蒸気の時代白州さんのレビュー

8/10

ボードゲームデザイナーの総合平均評価ランキング（デザイナーが制作した全ゲームの平均評価）で堂々の1位を獲得した重ゲーの重鎮、ワレスの代表作。

人気ゲームで、他の人もレビューしてると思うので、感想をさっくりまとめようと思う。

2002年とかなり前のゲームで、絶版だったが、2019年にDX版が登場し、だいぶ遊ぶ機会が増えた。

鉄道経営のゲームで、ネットワーク構築とピックアンドデリバリーに加え、ワレスの代名詞ともいえる「借金」が見事なバランスで組み合わさっているボードゲーム。

見た目は面倒そうだが、重ゲーという観点でみると、むしろルールは少ない方で、実際やってみると意外とシンプルな構成になっていて、かなり遊びやすく、極端に言えば、特定の色の荷物を同じ色の目的地に運ぶだけのゲーム。

ちなみに自分の線路を使ってもらうとお金がもらえるので、陣取り要素も重要なところも面白く、逆に一度のミスが敗北につながるスリルもたまらない。

何より、凄まじいのが、拡張やらファンメイドやら、恐ろしい数のマップが存在しており、このゲームだけを一生遊んでいる人やゲーム会も存在することが、このゲームの人気を裏付けているといえる。

ワレスのゲームは「ブラス」が個人的に1番だが、それと並ぶ面白さを持つゲームといっても過言ではない。

また、自分はノンリプレイヤーなので、何回も同じゲームを遊ぶスタイルではないのだが、毎年１回は遊びたくなってしまう面白さはあるゲーム。

ボードゲーマーを語るなら、ぜひとも１度は遊んでおきたい名作なのは間違いないだろう。