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ヴィーナスヴァーサス:基本拡張セット 闇の魔王Venus Versus: Yamino Mao

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  • ヴィーナスヴァーサス:基本拡張セット 闇の魔王の画像

星7

軽〜中量級を中心にプレイするゲーマーの感想です。ボードゲーム会にて5人で遊びました。2026年6月にプレイ。



【どんなゲーム?】

手札からカードを1枚選び、同時に公開して数字比べを行うタイプの、多人数対戦型カードゲームです。

『闇の魔王拡張』を入れることで新たなカードが追加されます。TCG(トレーディングカードゲーム)のように無限に買い足す必要はなく、このセットだけで完結する仕様になっています。


【感想】

ベースはシンプルな数字比べですが、そこに少量のカード効果で味付けし、絶妙なバランスでゲーム化に成功しています。

特に、カードバトルの処理にありがちな「複雑さ・ややこしさ」を上手く単純化できている点が好印象でした。例えば、基本は「数字」比べだけで判定し、もし「数字」が同じだった場合(タイブレイク)はその時だけ「属性」が利用されるなど、処理がスムーズになる工夫が垣間見られます。


ゲームは3ラウンド×5回プレイで、1ラウンドごとに2枚ずつ、各ラウンドの始めにカードパック(TCGのブースターパックを模した袋)で支給されます。


なので、3ラウンド目には計6枚が追加された状態でデッキを構築する事になります。(カードコスト上限(合計18)までカードを積めるが、実際にプレイできるのは5枚だけ。)

この段階的なカードの追加により、特殊効果によるギミックを仕込む面白さを備えつつ、カードの枚数が徐々に増えるのに合わせて理解も進むため、対戦相手のカードもなんとなく覚えていられる程度の情報量に収まっています。

(なお、私はTCGはほぼ未プレイの人間で、カードのテキスト盛り盛りのゲームはニガテなのが前提にあります。)


なお、支給されるカードパックはチャック付きになっており、再利用して簡易的に再封できるよう工夫されています。開封時に手切りした痕跡は残るものの、改めてパックからカードを引く雰囲気を擬似的に味わえます。(もちろん、新品を最初に開封する瞬間の高揚感には劣ります)

という感じに、擬似的なTCG的な演出はあるものの、際限なくカードを追加購入させる形式ではなく、ひとつの拡張というコンポーネントの形でゲームが完結するため、お財布に優しい設計と言えます。


以上のようなゲームデザインから、戦術にはカードの引き運が強く影響します。TCGをオマージュするゲーム性なので、そういうもんだと割り切ってプレイすると良いと思います。


軽いデッキ構築、そしてカードのプレイ順によるシナジーの面白さに特化したつくりで、学習コストが低くて遊びやすいと思います。

ただその分、複雑性に期待すると肩透かしを喰らうので、「オープン会などで軽く遊ぶためのTCGライクなゲーム」というポジションで真価を発揮する事でしょう。

身内でガッツリとカードゲームを遊ぶなら、別のものが良いかもしれません。


アートワークについては、「日本人の考える美男美女の美麗なイラスト」です。個人的にボードゲームに求めている絵柄とは少し異なり、よくあるTCGの絵柄に近い雰囲気です。ゲーム性にはマッチしていると思います。


【まとめ】

⚫︎良い点

バトルのスマートな単純化: 属性の扱いをタイブレイク判定に限定したことで、処理の煩雑さを抑えつつ数字比べのゲーム性を成立させている。

段階的なカード追加: 1ラウンドあたり2枚ずつの追加というペースが心地よく、TCG未経験者でも相手のカードを含めた情報管理がある程度は可能。

コンポーネントの完結性: 買い足しの必要がない固定の拡張形式であり、チャック付きのカードパックによる再利用への配慮もある。


⚫︎気になる点

カード運の強さ: デッキ構築やゲーム展開において、カードの強さに依存する割合はかなり高い。


⚫︎悪い点

特になし。 


デッキ構築の仕掛けの面白さと、処理の軽快さを両立させた、初見でもサクッと遊べる多人数対応のカードゲームです。

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  1. 投稿者:おとん
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作品データ
タイトルヴィーナスヴァーサス:基本拡張セット 闇の魔王
原題・英題表記Venus Versus: Yamino Mao
参加人数2人~4人
プレイ時間15分~30分
対象年齢10歳から
発売時期2026年~
参考価格3,500円
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