カム・セイル・アウェイ！白州さんのレビュー

7/10

マンカラをベースにしたと言われるパズルチックなボードゲーム。国産作品。

国産作品の中では、かなり洗練されたゲームで、評判の高さに納得の完成度を誇る。

手番では、2枚のカードから、1枚選んで、条件に合わせて乗客を配置していくだけなのだが、ほどよい難しさが素晴らしい。

個人的にはマンカラはあんまり好きじゃなかったが、あれはアブストラクト（抽象的でテーマがない）だから、好きじゃなかったんだなと改めて認識させてもらったゲーム。

弱点・・・というほどでもないが、あんまり2人以上で遊ぶ意味がないのは残念。

他のレビューでも「ソロがめっちゃ面白い！」というものが多く、たしかに何人で遊んでも、実質ほぼソロゲーなので、インタラクションは手札をあげるくらい。まぁ、これはほとんど意味なしてないけど。

自分はボードゲームはインタラクションが好きで、ソロゲーやるなら、デジタルゲームやったほうがいい派閥なんだけど、そんな自分でも、これは面白いと思えたゲーム。

だから、ソロゲー好きとか、最近のトレンドゲームが好きな人はもっと気に入る人も多いと思う。

個人的には、欲を言えば、インタラクション的な何かが、もう少しほしいところだったが、基本はパズルみたいなゲームだし、これはこれでいいのかもしれない。

ソロゲー好き、箱庭ゲー好き、パズル好きの人であれば、ぜひともプレイしておきたいゲーム。

そうでない人も、そんなに好みじゃない自分でも面白いと思えたので、興味さえあればやってみるのもいいんじゃないでしょうか。