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  • 1人~4人
  • 5分~999分
  • 12歳~
  • 2017年~
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約5年前

攻略法は死んで覚えろ! 高難易度サバイバルアドベンチャー

 

かつて訪れた謎の「第7大陸」の呪いにより再びその地に引き寄せられた冒険者が、その呪いから解放されるべく探索していくという設定のサバイバルアドベンチャー。


各エリアはタイル状のカードで構成され、ゲームブックのように、物品や地形、アクションに記された番号のカードを引いてイベントを解決していくというシステム。

サバイバル要素としてはアイテムのクラフトや、食料の調達による体力(デッキ)回復、イベントで付与されたケガや精神不調などのバッドステータスの治療など。


プレイヤーの体力はアクションデッキで表され、行動や判定のたびに引いて捨て札にしていって、尽きてしまうとロスタイムに突入、今度は捨て札からカードを引き、「呪い」カードを引いてしまったらゲームオーバーとなる。

イベントの成否判定はカードを指定枚数以上引いて(固定の場合もあり)、左の星の数が必要数出れば成功というシステム。半分の星をうまく組み合わせられれば1個分に換算できるのも面白い。
枚数を引くほど成功率は高まるが、デッキの残り枚数は限られているので悩ましい。引いたうち1枚は手札に入れられ、クラフトや特殊能力に使用できる。


このゲーム、自分の中では評価が非常に揺れていて、初見では「何この運ゲー」みたいな感じで半ば放り出していたのだけど、少し時間が経つと「次はいけそうな気がする」とまた箱から出してプレイするのを繰り返し、ようやく(イージーモードで)クリアした翌日には「悪くないゲームじゃないか……?」とも思えるように。

それというのもこのゲーム、リソース管理が非常にシビアで、何度も失敗して罠やリソース回復、成長ポイントを把握してプレイヤー経験値を高め、次のプレイに生かすことが求められているというバランスになっている。


言ってみればビデオゲームのダークソウルシリーズに近い手触りで、リプレイのたびに少しずつ先に進めるようになっていったり、失敗してあっさりすべてを失ったりという点も印象が近く感じる。
(難易度とは違うところでも、プレイを中断する(ボードゲームなのにセーブのシステムがある)と再開時に一部リソースやランダムイベントが復活したりするのもソウルシリーズっぽい)


敷き詰められた広大なマップや様々なイベントのために1000枚近くあるカード数のおかげで、ゲームオーバーのたびに整頓し直して箱に収めるのはかなり面倒で、この手間さえ何とかなれば、もう少しリトライもしやすいのだが……(評価の揺れもほぼこのせい)。


もう一つの難点はやはり言語依存。
ルールブックはBoard Game Geekにファン和訳があるが、膨大な数のカードは英語のままなので、読解力は必要になる。
基本的にはテキストはほぼ短文なのでそれほど苦労はしないが、イベントの要所では長文が提示され、攻略のヒントが謎めいた形で示されるので、しっかり読み解いていかないとクリアは難しい。


長らくクラウドファンディングでのみ入手可能な状態だったが、最近になって余剰分の再販がされたり、コストを抑えたクラシックバージョンも発表されたりもしている。日本への発送も対応していて入手のハードルはだいぶ下がったので、興味がある人はぜひ。

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