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  • 1人~4人
  • 5分~20分
  • 10歳~
  • 2021年~

アンティークアンフェアじむやさんのレビュー

202名
2名
0
5ヶ月前

骨董品の目利きテーマのカードゲーム。ソロ&2~4人対応。自分のお気に入りの品を推薦するために不要なコレクションを売り払い、品評会で評判を得ることを目指します。ソロは闇市から流れるレプリカを市場に持ち込ませないよう尽力する感じ。改めてやるとやっぱり好きなゲーム。ソロプレイのみですがご紹介です。


概 要

ソロ:レプリカカード12枚を使ってのオートマとの対戦

勝利条件:①得点カウンター4点の状態で1点獲得②得点を5点以上保持③闇市デッキが枯渇してオートマの得点より高い場合 ※2点分の王冠は自分が所有後のラウンドで相手が王冠付きカードを成立されると相手に渡るため

敗北条件:先に上記勝利条件①②をオートマが満たした場合

得点条件:自分が推薦した骨董品カードが必要フォロー数を集め成立し、かつオートマが推薦した同じ種類の骨董品が成立しなかった場合に、推薦カードに描かれた得点や王冠カード(1種類1枚で2ポイント分。ただし取られたり取り返したり有)を獲得。


コンポーネント

全てカードです。TCGサイズ。箱のサイズがギリギリなので、スリーブをつけると入りません。
箱も含めてアートワークがシンプルに御洒落なので元箱に収めたかった…。(スリーブ付きで外箱ごと別の箱に保管中)

骨董品カード(12枚):時計・ランプ・ティーセットの3種4枚ずつ。カードそれぞれに「プライオリティ(優先度)」「コスト(推薦=カードプレイに必要な捨て札数)」「フォロー数(優先度順に振り分けられる)」「バリュー(必要フォロー数。満たすと得点や王冠獲得)」の設定があります。プライオリティが高いと品物もしっかりしてくる。(左から右へいくほどプライオリティが高くなる)


レプリカカード(12枚):左は骨董品カード。内容は通常カードと同じで、カード上部のプライオリティが通常+4されてる。

王冠カード(3枚):骨董品の種類別に1枚ずつ。獲得すると2ポイント。

得点カウンター(4枚)・サマリー(ソロ用1枚多人数用4枚):カウンターは両面仕様。0ポイントの面と、4辺に1~4ポイントの記載になってて、向きを変えて使います。


セットアップ(ソロ)

①王冠カード3種をとりやすい位置へ。得点カウンターを自分とオートマに1枚ずつ準備。
②骨董品カードとレプリカカードをそれぞれ別の山にする。レプリカの山は「闇市デッキ」になる。
③骨董品カードから5枚を手札、残りを場に並べ「フォロー」とする。

これで準備完了。


流れ(ソロ)

勝利条件・敗北条件を満たすまでラウンドを繰り返します。ラウンドの流れは次のとおり。
※詳細は公表されている取説参照。ざっくり説明です。

①闇市デッキから1枚相手の場に出す。

②推薦:自分の手札からコストを払って自分の場に出す。コストに使ったカードは場の「フォロー」に加わる。※コストは多く払ってもいいとなっています。

【例:プライオリティ4のティーセットを場に出します。コストは2なので手札を最低2枚使ってフォローに加えます】

③まだ手札が残っていたら、①と②を繰り返して手札がなくなるまでやります。

④場のフォローカードを種類別に仕分けして、場に出ている自分とオートマのカードを比較し推薦の成立・不成立を判定します。本物の推薦が成立したら自分、レプリカが成立したらオートマの得点です。

 1)本物・レプリカ共に場に出ているのが1種類かつ1枚:同種フォローカードを全て獲得します。

 2)本物・レプリカ共に場に複数枚出ている:プライオリティの高いカードから順にプライオリティの高いフォローカードを交互に振り分けます。

【※例:自分3、相手5の時計を出して、フォローの場にある時計カードのプライオリティが1・2・4だった場合、相手5・自分2・相手1の順番でカードが振り分けられます】

【下の図で行くと、自分はティーセット・ランプ、オートマは時計・ランプなので、ランプが被っているのでプライオリティ順の振り分けが発生します】

⑤フォローカードに描かれたフォロー数が推薦カードに描かれたバリュー数を満たしている(同数以上)なら推薦が成立。描かれた得点や王冠が獲得できます。なお、レプリカと同じ種類の推薦を行いレプリカが成立したラウンドについては、同じ種類のカードは成立しても得点になりません。

【レプリカの例:時計はバリュー1で得点1(成立)。ランプはバリュー1で得点1(こちらも成立)、2点獲得。さらに今回推薦が成立した時計・ランプのレプリカは次ラウンド以降プレイヤー山札に混ざります】

【自分の例:ティーセットはバリュー3に対してフォロー3で成立。1点+王冠獲得。ランプはバリュー1でフォローも1なので成立はしましたが、オートマも同ラウンドでランプの推薦を成立させているため得点は無し】


こうやってラウンド終了時にそれぞれが勝利条件を満たしていない場合は次ラウンドに。フォローカード・推薦に使ったカード・成立したレプリカカードをまとめて山札へ。不成立のレプリカカードはゲーム中除外します。


最終スコア

勝利条件を満たした後もスコア計算がありまして、除外されたレプリカのバリュー数合計から山札に入ってしまったレプリカのバリュー数合計を差し引いた値がスコアになります。


感 想

基本は出したカードを推薦成立(得点化)するためにフォローを確保するという流れなんですが、コストとして使ったカードがその種類のフォロー数になることや、手札は5枚しかないので何かは諦めないといけないという、最適解をこれでもかと探すゲーム。ほんと良くできてるなと思います。

そして難しい。複数人やってませんが、手札5枚でプライオリティ1~4、レプリカは5~8とまともにやったのでは勝てない(フォロー持っていかれる)状況+カードコストは0~2なので、毎回1枚~3枚での勝負。高プラのカードは求められるバリュー数も大きいので、可能な限りフォロー分散・不成立を狙って除外していくのが正解なのかな。手札の内容によってはどうにもならんこともあるけど。

あと意外と初手で手札にあればだけど、相手と被ってない王冠+得点のカード1択で成立させて3点確保って強いのではないかな。場合によっては相手も王冠+1点カードだったりするし、後述のスコアも伸びなくなるんで要検討になりますが。

何とか勝利できたとして、スコア。これプラスに持っていくのも難しい。大体勝負がつくのに3ラウンドやったとして、推薦成立同士討ちじゃなく不成立を狙わないと伸びないんですが、難しいですね。

そんな感じで、1枚目のレプリカと手札で悩み、手札枯らせてなければ出てくる2枚目のレプリカで更に悩む。そんなゲーム。悩むけどプレイ時間はケリがつくまで10分程度。個人的にはかなり好きです。スコアは諦めた。勝てればよし。

気になった点としては、付属説明書のソロルールがちょっと分かりづらいかな。boothで公開されてるアプリ版(ソロゲーム専用機)の概要説明のが分かりやすかった。併せて無料でアプリ(win版とandroid版)も公表されているので、お試しプレイはこっちも合わせてのがいいと思います。

あとスリーブつけると幅がぎりなので箱にしまえないところ(小箱カードゲームで毎回言ってる)がちょっと残念。

そんな感じです。気になった方は試してみて下さい。

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じむや
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