時事ネタゲーム　スーパー合体シリーズ白州さんのレビュー

4/10

２種類のゲームが入っているので、それぞれレビューしてみる。

『持続可能な開発目標に関するカードゲーム』

4/10

SDGSをテーマにしたゲームで、ルールブック見る限り、誰かから依頼？されたゲームっぽい。

協力ゲームのような感じのSDGSプレゼンゲーム。

最初にSDGSにそって、１〜１７の「持続可能な開発目標」がランダムに1枚が配られ、それをプレゼンする。

プレゼンする内容はこれまたランダムに２枚のお題が出てきて、ラーメンだのボードゲームだのわりと尖ったテーマがちらほら入っている。

あとは、１人ずつお題にそって、自分しか知らないSDGSテーマを話していくのだが、自分のSDGSの数字（１〜１７）を認識してもらうことを目指す。

ただ、あからさまに持続可能な開発目標をそのまま提唱したり、目標に入っている言葉を使ったりするのはNGなので、いかに相手に伝わるかを考えて話す必要がある。

全員のプレゼンが終わったら、１人ずつ、今回のプレイヤーが話していない持続可能な開発目標の数字（１〜１７）を宣言する。

その数字のカードを誰も持っていなければセーフで、もし、誰か持っていたら、その人と数字を宣言した人は失点してしまう。

ゲームが終わって、失点が少ない人が勝ち。

なので、とにかく自分の持続可能な開発目標を認識してもらうことを目指すゲームなので、ひっかける的な要素はあんまりなく、ほぼ協力ゲームみたいな感じの不思議な作品。

ただ、このゲームのメッセージは明白で、いざやってみると、「あれ？このプレゼンって、これにもこれにも当てはまるよね？」「え？そんな目標ある？」みたいな感じになるので、SDGSのふわふわ感がうまく表されていたと思う。さすがです。

あとは、これまで「SDGSね。はいはい。」といった感じだったが、いざ、このゲームをやってみると、初めて１７項目にしっかり目を通して、考えてプレイしたので、一番SDGSを理解するきっかけになったと思う。

そういう意味でもいろいろすごいなと思った。ゲーム的にはゲームなのか？というレベルなので、ぶっちゃけ２とかだが、不思議なクオリティとSDGSを読むきっかけになったことをふまえて、＋２としておく。

『Fired Torch ～開会奇譚～』

4/10

手持ちのチップを全てなくすことを目指すゲーム。

１人が親となって、カードを引く。このカードには１や１２などの数字が描かれている。

親がカードを確認したら、子が時計回りに、好きな数だけ手持ちのチップを捨てることができる。

ただし、親のカードの数字より、全員の捨てたチップの合計が超えてしまうと、（親がアウトを宣言して）炎上してしまい、責任として、今まで捨てたチップ全てが、チップ合計をオーバーさせた人の元にいってしまう！

あとはこれをくりかえして、誰かがチップ０になるか、９以上のカードが４枚公開されたら終了。

一番手持ちのチップが少ない人の勝ち！シンプル！

ちなみにチップを出すとアウトになるから、ドンピシャ宣言をすることもできるのだが、まぁ、お気づきの方もいるとおり、わかるわけがない（笑）　当然、ミスると炎上の責任は全て自分にｗ

なので、戦略的なものは、ほとんどなく、フェットナップの劣化版に近い。

だから、後半はいかに「アウト」を面白くいうか大会みたいになってましたｗ　これはこれでおもろいけど。

ゲーム的にはかなり微妙なので評価３くらいだが、これも不思議な盛り上がりを見せるゲームなので、＋１としておく。