マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。

トリケーリオンTrickerion: Legends of Illusion

レーティングの登録/分布

  • トリケーリオンの画像
  • トリケーリオンの画像
  • トリケーリオンの画像
  • トリケーリオンの画像

その無機的な箱絵から、どことなく近寄りがたいイメージを抱いてしまっていました。

しかしテーマは分かりやすく、イリュージョニストに扮して劇場で公演を開催して名誉点を得るというものです。


イリュージョンとは、手品やマジックの1つのジャンルで、舞台での仕掛け、演出を用いたステージマジックのことです。

人の胴体が真っ二つに切断される人体切断や、人体を空中に浮かび上がらせる空中浮遊、ステージ上から人が消える消失などがよく知られています。

日本では引田天功氏、HARA氏、セロ・タカヤマ氏が有名ですね。


ゲームはカードプロット、ワーカープレースメント、アクションポイントなどの要素をもった比較的オーソドックスなものです。

名誉点を得るためには、劇場でイリュージョンを公開することになりますが、その前にいろいろな準備をしなければなりません。


披露するイリュージョン(人体切断、空中浮遊などの術がカードで表現されています)の獲得には必要な道具を集めなければならないし、公演するための技の準備、劇場の調整も必要です。当然1人ではできないので部下も雇わなければいけない。お金も、諸々入用になるわけです。


カードプロットでアクションスペースを指定し、そのあと順番にワーカーをプレースしていくという少々変わった流れで進みます。

アクションスペースには複数のワーカーが入ることができますが、先に入ったワーカーにはボーナスのアクションポイントがもらえます。

アクションごとに必要なポイントが異なるため、実は最初のカードプロットの段階からしっかりと計算していかなければなりません。


全体的には基本的にはソリティア風であるが、アクションスペースの獲得や公演のための劇場の設定など一部にインタラクションがあります。このへんはやはり現代的な印象です。


システム的には目新しいところはないものの、テーマとメカニクスが非常によくマッチしており、古臭さは全く感じません。むしろ組み合わせ方が新鮮といえます。

見通しも比較的良く、イリュージョンというテーマから想像される流れに沿っているため、初めてでも、何をすれば良いか分からないということはないでしょう。

ポイントとなるのはラウンド初めのプロッティングであり、つまりワーカープレースのプランニングがこのゲームのキーであると思います。


名誉点の獲得は劇場での公演によるものが大半であるため、戦略的多様性についてはもう1つというところですが、さらなる要素を求めるのであれば拡張が複数発売されているため、それに依るということでしょうか。


BGGではウェイト4.2ですが、個人的な感想ではより軽く、3点台中盤といったところです。

テーマが分かりやすいからか、思ったよりあっさりと感じました。もっとも、ベースゲームに含まれる「裏通り」拡張を入れると3点台後半くらいかと。


言語依存は、マジシャンワークブックというリファレンスのようなものと、裏通り拡張で使用するカードに存在します。ただし、このカードの方は和訳が公開されているので、基本的に問題ないでしょう。


日本語版は2020年中にエンゲームズより発売予定となっています。しかし、現在の公開和訳でもプレイする分には支障ないレベルに仕上げることは可能です。


ただ先ほどのワークブックや、トリックカードの名称(空中浮遊など)など、細かい部分が日本語になることでよりゲームのフレーバーを楽しめることは間違いないでしょうから急がなければ日本語版の発売を待つのも良いと思います。


評価7/10  重さ7/10

最も読まれているレビューを表示しました
  1. 投稿者:maro
  • 84興味あり
  • 110経験あり
  • 26お気に入り
  • 68持ってる
テーマ/フレーバー
世界観/基本テーマ
作品データ
タイトルトリケーリオン
原題・英題表記Trickerion: Legends of Illusion
参加人数2人~4人
プレイ時間60分~180分
対象年齢14歳から
発売時期2015年~
参考価格未登録
レーティング
レーティングを行うにはログインが必要です
10点の人3
9点の人0
8点の人4
7点の人8
6点の人2
5点の人2
4点の人0
3点の人0
2点の人0
1点の人0
プレイ感の評価
トグルスイッチを押すとプレイ感()の投票ができます 
運・確率3
戦略・判断力9
交渉・立ち回り0
心理戦・ブラフ1
攻防・戦闘1
アート・外見8
データに関する報告
ログインするとフォームが表示されます

レビュー 4件

386名
2名
0
充実
ずっと欲しかったもののなかなか手に入れる機会がありませんでしたが、この間手に入れられたのでレビューしますマジシャン達による手品の公演をテーマにしたワーカープレイスメント。マジックショーというイメージの通り華やかな印象を持つ大きいボード。基本ゲームでは5週間(ターン)という短...
続きを読む(4年弱前)
勇者
天瀬涼太
天瀬涼太
388名
1名
0
充実
その無機的な箱絵から、どことなく近寄りがたいイメージを抱いてしまっていました。しかしテーマは分かりやすく、イリュージョニストに扮して劇場で公演を開催して名誉点を得るというものです。イリュージョンとは、手品やマジックの1つのジャンルで、舞台での仕掛け、演出を用いたステージマジ...
続きを読む(4年以上前)
maro
maro
221名
0名
0
画像
著名なイリュージョニストとして活躍するプレイヤー達が5週間の間に競い最も名声を得た人が勝者となるゲーム。行動予約制のワーカープレイスでマジックを覚えたり道具の仕込み、ショーの開催を駆使して他プレイヤーと競う。勢力ごとに強弱はあるだろうけれどマジックの覚え方次第でバランスが取...
続きを読む(約5年前)
勇者
ろべると
ろべると
333名
0名
0
画像
マゴリアという都市に魔術の首都で作った歴史上最も偉大な魔術師ダルガードの招待状を受け取った4人の魔術師は彼の高弟になるために魔術を学んで、魔術を公演するための材料を求めて、魔術を助けるための専門家たちを雇用し、劇場での公演を通じて名声を積む。5週間の競演の末に最も高い名声を...
続きを読む(約7年前)
大賢者
ダクリス
ダクリス

リプレイ 0件

投稿を募集しています

戦略やコツ 0件

投稿を募集しています

ルール/インスト 1件

78名
0名
0
プレイヤーはマジシャンになり、ショーを公演して名声を獲得していくゲームです。ワーカープレイスメントゲームで、公演のためのトリックを準備するためにトリックの習得やマジック道具の収集、仕込などを行っていきます。以下は、翻訳したルールブックです。適当&素人翻訳なので必ず原文も読ん...
続きを読む(4ヶ月前)
大賢者
ゴーダ
ゴーダ

掲示板 0件

投稿を募集しています

会員の新しい投稿