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  • 1人~4人
  • 30分~50分
  • 12歳~
  • 2019年~
563名
7名
0
7ヶ月前

エイジオブシリーズの1つ「エイジオブサモナー」のリメイク版。テーマがクトゥルフに変更になり、ソロルールが追加されているということで購入してみました。意外とプレイスペースを必要としますが、カードプレイや儀式アクションによる得点行動、カード同士のシナジー等考える要素がぎゅっと詰まっていて非常に楽しめました。


テーマはクトゥルフ神話。主だったところは大体出てきます。神官となって自分の信じる邪神の復活に必要な「狂気」を集めます。魔力や信仰心を使って神の化身や神話的生物の召喚、魔導書解放や儀式を実行していきます。


ソロゲームについては、基本的な動きはそのままに、一部ルール修正で対応します。全15ラウンドのスコアアタックになります。より狂気=勝利点を集めることが目的です。ランクは見習い神官から教皇まで6段階です。


カード類は5色に分類。神話的生物や魔導書等。1枚しかないものもあれば4枚あるものも。左上に色と魔力・右上に逆三角の影響力、下部に能力、右下に「狂気」(得点)が描かれています。


セットアップ(ソロ)

①カード全てをシャッフルし山札に。そこから15枚を裏向きにとって「カウンター」とします。

②山札から6枚を手札、1枚を表にして場に出し、最初の「魔力」とします。

③狂気カウンターは0(ディスクを置く)、信仰カウンターは1(トークンを置く)

これで完了。


ゲームの流れ(ソロ)

⓪カウンターフェイズ(ソロのみ):15枚のカウンター山札から1枚左詰めで魔力置き場に置きます。


①供物フェイズ:自分の手札からカードを1枚左詰めで魔力置き場に置きます。

※後述の「儀式」アクションを行う場合、右2枚のカードの合計値に対応するアクションを行うので注意。「召喚」の場合は色をコストにします。


②アクションフェイズ:次の3つのうち1つのアクションを実行します。

1)神話生物1体の召喚:手札から1枚選択し、コスト(カード左上記載の魔力)を魔力置き場から捨て札にすることで召喚。召喚時アクションがあればここで適用。

【例:ネクロノミコンを場に召喚。必要コストは黄と緑が1つずつ。魔力置き場にある「イタカ(黄)」「ダゴン(緑)」を捨て札にする。これで今後ネクロノミコン効果で召喚コスト緑1つ軽減】

2)瞑想:手札2枚山札から補充。プレイ済みカードに瞑想時アクションがあれば適用。

3)儀式:魔力置き場にあるカードの右側2枚の数値の合計に対応したアクションを実行。

※儀式アクション一覧が人数分ついているのでわかりやすい。プレイ済みカードから狂気を得る「秘法」、手札リセットの「祈祷」、信仰と魔力を得る「祝祭」等7つのアクションがあります。

【下の例だと3と2で5。錬金を行います】


③手札補充フェイズ:山札から2枚引き、1枚を手札、もう1枚を捨て札にします。(ソロのみ)

これを15ラウンド(カウンター15枚が切れるラウンド)までやって終了。得点計算してランク認定です。

【終了時。82点で6ランク中4番目の「司祭」でした。】



カード効果について

カードは5色×6種類(色毎に共通ではない)=30種類の効果があります。一部ご紹介。

〇召喚コストを下げるもの。各色あり。

〇ゲーム終了時に召喚したカードによって得点を得るもの

〇各儀式に加点や追加ドロー等影響を与えるもの。

〇連続召喚したり追加得点を得たり、召喚時に影響のあるもの。

こんな感じで様々。


感 想

アートワーク等:個人的には元作品サモナーの方が好みのテイストですが、これはもう好みの問題。割とおどろおどろしい系なのでダメな人はダメかも。フレーバーテキストも充実しているので読むだけでもちょっと面白かった。

収納:箱が上蓋くっついてて、中仕切りもあり。綺麗にしまえます。スリーブつけなければ。付けるなら別箱が必要。100均のはがきケースとかだとボードも取説も入れられて便利。

システム:得点行動が「神話的生物等の召喚による素点(終了時加算)」「儀式:秘法や研究による狂気の獲得」「カード効果による加点(条件下即時・終了時両方)」といったところ。

やることはコスト払って手札召喚、手札補充、数字参照して儀式の3択×15ラウンドではあるんですが、いつ何をやるのかの割り振りが非常に悩ましい感じでした。召喚しないとはじまらないし、手札補充のタイミングもあるし、何だかんだ儀式やらないとだし、カウンターは15枚しかないし。そんな感じ。

召喚コストが重いものは各種魔導書による軽減、魔力置き場があふれているタイミングに上記アラトク=ナグアを召喚して加点したり、ロイガーとツァールが早く出せたので5色セットをひたすら作るとか、色々な得点行動を考えるのが非常に楽しい。カード効果を組み合わせて毎ターン得点のエンジン組むのもできたりします。


ということで、ソロでも楽しめる1作でした。箱サイズ・カードゲームということを考えると、思ったよりプレイスペースを必要とするところがちょっとネックかもしれませんが、機会があればお試しください。

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