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  • 2人~6人
  • 20分~50分
  • 14歳~

アルティフィキウムBluebearさんのレビュー

300名
1名
0
6年以上前

ロシア製の珍しいゲームだというのと、我々のグループ必須の6人プレイ可能という、2つのポイントで購入決定。

本日試してみました。(6人でやってちょうど1時間くらいでしょうかねー)

箱絵には、がっつり魔術師と騎士が描かれているので、もっともっとヨーロッパ系のファンタジー設定かと思いきや、ルールをよく読んでみると、ほとんど地道な資源の生産と、その変換による拡大作業が中心。

地味な感じでロシアの村を発展させてゆくことでポイントを得るゲームでした。

なんだ魔術師も騎士も関係ないやん。

あ、いやいや、拡大生産の最終段階が2ルートあって、魔術師ルートと、騎士ルートなので、ちょっとだけ登場するか。(なぜかどっちも召喚?するのにビールが必要なのは、さすがロシア?笑)

でも何か凄いアクションを繰り広げるダイナミックな展開がある訳ではなく、魔術師の塔や、騎士の城を建てる事が出来れば、最大の8ポイントが一気に入るのに加えて、ちょっと有利なボーナスがある、っていう程度。

なので、とにかく都市発展系だと思えば良いでしょう。

ただ、さすがにロシア感覚。

ちょっと方向性が独特。普通なら、変換していった上位資源を使って、何かの効果を発動させたりするところでしょうが、このゲームはその辺をバッサリ削ぎ落として、まさに『変換』そのものが目的になってるという極めてシンプルな構造。

このおかげで、慣れれば結構プレイ感はお手軽な印象。

↑資源の保有数と変換は、タイルとかではなく、各個人ボード上にカウントマーカーを置くことで表します。変換ルートは矢印で明記してあるのでわかりやすいです。


そして、独特なのが手札の揃え方。

手札を左へ回してゆくドラフト方式は最近の流行りですが、これは場にある6枚から好きなカードとチェンジしてゆく。

当然みんながそれぞれ狙ったカードを奪い合うわけですが、先手番だったおかげで、真っ先に希望のカードを交換できたり、後手番だったからこそ、誰かが出したカードにチャンスが生まれたり、慣れると結構あーだこーだ考える。

「げっ!それ取ろうと思っていたのに!」

「ぐわわっ!欲しいカードがないじゃん!」

「やったー、それ欲しかったの、ありがと」

てな感じ。

これが各ラウンドの前半戦。

こうやって手札を揃えたら、ラウンド後半で今度はカードプレイ。

全員が一斉に一枚カードを伏せて出し、オープン。

このカードに描かれている効果によって次々と資源を上位変換してゆきます。

「製材所」なら「木材を2つもらえる」。

「狩人小屋」ならその「木材」を「食料に変換できる」。

さらに「鋳造所」ならその「食料」を「鉄に変換できる」。

…といった具合。

うまくカードを連鎖させると、じゃんじゃん資源がレベルアップしてゆくのです。(↑主なカードの例。効果はアイコンでわかりやすい。呼び名でプレイしやすくなるように、カード名は直接書き込んじゃいました♪)

各カードにはさらに勝利点も書いてあって、変換するたびにポイントが入り、最終的にはこのポイントの高いものが勝利なので、まさにこの変換をどう繋げるかを必死で考えるゲーム。

…と、これだけだと他者との絡みの少ない展開に落ち着いてしまうところですが、さらにここに仕掛けがあって、手札の中にはほんのりとお邪魔カードが含まれており、やりようによってはかなり悪どい妨害ができる。

ここがどこまで許容できるかで、評価は変わるかもしれないですね。

何せ、手札を連鎖させる事が最大の狙いどころなのに、下級資源限定だけど、大切な資源を奪う「泥棒」とか、手札を1枚奪う「開拓」とか。

お分りですよね(^◇^;)

起点になる資源を奪われたり、途中段階の変換カードを取られたりすると、せっかくの連鎖計画がパーになってしまうのです!

この辺も好みが分かれるかなぁ。

さすがに私も立て続けに食らってかなりメゲました。

しかし、このゲーム、手札の連鎖が決まれば、やりようにやっては(先程述べた魔術師ボーナスで、手札のカードが増えたりするので)『ずっと俺のターン!!』ができます。(手札は使える限り、全部使えます!)凄い点数入ります。

これをまさに狙って争うのがこのゲームの醍醐味と言えるでしょう。

これが決まった時の「ドヤ顔」と、やられた側の「シラケ顔」。

だからこのゲーム、よくできていますが絶対好き嫌いが別れますよ。(^◇^;)

そこが納得できる方はぜひチャレンジして欲しいと思います。

軽めのプレイ感ですが、ちゃんと計画立てて運営しないとすぐ行き詰まるし、得点ボードの途中にかなりボーナス資源があったりするので、考える事は地味に多いので、そういったマネージメントを考えるのが好きな人にはオススメです!

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藤森 あつし
Bluebear
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