込むのか。短期と長期を効果的に使い分けることにも頭を使います。



◼️「おお、神よ!こんなに水晶ドクロを捧げたんだから、勝利点をくださいよ!!」


勝利点の獲得方法は大きく分けて「神様から気に入られる」か「勝利点をもらえる建物を建てる」かの2つなので、ゲームはそこに収束していきます。また、四半期ごとに訪れる決算日までに労働者の食料を用意する必要があり、その準備も必要です。決算日直前になって「ああッ、食料が足りない!」と気付いても、そこから食料を手に入れるには時間が足りない場合がほとんどなので気をつけてください。

そんな調子で何かとバタバタするので、「いま何をするか」がわからなくて困るということはありません。(何をすれば勝てるか、で悩むことはありますが。)


戦略と勝敗に関わる要素としては他に、4種類の「技術」があります。


・農業(獲得する食料が増える)

・資源採取(獲得する資源が増える)

・建築(建物を建てるとボーナス)

・神学(神殿の効果がパワーアップ)


技術を習得することでアクションの効率が上がるので、当然できるだけ早く上げたいところですが、結構なコストがかかるので全部を上げるわけにもいきません。それぞれの技術がそれぞれの形で勝利点に結びつくようにできていることもあり、「どの技術を上げるのか」は戦略を考える上での1つの視点になります。



◼️一人でやっても、楽しい!!!


時間のかかるゲームなので、なかなか遊び相手の確保に困る、という方は多いと思います。でも、ご安心を。このゲームは一人用ルールこそありませんが、一人二役で遊んでも楽しめます。


むしろ、「自分vs自分」で、ある意味、2倍遊べる。

一人プレイで戦略の研究をしてみるのも、乙なものです。


なお、別売りの拡張セットでは、プレイヤーごとに特殊能力がついたり、四半期ごとの目標が設定されたりと、リプレイ要素が増えるそうです。未プレイですが、拡張無しを遊びまくったら拡張入りもやってみたいなあ・・・。(財布の紐がシュルシュルと緩む音がする)


長くなりましたが、長文を書いてでも紹介したいだけのゲームです。迷ってる方は、飛び込んでしまってもよいのではないでしょうか。

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