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  • 2人用
  • 90分前後
  • 12歳~
  • 1985年~

グリーンノア1Bluebearさんのレビュー

671名
3名
0
5年以上前

ZガンダムTVシリーズの初期におけるモビルスーツの宇宙戦闘をテーマにした、旧ツクダホビーの初心者向けシミュレーションゲームのひとつ。(ひたすら古いゲームでごめんなさい!)

1機どうしの精密戦闘が売りだったツクダのシリーズの難易度が高すぎることから、比較的単純なルールを使って、そのかわりに一人で5~10機程度の小~中隊規模のMS部隊を手軽に運用することで、TVの大規模戦のような派手なシーンを再現することができるようにデザインされています。

攻撃力や移動力などは、それまでの詳細なデータカードなどを一切使用せず、すべてコマの表面に数値として表記されています。

また戦闘の結果も、数値を比較したら1回サイコロを振るだけ、というシンプルな構成になっています。

ターンシークエンスもシンプルで、「先攻の移動」→「同時攻撃」→「後攻の移動」→「同時攻撃」の繰り返しです。

我々のゲームメンバーの中でも若手新人の一人が、「もっと相手をやっつけるような派手な戦闘のあるゲームがしてみたい。」というのでちょっと悩み、(いきなり本格的なウォーゲームを出すわけにもいかず)、話しているうちにガンダムにも興味があるとの事だったので、これはチャンスだと押し入れから引っ張り出し、レクチャーしていざ実戦へ!

さすがに彼には有利になるようにハンデを付けておよそのバランスで適当に編成した部隊にさらにサービスで3機を追加し、彼がガンダムのいる「エウーゴ(主人公のいる反地球連邦組織のこと)」を、私が敵である「ティターンズ(地球連邦軍の独裁的特殊部隊)」を担当。

いざ勝負です。案の定彼は、主役機であるガンダムマークⅡを中心に、リックディアスを僚機にした状態で中央から突っ込んできます。

私は中央にザコの囮役でハイザックとGMⅡで誘いをかけて、両翼からガルバルディβとマラサイで間合いとタイミングを計ります。

「じゃあ僕は、ガンダムでこのハイザックを撃てますか?」

「大丈夫だよ、距離が6だからガンダムの攻撃力10から6を引いて、威力4で攻撃だね。よし、サイコロを2つ一緒に振って、合計を出したら、この表を見るんだ。」

「いきます!えいっ(コロコロ)9だから…ああ、何も書いてないってことは外れですね。」

「うんそういう事だね、この距離だと11以上を出さないとダメージを与えられないな。間合いは大事だからうまく位置関係を考えるんだぞ。」

「くそう…じゃあ次はこっちのリックディアスでこのGMⅡを攻撃します!」

「よし来いっ!」

「えいっ!あああ、また外した!」

「ああ惜しいね。弾が機体をかすめた感じだな。リックディアスは強力だが、当たらなければどうという事はないのだよ(笑)」

「ううう悔しい!もう撃てる機体がないや」

「よし、じゃあ次はこっちの反撃だな。いくでぇ~!」

「あーヤバいかも(笑)」

という感じのやり取りで、3回連続で白熱した戦いを繰り広げました。(BGMはZガンダムのCDで気分を盛り上げることも忘れない)

結果はもちろん3回とも私の勝利(笑)でしたが、彼も(ハンデありとはいえ)数機をうまく落として善戦できるようになり、大満足で終了しました。

彼の性格的に、変に手加減するよりも、負けて悔しさで燃えるタイプだと踏んだので、あえて全力で圧倒してやりました。

結果的には正解で、彼も戦闘結果表を見比べての撃破率の違いや、移動力と攻撃の間合いなどをだいぶ学習したようで、良かったです。

やはり白熱のロボット戦闘シミュレーションは盛り上がりますね♪入手は難しくなりましたが、どこかで見かけたら遊んでみて下さい。

補足①このゲームは、機体の防御力の概念が「装甲厚」だけでなく「回避率」も含んでいるので、機動性が高く装甲の薄いガルバルディβが3で、ハイザック(ルールブックとコマの一部に誤植あり)の2より防御が高くマラサイと同じなど、ルール的にちょっと機体特性が表現しきれていないと感じる部分もあったりしますが、これはルールの簡略化の影響なので致し方ないですね。(リアルなゲームはそうやってルールが増えていくのです。)※先に載せたルールブックのユニット解説の写真には誤植があります。ハイザックの防御力は『5』ではなく『2』が正しいです。まあ…そりゃそうだよね(笑)


補足②このままでもゲームとしては問題なく、盛り上がりますが、ちょっとシークエンスをいじると、もっと思考性が高くなります。おすすめは「ダブルインパルスシステム」ですね。各ターンに各ユニットは「移動」か「攻撃」か「どちらか」を2アクションすることができます。移動・移動なら、攻撃をあきらめての高速移動を表現できるし、射撃・射撃なら逆に移動の足を止めて全力攻撃を表現できます。1ユニットごとに2アクションを実施して、次のユニット…としてゆくだけで攻撃の連携や、フォーメーションなど、考えることが増えてより腕の差が出るようになります。おススメなので、ぜひお試しを。

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