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メルフドスたかひろさんの戦略やコツ

232名
2名
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2年以上前

この記事では、次の4種類の特化戦略について紹介します。

  1. モスク戦略
  2. 契約戦略
  3. スパイス戦略
  4. 図書館戦略

自分の経験(3、4人プレイをまだまだ一桁回)と、以下のBGGのフォーラムを参考にしています。

https://boardgamegeek.com/thread/2551909/winning-strategy-mosque-track/page/1

https://boardgamegeek.com/thread/2563314/unbalanced-mosque-track

得点源

メルフの主な得点源は以下の4つです。

A 宮殿アクションの延臣(モスク進捗、商品数、巻物数又はスパイス数に応じた得点)

B 契約の達成(リソースの消費と指定の商品又は巻物の所持。影響力が高く、また早いほど高得点)

C スパイスのセットコレクション(多種セットをできるだけ多く揃える。)

D モスクから得られるボーナスタイル(特定エリアの建物数に応じた得点)

どの戦略もAを得点源としますが、その他、モスク戦略はD、契約戦略はB、スパイス戦略はCの最大化を目指すことになります。

特化戦略決定のタイミング

戦略の特定のタイミングは巻物2つで最初のブレイクスルー(アクションの割引)を獲得した時です。

モスク戦略はモスクアクション、契約戦略は市場アクション、スパイス戦略はキャラバンアクション、図書館戦略は宮殿アクションの割引を取得することによって、当該戦略に特化する意思表示をすることになります。

1ラウンド目の間にモスクや市場でラクダを獲得しながら、将来的な建物の配置がどのような戦略とシナジーがあるかを見極めることになるでしょうか。

そして建物は他人の建物も使用できること、2ラウンド目からモンゴル軍によって建物が蹴散らされ得ることは、忘れてはいけない要素です。

私見では、街から得られるリソースの最大化が第一で、得られるリソースの見通しに応じて最適な戦略を採用することになるのではないかという気がしています。他プレイヤーとのインタラクションや、モンゴル軍によるエンジンの再構築の可能性も踏まえると、特化せず柔軟性を維持したほうが良い気もするのですが、まだまだ研究中です。以下では特化する場合の方針を紹介します。

各戦略の方針

1.モスク戦略

早期(二年目の決算まで)にモスクの最上部に到達し、宮殿のモスク廷臣を三体配置することが目標です。

モスクタイルやボーナスに対応するタイルも可能な限り占拠したい。

廷臣以外に他プレイヤーから邪魔される要素がほとんどなく、モスクトラックは好きなタイミングで一気にかけ上げればよいため、リソースの獲得に集中して建物の配置やアクション選択をすることができます。

BGGのフォーラムではモスク集中戦略が強すぎるのではないかと指摘されていますが、これが最もやりやすい戦略であるため強く見えるだけだというのがデザイナーの見解。私も同感で、たしかに安定しており、考慮しなければならない要素も少ないため、初見でも採用しやすい戦略です。しかし、壁を建てる余裕がないため影響力を伸ばしづらく、スパイスや契約からの得点が見込めないので、ベストエフォートの最終得点が他の戦略ほど高くありません。モスク戦略が勝つのは他の戦略を採用したプレイヤーが不調に終わった場合です。

モスクトラックを突き進むよりも、恩恵タイルでエンジン効率を高めて他の戦略と組み合わせた方が良い気もしていますが、研究中です。

2.契約戦略

大量の商品と少量の巻物を用意し、影響力2の契約数回と、影響力3の契約の大量達成を狙います。廷臣による商品数からの得点も狙えます。

市場アクションの回数を最大化する必要がありますが、契約資格として必要な影響力のための防壁アクションや兵士の配置、また割引のための図書館アクションも必須であり、市場アクション以外のアクションに割り振る数をいかに少なくするかがポイントになります。可能であれば防壁アクションは一回で3影響力の契約が獲得できるように(基本的に他人の建物を守ることになります。)、図書館アクションも一回で巻物を2個取得し、市場アクションの割引を獲得したいところ。

防壁アクションは後述のスパイス戦略を採用したプレイヤーとの駆け引きが必要です。

デザイナーによれば、困難であるが潜在的な点数が高いのはこの契約戦略で、これがぶっ壊れだと指摘するグループもいるのだとか。 

3.スパイス戦略

キャラバンの取引でスパイスの獲得し、4種1セット10点の最大化を狙うもの。廷臣によるスパイス数からの得点も狙います。

白や同色のリソースをできるだけ多く獲得できるように建物を配置する必要がありますが、タイルのセットアップによっては大化けし、セットコレクションと廷臣だけで100点以上は期待できます。スパイスを一気に買い占めるのはとても爽快です。

他にスパイス戦略を採ろうとするプレイヤーがいない限り、どうせ買い占めるのでラクダもいりません。ラクダは手番順争いに投入することが多いです。この戦略が目指す白色エンジンは他の戦略にとっても魅力的であり、しばしば奪われます。また、キャラバンの状況次第では1アクションで4種10点とれるような場合もあり、市場アクションのような参入障壁(事前のディスク配置)もないので、そうなれば同色エンジンも安泰ではありません。

この戦略もスパイスを複数種獲得するための影響力が必要であり、できるだけ少なく済ませたい防壁アクションのタイミングについて契約戦略を採用したプレイヤーと駆け引きを行うことになります。また影響力を活かして、ラクダ(ディスク代わり)に余裕があれば高得点の契約を狙って契約戦略のプレイヤーにプレッシャーをかけてもよいかもしれません。 

4.図書館戦略(または混合)

巻物の大量所持を目指し、廷臣による巻物数の得点及び影響力の低い契約の達成による得点を狙います。

1度の図書館アクションで常に巻物を4つ獲得できるように建物の配置したいところ。

廷臣アクションの割引を用いるので、他の戦略とも組み合わせやすいです。というよりも、例えば巻物を14個集め、廷臣を3人を確保できたとしても、巻物8の8VPを含めて50点程度。情勢を見極めて、伸びそうな特化戦略に対応する廷臣を送り込んだり、契約やスパイスにも手を出さないと勝てません。ある意味ゲームメイキングをする立場になります。

5.私見まとめ

  • モスク戦略が強く見えるが、わかりやすいだけでそうとも限らない。
  • どの特化戦略が強いかは街タイルのセットアップと建物の配置に大きく依存する。
  • 特化戦略よりも柔軟に得点源を求めたほうが競争を制する可能性がある気がする(実戦不足)。

もっとも、後半になるほどリソース生産が拡大するため、どの戦略も後半になるほど一挙に手が進むようになり、気持ちがいいです。

研究のし甲斐もあり、やりごたえのあるゲームだと思います。

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