レース・フォー・ザ・ギャラクシー：嵐の予兆マクベス大佐＠Digブログさんのレビュー

RFTGの最初の拡張セット！目的タイルの登場で、宇宙開発の競争感がアップ！

【内容物】

　『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』の最初の拡張セットです。同梱されているものは以下の通りです。

１．追加の初期ワールドと追加カード数枚

２．特定条件を一番最初に達成した人に与えられる目的タイル

３．ソロプレイ拡張

４．5人プレイにまで対応（追加のアクションカード7枚）。

５．初版の弱いカードの上方修正カード（第二版では基本セットに同梱）

　以上の５つが同梱してあります。最近再販された第二版を買った人には、５は基本セットに入っています。第二版を持っている人は１～４を目当てに買うことになるかと思います。それぞれざっくり触れていきます。

【追加のカード】

　基本セットより多様な戦術が取れるようになったと感じました。その代わり、プレイの難易度は上がっています。まずは基本セットに慣れるところからスタートしても良いかと思います。

　もう少し具体的に言うと、緑・黄の商品が使いやすくなり、軍事も上方修正されたと思う内容でした。

【5人プレイ】

　BGGの統計に16％の人が非推奨な程度です。まあまあ良いみたいです。対応人数が増えることは悪い事ではないと思います。

【目的タイル】

　特定条件をいち早く達成した人にボーナス点が出るやつです。現代ゲームにはよくあるやつです。

　強いので、プレイの自由度を狭めています。慣れると不要の意見があるほど。どちらかというとゲームを易しくする要素です。初心者向けの要素でしょう。

【ソロプレイ拡張】

　未プレイです。英語版を買ったので翻訳が面倒なので放置しています(笑)。これを遊びたい人は日本語版を買うことをおススメします。

　そもそも、ソロプレイ拡張は現代となってはイマイチですね。ボードゲームアリーナやスマホ用アプリで遊べるので、あまり実用性はないと思います。聞くところによると勝つための難易度は高いみたいです。

【個人的な評価】

　ゲームバランスの見直しは大きいです。より本作を楽しみたい人には、必須拡張だと思います。2000プレイ以上やり込んだ友人曰く、基本セットと『嵐の予兆』の組み合わせはかなり良い組み合わせとのこと。目的タイルは慣れたら抜くことを推奨とのことでした。

　反面、ソロプレイ拡張はちょっとルールが複雑に思います（少なくとも翻訳が面倒で放置するぐらいには）。そこまで大変な思いをするぐらいなら、ボードゲームアリーナやスマホアプリで対戦相手を探した方が良いと思います。

　推定プレイ回数は20回ほど。全てボードゲームアリーナで遊びました。基本セット100プレイぐらいしていますが、『嵐の予兆』入りはまた別の難しさがあります。シンプルなゲームを好む人は基本セットだけでも十分満足できるかと思います。個人的には基本セットでじゅうぶんお腹いっぱいです。

　ボードゲームアリーナで遊べるので（卓立てにはプレミアム会員が必要）、気になる方は是非プレイしてみてください。

　基本セットは再販されました。けど、本拡張セットはまだ再販されていません。第二版の基本セットが好評だと思うのでそのうち再販されると思いたいですね。日本語版はプレミアがついているので、再販を待てない方は英語版をお求めになるのが良いかと思います。