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  • 3人~5人
  • 60分~90分
  • 12歳~
  • 2015年~

ポンジスキームatcktさんのレビュー

446名
0名
0
約7年前



金融詐欺を扱ったゲームです。
借金を返す、というゲーム要素をメインに持ってきたゲームです。キリキリする胃に打ち勝ちましょう(ぇ

▼ゲームの概要

ゲームは大きく5つのフェイズに分かれます。
1.お金カードとタイルを取る
2.タイルのやり取りを行う
3.スタートプレイヤーの変更とカードの破棄(1枚)
4.暴落チェック
5.支払い

これを繰り返して、誰かが破産したタイミングで、タイルから得られる得点が高いプレイヤーが勝ちます。

まずはタイルとお金カードを取ります。
タイルは4種類あり、同じ種類をたくさん集めた方が得点が高くなります。

お金カードには数字が3つ書いています。大きな数字はもらえるお金を指します。下にある小さい数字は返すお金です。3-5の数字がその横に書いています。これは支払いのターンを指します。動き的には取ったカードは六角形のボードの該当する数字のところに置きます。

次にタイルのやり取りを行います。お金を握って、誰かにタイルのやりとりを仕掛けます。タイルは3枚まで手番で取れますが、4枚目以上は他のプレイヤーから譲ってもらうしかありません。ので、案外重要です。

スタートプレイヤーが変わって、場札を1枚捨てます。

さて、暴落のお話です。
お金カードには赤いカードが混ざっており、それらがプレイ人数分、場にたまったら暴落します。暴落は後で出てきますので、ここでは置いておきます。

最後に支払いです。

6角形のボードを1つ時計回りに回します。こうすることで、各カードの前にある数字が1つ減ります。平たく言うと、支払いへのカウントダウンです。矢印のマスに来たカードの支払いをする必要があります。ここで支払えないと破産です。
さらに、この支払ったカード。借金ではないので、すぐに「3-5の数字の位置に移動します」。つまり次の支払いのために移動するのです。消えない借金です。

これを繰り返します。


▼プレイの感想

借金すること自体に慣れている人はあんまりいないと思いますが、すごくはらはらどきどき(いろんな意味で)するゲームです。
というか、胃が痛くなります。
少額の場合は、収入も小さいですが、支払いも小さいです。ですが、40-50ぐらいから加速度的に支払うことになります。

これはどういうことかというと、そういう金融詐欺が1919年頃に起きていたのです。豊田通商も似たような感じです。

つまり、儲け話を持ち掛ける。それを預かるんだけれど、それは別の支払いに充てる。もちろん、それのために新たな投資を持ちかける。
これを繰り返してお金を多くなっているように見せかけるんですね。やったねっ!

余談ですが、このゲーム、最初は何も持っていません。お金すらありません。つまりプレイヤーは失うものはないのです。多分、きっと。

そういえば、遊んだ一人が言っていました。私たちは詐欺師ではなく、ゲーム自体の詐欺の被害者なんだ、とかなんとか。

プレイ感はこのゲーム特有だと思います。蒸気の時代で借金地獄を経験している人は、是非このゲームを。あれの比じゃないです。黒字収支なんて絶対来ないんですから…

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