マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。
クーポン
売り切れ
ニューヨーク・ズー
  • ニューヨーク・ズー当商品
  • 参考画像
  • 参考画像
  • 参考画像
  • 参考画像
  • 参考画像
  • 参考画像
  • 参考画像
  • 参考画像
  • 参考画像
  • 参考画像
  • 参考画像

「参考画像」は会員が当サイトのデータベースにアップロードした画像です。

  • 1~5人
  • 30~60分
  • 10歳~
  • 2020年~
(3.0)

ニューヨーク・ズー

メーカー:テンデイズゲームズ

日本語ルール付き/日本語版
人気デザイナー、ウヴェ・ローゼンベルクによる明るいテイストのタイル配置ゲーム

プレイヤーは、動物園の運営者となり、飼育するための囲い地を用意し、アトラクションを作り、いち早くボードを埋め、動物園を完成させることを目指します。

手番では、動物や囲い地の獲得を行い、動物は配置済みの囲い地へ、囲い地はプレイヤーごとへのボードに置かれることになります。
より広い囲い地をより多く獲得していくことが勝利への近道ではありますが、動物を効率よく獲得し囲い地を埋めることができれば、ボーナスとなるアトラクションを建設することが出来るため、そのバランスが非常に重要となるでしょう。
ただ、動物駒は種類も多く、ゲーム進行に合わせて条件が揃っていれば繁殖もするため、どの動物駒をどう獲得するかも、考えなければならないのです。

非常にわかりやすいパズル系タイル配置ゲームであると同時に、「動物駒のマネージメント」の要素を巧みに加え、しっかりとしか深みも味わえるようになっていると言えるでしょう。

明るく雰囲気のいいアートワーク、造形が魅力的な動物駒など、ゲームを彩る部分の魅力もたっぷり。
どなたにもおすすめのタイトルになっています。

世界観/フレーバー/アートワーク

レビュー 16件

レビュー
830名が参考
4年以上前

こんなに面白いと思わなかったです。動物コマが、フタリコラの2倍の量入っていました!これもこのゲームの魅力ではないでしょうか。

他の方のレビューが具体的で、参考になったのですが、(ありがとうございます)、たしかに、パッチワークとフタリコラの合体です。

カードは無し。あるのは127個!のかわいい動物と遊園地のタイルと檻だけ。

そしてニューヨークズーは、全マス埋めるジグソーパズルでもあります。

このゲーム、一つの囲い地が同一動物で満杯になると、小さな穴埋め用アトラクションタイルが貰えるのですが、このシステムがジグソーパズルを完成させる鍵となります。

2人プレイ時の最終局面です。


ポイントとしては…

■繁殖は、2つの囲い地(檻)から1匹ずつ増えるので、写真のように、2つの囲い地に同じ動物を分けておく(アトラクションタイルを急ぐ時は分けない)

■そのためには偶数戦略がおすすめ。つまり、一つの囲い地に2匹ないし4匹、そして4匹になったら新しい囲い地に2匹移動させ、また偶数を作る

■4マス(あるいは5マス)の狭い囲い地を取ったら、満杯(オーバーフロー)専用の檻として、動物を移動させよう

■序盤は、囲い地を取っていきたいが、そればかりに時間を掛けると繁殖ラインを無駄にするので、動物たちを早めに2匹にしておきたい

■パッチワークのように大きい面積の檻(6マス、7マス)を多用する戦略も有り得る。ただし、動物をオーバーフローさせるのに時間が掛かるのと、パッチワークと違って、パズル要素を考えないと失敗する

失敗というのは、最終盤に影響があります。変な形を残すとスピード勝負で敗色濃厚です。上の写真で言うと、右下のあと2マスの部分。本当はあと4マスのL字型だったのですが、その形のタイルはもう無く、また、アトラクションタイルの3マスタイルや2マスタイルもなくなり、1マスタイルしか残ってない状態。つまり、あとオーバーフローを2回やり、1マスタイルを2回埋めるしかありません。

一方、後手は、

このような動物の置き方ですと、オーバーフローは早いですが、繁殖が1匹ずつしか増えないので、序中盤は損です。なので、先手より穴が大きく、遅れていて不利ですが…

メインボードはこんな状態。先手の手番。

ゾウさんの5マス先に、薄黄緑色のクランクの形をした囲い地があります。2人プレイですと1〜4マス進めますが、…実は、先手はもう詰んでいます。

このクランクは、後手の穴とピッタリの形で、次の手番で後手がそのタイルを取るのを妨げられないからです。(もしクランクを追い越せられたら、大量の動物でオーバーフローさせやすい先手の勝ちでしょう)

普通は、最終盤は、先手のように穴ぼこを1マスタイルで埋めて終わるケースが多いのですが、このように、大逆転する場合もあります。先手の方が正攻法の戦略で明らかに有利だったのですが…

ただ、後手は偶然勝ったとは思えません。あのクランクを数手前から狙っていて、その形になるようにセッティングしていたと思われます。


接戦になりやすく、最終盤がドキドキできるのもいいですね。

うん、これは、「メルカトル」以来久しぶりにしっくり来たウヴェの「戦略ゲーム」です。「パッチワーク」はもちろんお手軽で素晴らしいゲームですが、もうちょっとややこしい、この「ニューヨークズー」も楽しいパズルですよ!

続きを見る
閉じる
荏原町将棋センター
荏原町将棋センター
レビュー
717名が参考
12ヶ月前

ウヴェ様的動物園拡大ゲーム。といっても動物は箱絵の5種類(箱側面にペンギン)。うまく繁殖させて動物わさわさに…と思ったら、囲い地(タイル)いっぱいになったら動物と引き換えに施設をゲット。そうやって園内の敷地を何かしらのタイルで埋めることを目指すパズルゲームです。
雑に説明するなら同氏作の「パッチワーク」的タイル配置+「アグリコラ」シリーズでおなじみ動物繁殖。ソロでも多人数でもプレイ可能。ソロプレイのみですがご紹介です。


概 要

テーマ:動物園経営。動物は獲得&繁殖で増やします。アトラクションも設置します。

システム:パッチワーク式タイル獲得&配置+ボード埋めとアグリコラ的ペアの動物繁殖

得点条件:ゲーム中に獲得する得点はなし。ソロの場合はマーカー(ゾウ)がルートを2周するまでにボードを埋めれば勝利で、ゴール(スタート)マスまでの残り歩数が勝利点です。


コンポーネント

個人ボード:うち1枚がソロ用。両面仕様で、それぞれ配置するエリアの広さが違います。写真は簡単な方。右側の緑のエリアが配置不要になっています。上部の動物イラストが最初に獲得する動物コマになります。


時間ボード:スタート地点(赤丸)から時計回りに時間経過を示すマーカー(ゾウ)を時計回りに進めて、動物の絵のところ(水色の〇)にとまれば該当の動物コマを、間の凹部分は動物を配置するタイルを獲得(数に限りがあってなくなったらそこは飛ばされる)、オレンジの動物の絵をマーカーが跨いだ時に該当の動物が2匹以上配置されていたら繁殖(1匹追加)します。

動物コマ:時間経過を示すマーカーがゾウです。かわいい。油性で目とかきゅっと描きたくなる。やらないけど。動物園におくコマは箱絵の5種(ペンギンは側面にいる)。フラミンゴとかチョイスが珍しい。この形の木ゴマあんま見ない。

タイル類:4マス~7マスの4種類。色で区別できるようになっているものの、ちょい視認性悪し。もっとパキッとした色分けでよかったんじゃなかろうか。ソロでは7マスタイル(右端)は使用しません。


施設タイル:遊園地の遊具的な。最大8マス~最小1マス。動物をタイル内いっぱいに繁殖させたらコマを撤去して好きなの獲得&配置。複数人プレイでは早取りになります。


その他:アクションマーカー。0~4の5種。ソロはこれを順番に使用して移動。白のクエスチョンマークは仮置き時に使用。ソロでは使わないかな。それと各動物の3マス分タイル。


セットアップ(ソロ)

囲い地タイルは2つずつトラックに配置(3つのタイルの色が示されているけど、そのうち小さい方から2つ)。自分のボードの納屋エリア(左上)に動物コマ2個を確保、アクションタイル5枚を準備して完了。


ゲームの流れ(ソロ:ざっくり)

ボードスタート地点から時計回りにゾウが進みます。進める数は手持ちのマーカー0~4のどれかを出すことで、該当歩数進みます。止まったところで動物やタイルを獲得、繁殖させたりします。4+は最低四歩。0は足踏み。初手でも使えます。

マーカーは5種使ったらリセット。どれも使えない場合や使いたくない場合、次の動物獲得ポイントまでゾウを一気に進めることも可能です。


囲い地タイル獲得&配置:止まったマスの上の囲い地タイルを取り、自分のボードに配置します。タイルはソロの場合1か所2枚あり、上から取ります。2枚とも取ったところは、移動の際スキップします。

新しい囲い地タイルを置いた場合、必ず自分の持っている動物コマを1~2個置かないといけません。納屋又は他の囲い地、もしくはその両方を選択できます。囲い地タイルだけとっても埋められないよう、別の囲い地から動かすときは最低1匹を残しておかないといけないというルールがあります。


動物の獲得:青丸の位置に止まったら、そこに描いてある動物を獲得します。獲得した動物コマは、①左側の納屋エリア(3マスある)②同じ種類の動物コマのある囲い地③空の囲い地 のどれかに配置します。

このとき②を選択した場合に納屋に同種の動物がいた場合は、囲い地内へ1つだけ動かすことができます。


繁殖:下の写真(左)のようなところは止まらず通過です。通過した場合、該当の動物がタイルに2匹以上配置されていたら「繁殖」することができます。該当の動物コマのいる囲い地最大2か所で繁殖可能です。

1匹だけ増えたコマを、同一タイル上へ配置します。このとき、ボーナスとして別の好きな囲い地で繁殖させる「ボーナス繁殖」ができます。加えて、納屋エリアにいる同種の動物も1匹囲い地に移動できます。


アトラクションへ変換:囲い地が全部埋まったら、該当囲い地のコマを全て取り除き、空いていれば1匹だけ納屋に戻します。その後、好きなアトラクションタイルを1枚取ってボードに配置します。

ゾウがボードを2周(スタート地点に到達又は通過)するまでの間に自分のボードを全て埋めれば勝利。ゾウのいるマスからゴールマスまでの歩数(余った分)が得点です。

【終了時の盤面。動物いくつかどけてしまった後なんで、実際はもう少しいます】


感 想

昨今の動物園系ゲームと比べると動物が5種しかいないのでちょっと寂しい感じに思えるかもですが、実際プレイすると程よく動物が残り、アトラクションに置き換わって見た目も結構いい感じ。

最初に書いたとおりパッチワーク的タイル・動物獲得&アグリコラ他多数ゲームに見られる動物の繁殖。これをうまいことかみ合わせて規定ターン内にボード全埋めを目指すというと、両方のゲーム経験者には説明がしやすいと思います。

移動がタイルで制限されていることや、0タイル(足踏み可能)の存在で、上手く悩ましい感じになっていると思います。ソロは0~4+のタイルによる移動&ゾウさん2周という制限付きなので、上手いこと繁殖活用していかないと成功しない。若干のタイル配置運(凹部分へのタイルセットはランダム)はあるものの、あとは全て公開情報なので、最適解を探してじっくり考える良いゲームだと思います。難しい。

気になった点というか、意外と抜けがちなのが繁殖後の追加繁殖と囲い地全埋めで空いてたら1匹確保ルール。ちょいちょい抜ける。ボードにアイコン化されて描かれてはいるんですが…。

あと終了時の盤面が思ったより動物まみれにはならない(施設に変換されてる)のもちょっと寂しい。かといって盤面全部動物まみれだと大変なので塩梅的にはちょうどいいんでしょう。

ということで、ソロだと囲い地タイルを配置した時点で情報は見えていますが、さすがに全部は読めないのでうまく間の繁殖マスを活用して園内を全部埋める、ハマると連鎖が気持ちいいウヴェ様節の効いたパズルゲームでした。

多人数だと施設タイルの早どりとかあるんでまたプレイ感が違うんでしょうね。パズル系が好きな方には1度試してみてほしいところです。

続きを見る
閉じる
じむや
じむや
レビュー
687名が参考
4年以上前

★9(個人的10段階評価)


タイル配置ゲームの新たな傑作!

パッチワークの発展&後継作品


パッチワークの作者でもあるウヴェ・ローゼンベルク氏によるタイル配置ゲームの新作です。


今作のテーマは動物園作り。

自分のボード(敷地)を、緑地タイルで埋めて動物園を作りましょう、というゲーム。

ただ当然「動物園」なので「動物コマ」という要素も入っているのが、パッチワークとの一番の差異ですね。


基本的なルールはパッチワークのそれです。

共通の場からタイルを取り、自分のボードに配置していく。埋めれば埋める程、勝利に近づく。


ただパッチワークと明確に違うのは、今作の勝利判定が点数制ではなく、「早埋め」になっていることです。

個人的にはこの部分が非常にグッド! 今作の白眉!

ゲームが終わってから点数を数える手間もなく、勝利判定が非常に明快で分かりやすいです。

また、誰か一人はボードを完全に「埋め切る」わけで、達成感という部分でも満足度は高いですね。


もう一つパッチワークとの差異は、「動物コマ」ですね。

配置した各タイルの上に、可愛らしい動物のコマを置いて行く要素があります。

一見すると複雑な要素が追加されたようであり、事実これがあることで繁殖やら配置やらの細かいルール部分が明らかにパッチワークより煩雑化はしてしまっているのですが。


ただ、この要素も実は最終的に「動物コマでタイルを埋め切ると、ボーナスのタイルが貰えるよ」という、結局は「タイルを貰える」という結果に結びつく、あくまで「タイル配置のためのボーナス要素」なので、まったく軸がブレません。


これが勝利点形式のゲームなら「ボードの埋め状況」と「動物の配置状況」のかけ算なんかで最終得点を……という感じになるところなのですが。


このゲームは前述したように、あくまで「早埋め」が目的のゲーム。動物コマ達も結局はタイルを生み出すリソースなので、細かなルールの多さに反して、視界はとてもクリアな印象です。動物一杯置いたら、便利なタイルが貰える。本当にそれだけ。


一つ気になるマイナス点としては、緑地タイルの種類が「緑の色の濃さ」で別れているため、セッティング時や片付ける際の視認性が非常に悪いこと。ゲームプレイ中には殆ど関係ないのですが、初期セッティング時や回収時に難儀するので、もう一つ配慮が欲しかったです(まぁかといって色とりどりにすると、動物園感薄まってしまいますが)。


総合的な感想としては、パッチワークにも引けを取らない、タイル配置ゲームの大傑作だと思っております。

細かなルールの多さとかでマイナス点もあるのですが、それでもプレイしていて終始気持ちがいいです。ゴールに向かって、ずっとまっしぐら。勝利判定も明瞭。


個人の好みだけで言えば、現状の目新しもあり実はパッチワークより好きだったりします。しますが、人に薦めるのはパッチワークかなとも思います(笑)。


ボードゲームの入門には明らかにパッチワークの方がいいと思います。

が、この「プレイ感の気持ちよさ」は数あるタイル配置ゲームの中でも傑出しているので、パッチワークが好きな方は是非こちらも遊んでみて欲しいです。


更に評価されていい、本当に素晴らしい作品だと思いますよ!

続きを見る
閉じる
すあま
すあま
レビュー
639名が参考
4年以上前

ウヴェ・ローゼンベルグさんの新作。

一言で言うと「パッチワーク+フタリコラ」です。


勝利条件は簡単で個人ボードの

タイル配置スペースを全て埋めた人が勝ち

と非常にシンプル。


パッチワークと同様にランダムに様々な形の

囲いタイルを置きますが今回はタイルが

明るい緑、緑、濃い緑、暗い緑の4つに分けられており、

一か所につき3枚明るい方から順に

タイルが重ねて置かれます。

色が濃いほどマス数が多く、明るい方が少ないです。


そしてプレイ人数によって変わりますが

基本手番ではゾウのコマを4マス以内の

任意の数進め、タイルを取るか動物を取るか

を選択します。


そしてトラック一周の間に繁殖フェイズが

5回あり、一つの囲いタイル上に2頭以上いれば

2種まで1頭増えていきます。


そして1つの囲いタイルの動物が満員になると

動物を1頭残してストックに返す代わりに

アトラクションタイルを取得できます。

いびつな形の囲いタイルと違い直線や四角

1マスのものなど囲いタイルの隙間を埋めやすい

タイルが手に入り、完全に先着順なので

できるだけマス数の少ない囲いタイルで

繁殖させたいけれども

大きいタイルを取って行かないと

動物園が埋まらない、

囲いタイルを、取るにはそこに置く動物が

最低一匹囲いの外の小屋にいないとダメなので

動物を取るかタイルを取るかも悩ましい

ジレンマが楽しめます。


アートワークも可愛いし木の動物コマも

雰囲気を盛り上げてくれて

ランダムに置くタイル配置によって

運の要素もそこそこあって

言語依存ゼロなので

小学1年と3年の息子たちも

大人と互角の勝負ができます。


ちなみに初戦は長男1位次男2位妻、私でした💦


一つ難点なのは囲いタイルの緑と濃い緑の

色の違いがごくわずかで非常に分かりにくいです。

個人ボードに置くと殆ど動物コマで

隠れてしまうだけでなく視認性が悪いので

カンガルーは赤土の上にいるし

ミーヤキャットはサバンナの黄色い砂の中、

フラミンゴは水辺、

ペンギンと北極キツネは氷の上にいるので

タイルを黄色、赤、青、白、緑辺りから

4色使えば視認性も上がって

囲いタイルの準備と片付けにかかる時間が

1/3以下になって良かったのではと思います…

続きを見る
閉じる
大賢者
BGF(ボードゲームの杜)
BGF(ボードゲームの杜)
レビュー
486名が参考
3年以上前

ニューヨークの動物園を設計するゲーム。

動物園なのに動物が5種類(ゾウを入れれば6種類)しか出ないのはご愛嬌。


ゲームの内容は、皆さんもおっしゃる通りパッチワーク+フタリコラ。パズル要素と繁殖要素を見事に1つのゲームに落とし込んだシステムに感動します。

大きなスペースを囲い地タイル(動物の柵。パズルのピース)で埋めていき、繁殖によって得られるボーナスのアトラクションタイル(遊具や出店)で細かい隙間を詰めていくのが基本の流れです。

積極的に囲い地タイルを取っていかないとなかなかスペースが埋まらないですし、動物を確保して効率よく繁殖していかないと後半小さな隙間をなかなか詰められずに足踏みしてしまうというジレンマがあり、バランスがほどよく悩ましいです。


【良い点】


・パズルの楽しさ

自分のボードをきっちりパズルで埋めていくのは非常に楽しいですし、完全に埋め尽くしてパズルを完成させた人が勝ちというのも分かりやすくて良いです。細かな点数計算がないのでパズル完成に集中出来ますし、完成時の達成感も大きいです。


・繁殖の楽しさ

自分のボードに動物駒が増えて賑やかになっていく嬉しさはアグリコラと変わりません。繁殖させた報酬が加点とかではなく、有効なパズルのピースというのもとても良いです。


・ゲームのプレイ感

慣れればかなりテンポ良く進行できる点、運による理不尽要素が少ない点、あまり極端に差がつかないので負けても後一歩感が強い点、妨害要素が少なく牧歌的な世界観とマッチしている点等々、全体的に気持ち良くプレイできると思います。


・テーマとコンポーネント

とにかく大量の動物駒が可愛いです。ボードゲーム好きならそれを見ただけでもきっとワクワクするでしょう。

動物園を設計するというテーマも楽しく、子供、女性にとても好評です。

・ソロプレイ可能

ソロのルールがきっちり整備されています。アグリコラほどのソロやり込み要素はないですが、たまにやるなら十分楽しめると思います。



【気になった点】

・とにかく分かりにくい説明書

慣れれば非常にシンプルで分かりやすいルールなのですが、とにかく説明書がウヴェってます。動物の配置と移動に関する細かいルールが少しだけややこしいのですが、説明書を初見で読んで完璧に理解できる人かいるのかと思うほど分かりにくく書いてあります。

プレイ動画などで流れを把握するか、間違ったルール覚悟でとりあえず一回流してみて再度説明書解読に戻るのが良いと思います。


・囲い地タイルの識別

囲い地タイルは4マスタイル、5マスタイル、6マスタイル、7マスタイルの4種類でそれぞれ色が違い、初期セッティングもその色を元に行うのですが、囲い地タイルの色がかなり判別しにくいです。特に5~7マスタイルは非常に色が近く、セッティングの度にストレスを感じます。世界観重視なのでしょうが、もっと極端に色を変えても良かったかなと思います。


・テーマとのギャップ

ゲームの仕様上仕方ないことなのですが、、、

動物を増やしてボーナスとなるアトラクションタイルを貰うと、引き換えにその動物を返却することになります。中盤までは賑やかだった個人ボードが、ゲーム終了時にはほとんどの動物をアトラクションタイルに引き換えてしまい動物園はガラガラ、、なんてことになりがちです。

ゲームなので仕方ないんですけどね、、少しだけ寂しいです。

(↓多くの動物が巣立って閑散としてしまったゲーム終了図)


・入手性

レビューを書いている今日時点では、なかなか新品を定価で買えません。入手には中古購入の検討が必要だと思います。


【まとめ】

テーマが可愛く、ゲームとしても面白い大好きなゲームです。繰り返しになりますが、パズルと動物繁殖をこんなに綺麗に1つのゲームに落とし込めるのは素晴らしいと思います。

幅広い層にオススメです!

続きを見る
閉じる
ハナ
ハナ
他のレビューを読み込む
  • 商品価格¥4,950(税込)
    再入荷までお待ち下さい
    入荷通知を受け取る

    会員登録後、通知送信先を設定すると入荷通知を受け取れます

会員のマイボードゲーム情報
  • 305興味あり
  • 650経験あり
  • 131お気に入り
  • 374持ってる

チェックした商品