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  • 1人~4人
  • 60分~120分
  • 12歳~
  • 2019年~

ブラック・エンジェルリーゼンドルフさんのレビュー

313名
5名
0
11ヶ月前

人類が地球の資源をむさぼりつくして何もなくなったんで新天地を求めて。火の鳥宇宙編よろしく(ノアの箱舟の方がわかりやすいかもしれん)いろんなものをコールドスリープしたものを詰め込んだ輸送船ブラックエンジェルが人が住める惑星へと飛び立たせた。


しかしその宇宙船の操縦を人がやるわけにもいかないので、AIにやらせることに決まったのだが、各国は抜け駆けさせまいと独自のAIを開発してそれらが共同運用させる形でブラックエンジェルの未来を預けることになる。


なんで、プレイヤーはAIになって高い得点を取って人間様に褒められましょうというものとなっている。


まぁ、こんな言い方は何だが・・・自業自得感がものすごくて挙句の果てに、ここまで追い詰められても国家間の暗闘があるのか。


というのは置いておくとして。


行く手は異星人との交流、交易などを通じて新しい惑星に向かうのだが、途中でどこぞの異星人がつくった戦闘AIが脱走してしまって無数にはびこる敵性生物が立ちはだかる。


なので我々AIはそいつらを相手に対処もしないといけない。


というのが背景にあるお話です。



広げると結構な場所をとりますが、演出が凝っているとも言えます。


これがプレイヤー達の操るブラックエンジェルです。箱絵を見るとどうも武装していない輸送船らしく、戦闘は主にAIを探査船に搭載させて張り付く敵を排除していく戦い方をしている。


こちらがブラックエンジェルの船内のコンピューター内、各陣営のコマと各陣営が自由に使えるサイコロがある。


資源を払えば他陣営のサイコロもつかえるが、高い目の数値(最大3)をもっていかれることもある。

なので資源1つを支払ってロックをかけることもできる。


このゲームはまずはアクションをするかリセットするかの二択がある。まずはアクションをす動きをご紹介します。


こちらが初期の個人ボートの状態で左から3列下から3列カードを置いてその色のタイルの効果が発動するアクションができる。

これだと白のみが


赤だと色は関係なく全部発動できる。


その後にコンピューターのダイスから一つをピックアップして、アクションをするのだが、基本は4つに分けられる。


タイル獲得



こちらは先ほど紹介した個人ボードにタイルを置いて強化ができる。

ボードの左端に並べられている中から選べる上の3色と下の黒とが分かれているが、黒は最終得点に関わるもので上は主に資源とかカードとかが増えるものとなっている。


ちなみに黒はどこにおさまるのかというと・・・

基本左からずらされて・・・

この位置に来る。


損傷修理

このアクションコマの上にある赤いカードは外敵であり、現在張り付かれている状態になっている。張り付かれると赤いキューブがそこの場所に置かれ損傷状態となる。実はこの損傷状態、1つなら大したことないのだが・・・



2つ以上になってしまうと、そこのアクションの効果がー1された挙句・・・



アクションが終わったダイス自体に感染してしまう。ちなみにダイスを使い切ると決められた数振り直すことになるのだが、このダイスを取ることになると勝利点が下げられてしまう。


ちなみにこの損傷キューブは獲得するといろいろと利用できる効果がある。ダイスの目をひっくり返したり、個人ボードのタイルを即時起動したりと、取っておくとお得である。


外敵の排除

外敵の排除である。先ほど説明してなかったが外敵が張り付いた状態でそこのアクションをするとそのカードに書かれたコストを支払わないとアクションはできなくなる。他の勢力のAIと争ってはいるとはいえ同じ施設で働いているので、どちらにしても排除しないといけなくなる。

場合によっては倒したことによる恩恵もあったりする場合もある(個人ボードに差す赤いカードがこれになるし、ボーナスタイルとか惑星で勝利点になったりする)


惑星探査


各色それぞれこのアクションスペースはある。

シャトルにコマを乗せて


船外に出て現地星人との交流を図る。


絵柄が同じところを決めたら手札からプレイできる

このカードにはシャトルのコマを置くスペースとこのカードを置いたプレイヤーの置けるスペースがある。置ければ勝利点や資源がもらえる。


カードの中にはそこにアクションダイスを置くことで資源が手に入る場所もありますが、権利はそこにコマを置いてあるプレイヤーのみとなっている。


各カードシャトルが置けるスペースは二つあるので便乗することもできる。ちなみにカードが置かれた周りに外敵のアイコンがあった場合、船は外敵に張り付かれるので注意。


リセット



さて、いよいよ他人のダイスを含めて無くなってしまう時は来る・・・


そうするとリセットというアクションを取って、個人ボードに差してあるカードを回収し、ダイスを振り直す。


するとブラックエンジェルが目標の星に向けて前進する・・・

下にあるタイルをひっくり返して前に置かれ、船は一歩進む。そして画面から消えたシャトルやコマは船に帰還し、カードの所有者の元にカードはわたり・・・

個人ボードの右に差される。これが最終得点計算に大きくかかわってくる。


そのブラックエンジェルがこの目標惑星コマを下に送って切り離されると・・・


目の前に現れ、到達するとゲームが終了する。もう一つは決められた外敵のカードの山が枯渇してもゲームは終了します。


そして最終得点計算で高い人が人間に褒められます。


この流れを見ると思うのだが、BGGで3.84(2023/06/06現在)と重めの割には結構わかりやすくしてあるなと言うのが感想でした。

ぱっと見、この船内と船外に別れたマップや、このごちゃごちゃしてる感じでちょっと抵抗があったりするかもしれません。

だけどカードをアクションしてダイスをピックする、それによって4つの選択肢があるってのがわかるとおもしろいです。


ソロモードもありまして、カードによるBOTが相手になり点数を取り合うのですが、あちこちに飛び立って他星人との交流を深めてきては外敵をどんどん船に張り付かせて来たり、ダイスの数が少ないもんですからバンバン船は進んだりと、それの対処に追われたりと結構楽しめました。


場所も結構とるのですが、ブラックエンジェルのコマの作りといい、できればこんな感じでつなげると絵柄がつながって(ずれてますけど)ワクワクします。


欠点というと


これは別冊にカードやタイルの効果がかかれているのですが

はじめはカードやタイルの効果は確認してからプレイしたほうがいいと思います。カードの説明を多少はしょりましたが、ダイスでアクションすると効果があるものや、わざと視界から消えることによって得られるものまであったりします。しかもそれが左右に分かれて別になっているというのがあったりしますので、そこらへんはルールブックなどで確認をしていただいてプレイしたほうが、最初はいいと思います。


あと、箱がでかいので持ち運ぶのは困難な気がします。


あとこのゲームに関していろいろと調べたり、レビューを読ませてもらったりする中で「トロワシステム」なる単語がちょいちょい出てきたりしてますので、トロワ自体やったことはないのですが、どうやら酷似しているシステムがあるらしいです。


この変わったSFゲーム、機会があったら試してみてはいかがでしょうか。

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