マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。
  • 3人~6人
  • 90分前後
  • 13歳~
  • 2012年~

シティ・オブ・ホラー白州さんのレビュー

246名
1名
2
4ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

5/10

ゾンビゲーの隠れた名作「モールオブホラー(恐怖のショッピングモール)」のリメイク。

個人的にモールオブホラーは結構好きだったのだが、リメイクされて、かなりいろいろ変わった。

正直、改悪点が多いので、前作と比較してのレビューとする。

ちなみに、自分はゾンビファンではなく、純粋にボードゲームとして評価するタイプです。まぁ、アメゲーは、無駄に長くて物量が多くなければ、結構好きな方かな。そういう意味で、ゾンビゲーは割とやってるほうだと思う。

モールオブホラーを知らない人はこちらにレビュー書いてあるので、参考にどうぞ。
https://bodoge.hoobby.net/games/mall-of-horror/reviews/6479

まず、変わったところは、プレイヤーによって、持つキャラクターが変わったこと。

前作は「美女(ポイント高いけどゾンビを呼んでしまう)」「タフガイ(バリケード+1)」「ガンマン(投票+1)」3人がメインで全員同じキャラクター構成だったから、ルール説明もシンプルだったけど、今作はなんと、無駄にキャラクターが多い!

それがよければいいのだが、単純に複雑化しているだけで、説明がめんどうくさい!しかもキャラによって得点バラバラだし、前作が平等だっただけにちょっとどうかなぁと感じた。

何しろ、このゲーム、前作は4人残るまで、一生サバイバルしているのだが、今回は4ラウンド終わったら救助がくるというぬるま湯仕様。一応、注射器手に入れてないと死ぬよとあるのだが、結構簡単に手に入ってしまうので妥協感は否めない。

あと、ゲームしててひどかったのが、美女。ルールは前作と同じで、高得点の代わりにゾンビを追加で呼び寄せるキャラなのだが、全キャラ中、1人しか美女はいない!そのため、真っ先に粛清対象にされるw 

モールオブホラーだったら、全員がそれぞれ持ってるから、複数の場所に美女がいたりすると、ゾンビが増えなかったりするので、ある程度、生き残らせる余地はあったが、今作は、恨み買いまくりなので、絶対生き残れないw 

この無理ゲーバランス感は、全キャラユニークをとりあえず導入した結果から生み出されてしまったのだろう(泣)

次に変わったところは、すでに書いたが、4ラウンドでゲームが終わること。

前作は4人以下にならないと絶対にゲームが終了しないので、最初12人いたとしたら、8人は確実に死ぬ仕様だったのだが、今作は4ラウンドで終わりなので、正直ぬるい。ぬるすぎる。

極限状態でどいつに投票するか、みたいな極限マルチみたいなのがこのゲームのウリだったのに、それを潰してしまうとは・・・。

なので、実際に遊んでみると、思った以上に生き残る。そして、最初に持っていたキャラクターで結構勝敗がわかってしまう感はあった。

あとは細かいアイテムとかステージ構成などいろいろな追加要素が加わった。正直、前作が非常にシンプルでまとまっていたので、何度も言うが、説明が面倒くさい。

各エリアもなんかいろいろできちゃう特殊効果満載で、前作のシンプルさ(スーパーマーケットとセキュリティルーム、駐車場の3箇所のみ)が恋しくなってくるほどだ。

そして、最後にこのゲームの最大の改悪点と思われる「移動のルールが単純な同時めくりになっている」という点。

前作は、1人のプレイヤーがゾンビがどこに出現するのかを確認し、そのプレイヤーが他のプレイヤーが移動場所を決める前に表向きにどこに行くかを公開して、みんな決めるので、心理戦や駆け引きがあったのだが、今作は、ゾンビがどこに出現するかを知る人はいるものの、全員裏向きで移動場所出して、そのあと、普通に出現場所知ってる人から移動開始というただの運ゲーと化している。

ここは変えちゃだめだろう!これじゃ、ただのわちゃわちゃ運ゲーだよ!

どうでもいい複雑な要素ばっかり追加して、時間短縮のために同時だしにしたんだろうが、何してくれとんじゃ!

おまけに、前作の豪華なディスクも排除して、ただのカードにしてしまってるし!あの雰囲気が良かったんだろうが!全キャラユニークイラストにしてコストカットしてるんじゃない!

まぁ、前作のルールそのままやることもできると思うので、そこだけ変えてやるのもできるとは思うが。

ぶっちゃけ、ショックが強すぎて、評価4ぐらいにしてやりたいのだが、キャラクターは無駄に個性が強いキャラがたくさんいて(特に「ザ・寿司シェフ」とか、どうみても中華つくってる人にしか見えないのは笑った)、そのネタがウケたのと、無駄に給水塔というほんと無駄なでかいコンポーネントを評価して+1。

まとめると、評価5としたが、ボードゲームとしてみるとかなりおそまつ。ゾンビファンならありというレベル。

ゾンビが嫌いじゃなければ、やってもいいボードゲームだと思うが、それにしても、一昔前のリメイクは、本当に余計なことばっかりする印象しかなかったんだなと思わせられる作品だった(今は素晴らしいリメイクが多くて嬉しい)。

この投稿に1名がナイス!しました
ナイス!
PET
白州
白州
シェアする
  • 27興味あり
  • 16経験あり
  • 7お気に入り
  • 29持ってる
#1
4ヶ月前

前作の貴重な情報ありがとうございます。前作の高い評価に対して、今作の評価がそれほどでもない事に、少し残念な思いをしておりましたが、そんな変更点があったとは驚きました。

今度プレイする時は、『給水塔でゾンビの動きを知ったプレイヤーから先に移動先を公開し、それを見てから各プレイヤーが移動先カードを選んで出す』方式に変えてみようと思います。

心理戦や腹の探り合いは、ある程度情報がないと単なる運任せになりますが、公開され過ぎても逆に画一的な判断になってしまいます。作り手としては難しいところでしょう。

確かに今作は、運任せの部分が多かった印象はあるので、せめてこのくらいは取り入れてみても良いかと思います。

ありがとうございました。

Bluebear
Bluebear
#2
4ヶ月前

コメントありがとうございます。

想像以上に変わってるんですよね。ここまで、改悪されたゲームも珍しいです(笑)

前作に近いルールの『給水塔でゾンビの動きを知ったプレイヤーから先に移動先を公開し、それを見てから各プレイヤーが移動先カードを選んで出す』方式にするだけで、だいぶプレイ感変わると思いますので、もし、よければ、プレイの感想も聞かせてもらえると嬉しいです。

白州
白州
ログイン/会員登録でコメント
ログインする

白州さんの投稿

会員の新しい投稿