- 2人~4人
- 45分~60分
- 12歳~
- 2023年~
1902メリエスリーゼンドルフさんのレビュー
1865~70に発表された「月世界旅行」、「月世界へ行く」という小説をもとにジョルジュ・メリエスの助監督となり作品の完成に携わります。
で・・・この「月世界旅行」とかジョルジュ・メリエスってだれやねん?という話になる。
1900年当時は音声が入らない映像だけの映画、いわゆるサイレント映画と呼ばれるのだが、後にセリフがテキストで差し込まれるようになり、後になって活動弁士という人がセリフやナレーションを入れて盛り上げるなどの演出に発展していくのだが、それは置いといて・・・
この作品自体史上初のSF映画の一つになってたおり、その演出の手法、発想が当時の視聴者の心をとらえたのだという。元々奇術師だった経験と想像力をいかし、アメリカで熱烈な支持を得た。
後の映画人達に多大な影響を与えた作品になったという。
コンポーネントはこちらになります。
プレイヤーのメインとなるのはこのボード部分、このゲームはワーカープレイスメントとなっています。しかし、ほかの人のところをアクション出来ないかというと、置いてあったコマを相手に返せばアクションが可能になります。
ただ、同じアクションはできません。
人数によって持てるアクションコマは違いますが、手持ちのコマを全て置ききったらパスをして回収できます。
目的としてはこちらのカードのシーンを撮影して他のフィルムと繋げて一本にの映画にしていきます。
条件は下段に描かれていて、右は舞台セットと特殊演出、左は配置する役者です。最低限役者は配置しなくてもいいのですが、セットと特殊演出は揃っていないと撮影はできません。
舞台セット
五角形のボードの中心がアクションポイントなり、その周りに黒のコマがありますが、コマの両隣のアイコンが現在使えるセットとなります。ここのアクションではこのコマを右回りか左回りに動かすことができます。
右回りに動かした時だけ上にある映画会社の株券が手に入ります。
ここのボードの上部には特殊効果のカードがもらえたり、新しいシーンカードを獲得できます。
撮影
撮影は主に下段部分にて行われます。役者の立ち位置や衣装を用意して、特殊セットが合わなければ手持ちから交換できます。
そして役者の色と場所に応じて勝利点が入ります。
そのカードに自分のチケットが置かれたら撮影が終了したことになります。
これを6回行ったらゲーム終了のフラグが切られます。
シーンの結合
撮影したシーンのフィルムを繋げないといけません。今はデジタルでやっていますが、昔は手作業で切ったり貼ったりしていたらしいです。
ゲーム開始からプレイヤーはすでに1シーン撮影が終わったものが上げられています。
それらを昇順にそった上で、結合部の色に合わせて繋げていきます。タイトルシーンとエンドシーンも繋げられます。
別のアクションで接合部を切ったり貼りなおせたりできます。
着色
当時は白黒だったのですが、元々は色がついています。当時でもカラー技術はあったらしく近年この作品のカラー版が見つかったとか。それでは先ほどのシーンに色を付けてみます。
特殊演出カードの下にある色を使用して。
カードを裏返しにすると色が付き、これで3勝利点が入ります。他のプレイヤーのも着色できますが、されたプレイヤーは株券がもらえます。
制作日誌
制作日誌は左のカードにある赤丸の条件を達成していると右側のトラックがあがっていき、そこにある即時効果や、永続効果を獲得しています。
中には勝利点がもらえるものもあります。
それらを駆使していって撮影をして、シーンを切ったり貼ったりして、その過程を制作日誌にしたためて能力を強化していく。それらを6シーン撮り終わった時点でゲームの終了トリガーが切られ、お互い1手番ずつやったらゲームは終了します。
最終得点
左のタイトルからエンディングまでの中で 固まりになっている枚数Xプレイヤーのチケット数となります。それらを固まりごとに計算します。ちなみにタイトルとエンディングも枚数に入ります。
あとはゲーム中に手に入れた株券のセットコレクションに応じたとくてんを足して、点数の高い人が勝利します。
実際に動かしてみましたが、複雑そうに見えて方向性はちゃんとしていてスッキリとした印象を受けました。セットの取り合い、役者の動かしあう感じ、そして特殊装置を全員で一斉にやる。
それを制作日誌につけていくことで能力やアクションがもらえる。
映画撮影の現場にある、わちゃわちゃした感じが出ていると思います。(まぁ、普通はそういうのはスケジュールをちゃんと組んで計画的にやるものなんですけどね(-_-;))
ちょっと感じたのは、プレイヤー同士で役者の動かすところや衣装を変えるところは結構バチバチしていますが、これだけに終始しているとゲームは進まなさそうですよねぇ・・・
役者の配置が撮影に必要な条件になっていない理由かがこれだと思います。
ただ、シーンを撮影してそのカードをつなぎ合わせて一本の映画にしていく感じは個人的にうまく表現していると思います。
あとこの会社のゲームはシリーズものになっているらしく、過去に紹介した1998同様小箱なんですよね。コンポーネントはゴチャとしているようでちゃんと収納できます。ただしカードにスリーブを入れてしまうと、ちょっと持ち上がってしまいます。
100年以上の映画製作を体験したい方は是非お手に取ってみてはいかがでしょうか。
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