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  • 1人~5人
  • 30分~60分
  • 10歳~
  • 2020年~

ニューヨーク・ズーじむやさんのレビュー

365名
2名
0
16日前

ウヴェ様的動物園拡大ゲーム。といっても動物は箱絵の5種類(箱側面にペンギン)。うまく繁殖させて動物わさわさに…と思ったら、囲い地(タイル)いっぱいになったら動物と引き換えに施設をゲット。そうやって園内の敷地を何かしらのタイルで埋めることを目指すパズルゲームです。
雑に説明するなら同氏作の「パッチワーク」的タイル配置+「アグリコラ」シリーズでおなじみ動物繁殖。ソロでも多人数でもプレイ可能。ソロプレイのみですがご紹介です。


概 要

テーマ:動物園経営。動物は獲得&繁殖で増やします。アトラクションも設置します。

システム:パッチワーク式タイル獲得&配置+ボード埋めとアグリコラ的ペアの動物繁殖

得点条件:ゲーム中に獲得する得点はなし。ソロの場合はマーカー(ゾウ)がルートを2周するまでにボードを埋めれば勝利で、ゴール(スタート)マスまでの残り歩数が勝利点です。


コンポーネント

個人ボード:うち1枚がソロ用。両面仕様で、それぞれ配置するエリアの広さが違います。写真は簡単な方。右側の緑のエリアが配置不要になっています。上部の動物イラストが最初に獲得する動物コマになります。


時間ボード:スタート地点(赤丸)から時計回りに時間経過を示すマーカー(ゾウ)を時計回りに進めて、動物の絵のところ(水色の〇)にとまれば該当の動物コマを、間の凹部分は動物を配置するタイルを獲得(数に限りがあってなくなったらそこは飛ばされる)、オレンジの動物の絵をマーカーが跨いだ時に該当の動物が2匹以上配置されていたら繁殖(1匹追加)します。

動物コマ:時間経過を示すマーカーがゾウです。かわいい。油性で目とかきゅっと描きたくなる。やらないけど。動物園におくコマは箱絵の5種(ペンギンは側面にいる)。フラミンゴとかチョイスが珍しい。この形の木ゴマあんま見ない。

タイル類:4マス~7マスの4種類。色で区別できるようになっているものの、ちょい視認性悪し。もっとパキッとした色分けでよかったんじゃなかろうか。ソロでは7マスタイル(右端)は使用しません。


施設タイル:遊園地の遊具的な。最大8マス~最小1マス。動物をタイル内いっぱいに繁殖させたらコマを撤去して好きなの獲得&配置。複数人プレイでは早取りになります。


その他:アクションマーカー。0~4の5種。ソロはこれを順番に使用して移動。白のクエスチョンマークは仮置き時に使用。ソロでは使わないかな。それと各動物の3マス分タイル。


セットアップ(ソロ)

囲い地タイルは2つずつトラックに配置(3つのタイルの色が示されているけど、そのうち小さい方から2つ)。自分のボードの納屋エリア(左上)に動物コマ2個を確保、アクションタイル5枚を準備して完了。


ゲームの流れ(ソロ:ざっくり)

ボードスタート地点から時計回りにゾウが進みます。進める数は手持ちのマーカー0~4のどれかを出すことで、該当歩数進みます。止まったところで動物やタイルを獲得、繁殖させたりします。4+は最低四歩。0は足踏み。初手でも使えます。

マーカーは5種使ったらリセット。どれも使えない場合や使いたくない場合、次の動物獲得ポイントまでゾウを一気に進めることも可能です。


囲い地タイル獲得&配置:止まったマスの上の囲い地タイルを取り、自分のボードに配置します。タイルはソロの場合1か所2枚あり、上から取ります。2枚とも取ったところは、移動の際スキップします。

新しい囲い地タイルを置いた場合、必ず自分の持っている動物コマを1~2個置かないといけません。納屋又は他の囲い地、もしくはその両方を選択できます。囲い地タイルだけとっても埋められないよう、別の囲い地から動かすときは最低1匹を残しておかないといけないというルールがあります。


動物の獲得:青丸の位置に止まったら、そこに描いてある動物を獲得します。獲得した動物コマは、①左側の納屋エリア(3マスある)②同じ種類の動物コマのある囲い地③空の囲い地 のどれかに配置します。

このとき②を選択した場合に納屋に同種の動物がいた場合は、囲い地内へ1つだけ動かすことができます。


繁殖:下の写真(左)のようなところは止まらず通過です。通過した場合、該当の動物がタイルに2匹以上配置されていたら「繁殖」することができます。該当の動物コマのいる囲い地最大2か所で繁殖可能です。

1匹だけ増えたコマを、同一タイル上へ配置します。このとき、ボーナスとして別の好きな囲い地で繁殖させる「ボーナス繁殖」ができます。加えて、納屋エリアにいる同種の動物も1匹囲い地に移動できます。


アトラクションへ変換:囲い地が全部埋まったら、該当囲い地のコマを全て取り除き、空いていれば1匹だけ納屋に戻します。その後、好きなアトラクションタイルを1枚取ってボードに配置します。

ゾウがボードを2周(スタート地点に到達又は通過)するまでの間に自分のボードを全て埋めれば勝利。ゾウのいるマスからゴールマスまでの歩数(余った分)が得点です。

【終了時の盤面。動物いくつかどけてしまった後なんで、実際はもう少しいます】


感 想

昨今の動物園系ゲームと比べると動物が5種しかいないのでちょっと寂しい感じに思えるかもですが、実際プレイすると程よく動物が残り、アトラクションに置き換わって見た目も結構いい感じ。

最初に書いたとおりパッチワーク的タイル・動物獲得&アグリコラ他多数ゲームに見られる動物の繁殖。これをうまいことかみ合わせて規定ターン内にボード全埋めを目指すというと、両方のゲーム経験者には説明がしやすいと思います。

移動がタイルで制限されていることや、0タイル(足踏み可能)の存在で、上手く悩ましい感じになっていると思います。ソロは0~4+のタイルによる移動&ゾウさん2周という制限付きなので、上手いこと繁殖活用していかないと成功しない。若干のタイル配置運(凹部分へのタイルセットはランダム)はあるものの、あとは全て公開情報なので、最適解を探してじっくり考える良いゲームだと思います。難しい。

気になった点というか、意外と抜けがちなのが繁殖後の追加繁殖と囲い地全埋めで空いてたら1匹確保ルール。ちょいちょい抜ける。ボードにアイコン化されて描かれてはいるんですが…。

あと終了時の盤面が思ったより動物まみれにはならない(施設に変換されてる)のもちょっと寂しい。かといって盤面全部動物まみれだと大変なので塩梅的にはちょうどいいんでしょう。

ということで、ソロだと囲い地タイルを配置した時点で情報は見えていますが、さすがに全部は読めないのでうまく間の繁殖マスを活用して園内を全部埋める、ハマると連鎖が気持ちいいウヴェ様節の効いたパズルゲームでした。

多人数だと施設タイルの早どりとかあるんでまたプレイ感が違うんでしょうね。パズル系が好きな方には1度試してみてほしいところです。

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つっちー
びーている / btail
じむや
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