あいわなよりみちボードゲームカフェ（2024年3月オープン）さんのレビュー

「手札」と公開情報の「場」で役を作る６枚ポーカー

【ルール】

１・ラウンド前に行うこと

⇒全プレイヤーはハートトークンを１個賭ける

２・自分のターンに行うこと

①以下のうち１つを行う

・勝負をかける（場に３枚カードがなければ勝負をかけられない。相手は勝負をかけられても１手番あり）

・勝負から降りる（降りればハートトークンを追加で失わずに済む。降りなければ自動的に勝負にのったことになる）

・山札から１枚ドローする

・相手の捨て場の一番上のカードをドローする（相手にハートトークンを１つ支払う必要あり）

・パスする

②手札からカードを1枚、表向きで場に出す

③カードをドローしていた場合、手札を1枚表向きで、捨て札に出す

④次のプレイヤーのターン

３・勝負判定

手札と場のカードを合わせた６枚で出来た役で勝敗を判定する。役はサマリーカードで確認。同じ役の場合はカード合計値の少ない方が勝利。それでも引き分けた場合は均等にハートトークンを分配する。ハートトークンに余りが出たら次回持ちこし。

このようにしてターンを回し、賭けに勝ったプレイヤーはハートトークンを総取り。賭けに負けたプレイヤーは追加でハートトークンを払う。賭けに降りたプレイヤーは最初に払ったハートトークンを奪われるだけ。

誰かがハートトークンをすべて失うか、全員が２周スタートプレイヤーになったら終了。

【面白い点】

１・デザインが可愛らしい

２・カード枚数の偏りがあるため、役を作る難易度が独特

３・ゲームが進むにつれて公開情報の場のカードで相手の狙いを読めるのが面白い

【欠点】

１・説明書が分かりづらい

おそらくプレイフェイズ＝メインフェイズなのだろうけど、説明書内で用語の統一が不十分だったりする

２・役が少なすぎる

サマリーの役だけでは物足りない。

３・カードの数字の価値に偏りがありすぎる

特に「１」はお荷物。１枚しかない「１」を使った特殊役もないため、自然と「１、２」のカードがお荷物になっていく

【提案】

ハウスルールになりますが、追加で役を作ると面白いゲームになると思います。

個人的に考えた役と強さ順（本来のルールの役も含んでいます）

①ロイヤルストレート（1～6の連番）

　１・２・３・４・５・６

②６カード（6枚が同じ数字）

　６・６・６・６・６・６　など

③ハイパーストレート（1～5の連番）

　１・２・３・４・５・？

④６ストレート（6枚の連番）

　２・３・４・５・６・７　など

⑤５カード（5枚が同じ数字）

　５・５・５・５・５　など

⑥５ストレート（5枚の連番）

　２・３・４・５・？

⑦オールオッド（全ての数字が奇数）

　１・３・５・５・７　など

⑧オールイーブン（全ての数字が偶数）

　２・４・４・６・６・８　など

⑨３カードペア（同数字の3枚組が2つ）

　４・４・４・７・７・７　など

⑩フルハウス（同数字の3枚組と2枚組）

　３・３・３・５・５・？