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  • 2人~4人
  • 20分~30分
  • 8歳~
  • 2019年~

エレベータ前でとしぞーさんのレビュー

621名
4名
0
5年弱前

   ルールが解りやすく1ゲームも20分前後で終わり、それでいて程良いジレンマが味わえるという小箱ゲームのお手本みたいな良いゲームでした。


   ゲームの内容はとても簡単です。

「自分の手番で2枚の手札のうち1枚を3ヶ所あるエレベーター前の何処かに配置して山札から1枚補充して手札を2枚にする」

これを山札がなくなるまで繰り返して得点計算で一番高得点だったプレイヤーが勝利となります。

各プレイヤーはゲーム開始時に担当色が決められており、その色に応じたカードがエレベーターカード下部に記載されている配置にいる場合その得点が貰えます。

また各エレベーターには「特定のキャラは得点が2倍になる」というルールがあり、カード上部に記載されているキャラは貰える得点がなんと2倍です。

例として上の画像の一番下のエレベーターでは、赤プレイヤーに3点、緑プレイヤーに6点(3点×2倍ボーナス)、茶色プレイヤーに10点(5点×2倍ボーナス)が入ります


   さて、ここまでの説明だけでは先に並べた人が圧倒的に有利なだけになってしまいますが当然それだけでは終わりません。

このゲームの各キャラクターには「割り込み能力」というものがあり、特定のキャラの前に「強制的に」(ここ重要)割り込む事が出来ます。

例えばグランパは女の子の前に割り込む事が出来ます。

その為先ほどの画像のエレベーターでは後々こういう事が起こったりします。

   茶色の女の子の前に青のグランパが割り込む事で、茶色プレイヤーはポイントが一気に0点、逆に青プレイヤーは5点入るようになりました。

この割り込み能力のおかげで常に「高得点狙えると思ってたら一気に0ポイントに」みたいな展開が付き纏います。

逆に負けてるプレイヤーも一発逆転が狙いやすくハラハラした展開が楽しめます。


   また、キャラの中には「迷い子」という特殊な子もおり、この子の能力は「同じ列の同じ色のキャラを自分の後ろ=最後尾に移動させる」という凶悪なものとなっております。

   上の画像では緑の迷い子が並べられた事で緑の女の子はこの後最後尾まで連れ去られ、悲しいかな緑プレイヤーもまた0ポイントとなってしまうのでした。

またこの他にも「同じ列に同じキャラが3人集まると、その列のそのキャラが全員取り除かれる」というカフェルールなるものもあり一筋縄ではいかない内容となっています。


   ここまでだけでも充分面白いゲームとして成り立っているような気がしますが、このゲームにはさらに「カードを引く時のジレンマ」が備わっています

実はこのゲームには手札を補充する時の山札が3ヶ所存在します。

しかし「3ヶ所あったとしても何処から引いても同じでは?」と普通思うかもしれませんがこのゲームのカードはちょっと特殊なカードになっています。

   そうです、キャラ絵の反対側がキャラの色と同じ色になっており何色のカードかが解るようになっているのです。

なので青のプレイヤーが「自分の得点を伸ばしたいから青キャラカードが引きたい」と思ったら、勿論青カードが上にある山札を引く事になるでしょう。

逆に他プレイヤーが青プレイヤーに青カードを引かれたくないと思ったなら、あえて青カードを引いてその青カードで邪魔をする作戦を取る事も出来ます。

またこのゲームは同じ色の同じキャラは1枚しか存在しません(5色×7キャラの全35枚)

その為青のカードが6枚出た後で山札上のカードが青だった場合、そのカードは出ていない1キャラとして捲られないでも確定で解るようになります。

この為終盤に近づくにつれ「どの山札の色のカードからどのカードが引ける確率が高いか」が解るようになっていき、また「各プレイヤーが何のキャラクターを引きたいと狙っているか」等を考えだすと深い読み合いと熱い心理戦が勃発します。

また手札自体も勿論何色のカードかは見えている為「あいつが持ってる青カードはママカードなのか?それとも今山札の上にある青カードがママなのか?」とただ手札を持っているだけでも相手を悩ませる事が出来たりと色々な戦法が考えられます。



   基本のルールは簡単だけど考える事は意外と多く、見た目のオシャレさも加わって幅広いプレイヤーに愛されるゲームではないかとプレイして思いました。

また、2人プレイの場合担当色が1人2色に増えプレイ感も結構変わるらしいのでこちらも近いうちに遊んでみたいと思います。


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