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トリケーリオンTrickerion: Legends of Illusion

レーティングの登録/分布

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その無機的な箱絵から、どことなく近寄りがたいイメージを抱いてしまっていました。

しかしテーマは分かりやすく、イリュージョニストに扮して劇場で公演を開催して名誉点を得るというものです。


イリュージョンとは、手品やマジックの1つのジャンルで、舞台での仕掛け、演出を用いたステージマジックのことです。

人の胴体が真っ二つに切断される人体切断や、人体を空中に浮かび上がらせる空中浮遊、ステージ上から人が消える消失などがよく知られています。

日本では引田天功氏、HARA氏、セロ・タカヤマ氏が有名ですね。


ゲームはカードプロット、ワーカープレースメント、アクションポイントなどの要素をもった比較的オーソドックスなものです。

名誉点を得るためには、劇場でイリュージョンを公開することになりますが、その前にいろいろな準備をしなければなりません。


披露するイリュージョン(人体切断、空中浮遊などの術がカードで表現されています)の獲得には必要な道具を集めなければならないし、公演するための技の準備、劇場の調整も必要です。当然1人ではできないので部下も雇わなければいけない。お金も、諸々入用になるわけです。


カードプロットでアクションスペースを指定し、そのあと順番にワーカーをプレースしていくという少々変わった流れで進みます。

アクションスペースには複数のワーカーが入ることができますが、先に入ったワーカーにはボーナスのアクションポイントがもらえます。

アクションごとに必要なポイントが異なるため、実は最初のカードプロットの段階からしっかりと計算していかなければなりません。


全体的には基本的にはソリティア風であるが、アクションスペースの獲得や公演のための劇場の設定など一部にインタラクションがあります。このへんはやはり現代的な印象です。


システム的には目新しいところはないものの、テーマとメカニクスが非常によくマッチしており、古臭さは全く感じません。むしろ組み合わせ方が新鮮といえます。

見通しも比較的良く、イリュージョンというテーマから想像される流れに沿っているため、初めてでも、何をすれば良いか分からないということはないでしょう。

ポイントとなるのはラウンド初めのプロッティングであり、つまりワーカープレースのプランニングがこのゲームのキーであると思います。


名誉点の獲得は劇場での公演によるものが大半であるため、戦略的多様性についてはもう1つというところですが、さらなる要素を求めるのであれば拡張が複数発売されているため、それに依るということでしょうか。


BGGではウェイト4.2ですが、個人的な感想ではより軽く、3点台中盤といったところです。

テーマが分かりやすいからか、思ったよりあっさりと感じました。もっとも、ベースゲームに含まれる「裏通り」拡張を入れると3点台後半くらいかと。


言語依存は、マジシャンワークブックというリファレンスのようなものと、裏通り拡張で使用するカードに存在します。ただし、このカードの方は和訳が公開されているので、基本的に問題ないでしょう。


日本語版は2020年中にエンゲームズより発売予定となっています。しかし、現在の公開和訳でもプレイする分には支障ないレベルに仕上げることは可能です。


ただ先ほどのワークブックや、トリックカードの名称(空中浮遊など)など、細かい部分が日本語になることでよりゲームのフレーバーを楽しめることは間違いないでしょうから急がなければ日本語版の発売を待つのも良いと思います。


評価7/10  重さ7/10

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  1. 投稿者:maro
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テーマ/フレーバー
世界観/基本テーマ
作品データ
タイトルトリケーリオン
原題・英題表記Trickerion: Legends of Illusion
参加人数2人~4人
プレイ時間60分~180分
対象年齢14歳から
発売時期2015年~
参考価格未登録
レーティング
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10点の人3
9点の人0
8点の人2
7点の人8
6点の人1
5点の人2
4点の人0
3点の人0
2点の人0
1点の人0
プレイ感の評価
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戦略・判断力8
交渉・立ち回り0
心理戦・ブラフ1
攻防・戦闘1
アート・外見7
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レビュー 4件

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