ステラモノリス午後くまさんのレビュー

タイマンカード召喚バトル

　変わらず単独プレイヤーです。個人的に気になっていた自身初めてのDomina Games作品。「Stella　Monolith」ステラモノリス、タイマンのカード召喚バトル。お行儀良い交互ターン制のコスト消費召喚バトル的な流れです。基本的には2人用ですが、ソロプレイも可能になっていてソロ専用のカードを使い動きが成されるようなシステムが採用されています。プレイヤーは王女となり騎士を従えて対戦相手のライフを先に０にしたら勝ちとなる、割と単純な王道てきカード召喚バトルで馴染みやすい設定です。

　箱サイズが小さめで持ち運びやすい、カードをスリーブに入れると箱ふたは浮きますが収納可能でした。関連アクスタは別売りで、今回雰囲気重視で導入をしましたが結果アクスタはゲームには使用するところなくて草。内容物は、カード類とキューブやらシートやら。うち箱は開封時にはすでに破損しているという残念な感じでした、運搬時にカードが動いて破損につながるあるある、改良できる部分だとは思う。内容物は余分なものがない洗練された印象がある、コンパクトに纏まっている。マニュアルもわかりやすく一通り読んでなんとなく理解できました。

ソロプレイ全景

　ソロプレイ時には、敵キャラはソロ専用3人の王女カードとソロ用騎士カードデッキを使用します。王女3連戦を勝ち抜くとクリア。1敗するとこちらの負けという設定です。アクスタは飾りで無くてもなんら問題ありません、王女がここに配置されているという目安になるくらい、せっかくなので何とか使ってやろうというだけの話。しかし王女キャラはどれも特徴があってかわいらしいわ。キャラクターデザインや設定が好みであれば由り楽しくプレイできるでしょう。

　毎ターン手に入るコストを消費して騎士召喚や秘術を使用して対戦相手を攻撃します。入手できるコストは使用しなかつた分は毎ターン消えてしまうのですが、色置換して一部貯めることもできたり借金して消費することも出来るお小遣い制度のようです、うまく遣り繰りしましょう。カード配置も大切で、配置次第では王女の「祝福」で騎士が恩恵を受ける事もできたりと戦略の要点になっています。しかしながらソロプレイの場合、敵騎士の配置順番が単調に決められている事もあり、攻略容易くなってます。

　騎士の配置はそれぞれ4カ所あり、自ターンに移動したりも出来るようになっています。移動しながら有利な位置で攻撃して王女に攻撃あてたりと読みあいが働くと面白そうではある。ソロではやはり駆け引きが無く、面白味にかけてしまうのは仕方がないところかもしれないです。騎士はカードを重ねることで能力を付加することも可能です。騎士のカードデザインは敵味方共通で個性がなく少し退屈な感じというか印象が薄いです。初回プレイはなんとなくマニュアル読んで進めた事もあり、少し勘違いしていたルールもありましたが、一度プレイすれば概ね理解できます。とりあえずプレイしましょう。

　騎士の召喚以外にも攻撃方法があって、秘術がコスト消費で使用が可能になります。秘術によっては消費コストの割に強力すぎてバランスが微妙なきもする、あくまでソロでしかプレイ経験がないので一概には言えないかもですが。

　敵キャラの王女はターン事に出すカードや行動が決められています。ランダムな動きは無いのでやはり2人対戦とは違い温めの難易度かなとは感じます。次ターン以降の動きはせめて隠匿しても良かったのでは無いかとも思う。王女には先読みの能力でもあるなら別ですが。

　何と無くCランクのカードが出る前に決着できるようにすれば慌てる事もないのかも。当たり前なところではありますが、結局カード運の影響が大きくバランスよく欲しいカードが引けるかで展開もかわります。ソロ用の敵キャラ王女が3人のみということも少し残念、プレイヤーキャラ7人全員分の用意があるとソロも充実したかも。拡張し易い構成であるので、それ次第で上がる可能性ある。

　現状ソロプレイヤーが購入するまでは無いかなと思います、あくまでおまけ的な要素。サクサク短時間で終結するゲーム内容ではあるので、対戦がすきなメンバーでのプレイ機会があれば加えても良いですね。