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  • 3人~6人
  • 180分前後
  • 12歳~
  • 2003年~

ルネッサンスの君主 新版chacoさんのレビュー

42名
0名
0
約1年前
 2003年にWarfrog Gamesが出版した『Princes of the Renaissance』は、『Struggle of Empire』で有名になった「競りによる外交」を導入した最初の作品なので、タイルの内容もシンプルになっています。残念なことに初版の現物を見たことがないため、2016年にMercury Gamesが出版した第二版で、どのように改訂されたのかは不明です。プレイヤーの立場はイタリアにおける有力者の家系となりますが、そのレベルには開きがあります。エステ家は神聖ローマ帝国内のモーデナ公領における君主で、1471年に教皇領内のフェッラーラ公領の公爵位も授かります。ゴンヅァーガ家はマントヴァ公国とモンフェラート侯国を支配しており、モンテフェルトロ家も1443年に教皇からウルピーノ公爵位を授かっています。その一方で、ボローニャのベンティヴォッリョ家、ペルージャのバッリョーニ家、リーミ二のマラテスタ家は、いずれも教皇領内の豪族でしかありません。ゲーム開始時点で、6枚ある家系タイルの競りを行うわけですが、その特殊効果に強弱が設定されているため。経験者と未経験者が混在するプレイでは。無作為に配ることが推奨されています。マップ上には、ミラーノ公国、ヴェネツィア共和国、フィレンツェ共和国、教皇国家、ナポリ王国と言った当時の五大国における首都だけが表示されており、各プレイヤーはプレイヤー勢力以外の豪族(コロンナ家、オルシーニ家、パッツィ家など)や、スフォルツォ家やメディチ家の主要人物達などが描かれた都市タイルを入手することで、そこでの影響力を高めていきます。ゲームは全3ターンで、自分の手番ラウンドでは、8種類ある兵力タイルや背信カードの購入、イベント/都市/教皇タイルの競り、戦争準備と言った行動から任意の1つを実行できます。そして、ターン毎に4枚ずつ用意されているイベントタイルが完売すると、当該ターンも終了します。惜しむらくは、イベントタイルに9人も含まれている芸術家達の登場時期に疑問が残るところや、ゲームで扱う時期を1470〜95年と明記しているにも関わらず、都市タイルには1458年には亡くなっているアルフォンソ5世や、1499年にロマーニャ公となったチェーザレ・ボルジアの妹が含まれていると言ったリサーチの甘さがある点です。とは言え、イタリア半島で戦争の起きなかった時代に、その可能性もルール化している『Sola Fide』は優れたシミュレーションであると思います。
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chaco
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