ヴァドラン・ガーデンVadoran Gardens

みんなそれぞれヴァドラン寺院の庭を手入れしよう！毎ターン配置できるタイルに制約があり、庭の幅も決まっているぞ！なおかつお庭のそれぞれのエリアにはにはケモノや花などドレスアップするものを3つ以上配置しないと評価されないぞ！

ゲームシステム的には箱庭型タイルプレイスメントゲームなのですが、とにかく制約が多いです。
まず、庭として配置できるカードは３×３の要素が描かれておりさらに3種類のエレメント(青・赤・緑)のうち何種類かが描かれています。
これを毎ターン1枚手札に加えて手札から1枚配置するのですが、配置するときの条件が毎ターンカードで指定されます。例えば特定エレメントが描かれているカードしか配置できない、といったように。
この制約が次ターンどういうものが来るかは次ターンに獲得可能な庭カードと共に公開情報となっていますので、先を見据えたカードテイクが必要になります。

そして、カードの配置は直前に配置したカードに最低1要素はラップするように配置しなければならず、配置されたカードの上端から下端までは5マス以内に収まっている必要があります（面倒くさい）。例えばイメージの写真は花が3つあるエリアと噴水が6つ(以上)あるエリアは連続したエリア数が得点になりますが、ケモノは単体でしか存在していないので得点になりません。

また、カードに描かれた３×３のマスの要素は草原、土、水、荒れ地に分けられておりゲーム終了時にこれらが連続して接しているエリア数が得点になる可能性があります。
この要素にはイラストが描かれている（ケモノ、花、噴水）ことがあるのですが、ゲーム終了時に連続するエリアごとにこのイラストが3つ以上含まれていないと連続したエリア数を得点として換算することができません（鬱陶しい(笑)）。

他にも細々としたルールはあるのですが、最低限のルールだけでも理解は簡単ですが実際にプレイすると色々とやりきれない気持ちになります(笑)
もどかしい気持ちを抱えながら最善を尽くすプレイが求められるゲームです。その分うまくいったときの快感は筆舌に代えがたいものがありますが。
これが対象年齢8歳以上というのは絶対噓でしょう。確かにプレイはできるけど、何をすればいいか分からないと思います。
ただ、ゲーマーであれば機会があれば一度はプレイしてみることをお勧めします。
個人的には「ケモノは裏切るが花は裏切らない」と思っています(笑)