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  • 3人~4人
  • 30分前後
  • 10歳~
  • 2012年~

フィルム・フィクサーFurukawa Sorwhichさんのレビュー

140名
0名
0
7年以上前

映画モノのゲームは数多くありますが、デザイナーが映画を「ビジネス」と見ているのか「芸術」と見ているのかはたまた「娯楽」なのかで随分テイストが変わってくる気がします。

そんな中、このゲームは「プロデューサーの名声」に主眼を置いた作品。色々な映画を手掛けながら最終的に「名声ポイント」を最も多く稼いだ人の勝利となります。「ビジネス」とはちょっと違いますね。

各プレイヤーは駆け出しの映画プロデューサー。

そこそこの資金と自由に使える新人女優を1人抱えています。資金を使って俳優と契約、映画プランの中から「次はこの映画を作ろう」と思ったものに俳優を派遣して映画を撮ります。

それぞれの映画プランには「その映画が生む利益」と「撮ることで得られる名声」が設定されているので、それらを検討しながらです。基本的に娯楽映画は利益を生むが得られる名声は少なく、文芸・芸術的な映画はその逆、というふうに設定されています。

なので理想的でしかもリアリティーのあるプレイは「若い内(ゲーム前半)はポルノ映画(名声がマイナス2!)でも撮りながら資金を貯めて晩年(後半)にその資金を突っ込んで名作を撮る」という流れでしょうか(笑)

俳優陣もそれぞれ個性的な特殊能力を持っており、それらと映画の相性にも注目せねばなりません。「2つの作品に同時に派遣できる『コメディアン』」「共演者1人につき利益を2づつ増やす『名脇役』」「次の手番から俳優の契約金を常に2点減らせる『業界のカリスマ』」などなど。1回の派遣で契約が切れる(捨て札になる)俳優も多いので誰をどのタイミングでどの映画に派遣するのが最も良いのか、思案のしどころとなります。

俺が実際に先日やったやり方だと『ポルノ映画(基本利益6、セクシー女優を派遣するとさらに+2)』に『セクシー女優』『名脇役』『新人女優』『天才子役』『犬』を派遣し、大量の資金と他プレイヤーの聞くに絶えない罵詈雑言を獲得しました。勝つためにそうする必要があったんや……。

また、このゲームの特徴のひとつに『投資』があります。手番プレイヤーの行動を「恐らくこの配給会社の映画を撮るだろう」「俳優と契約するんじゃないかな」と予測して資金を投資して増やしたりするわけですが、予測を外すと一晩で無一文、なんていう逆アメリカンドリームも。

しかし、最初に言いましたが「ビジネス」のゲームではないので、お金を稼げばいいというものではありません。大量の資金で派手な大作映画を撮りまくってたプロデューサーの影でコツコツ地味でも良い映画を撮り続けたプロデューサーが晩年最高の名声を得ていた、なんていうドラマチックな展開もあり得ます。

大差を付けた一方的なゲームになりづらい(後半で逆転もフツーにある)、最後まで気の抜けない、本当にいいゲームです。

もっとプレイの機会を作りたい!

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Furukawa Sorwhich
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