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  • 1人~16人
  • 240分前後
  • 12歳~
  • 1979年~

剣と魔法の国MIFFYBXさんのレビュー

327名
3名
0
2年以上前

いわゆるテーブルトークロールプレイイングゲーム(TRPG)黎明期にアバロンヒルが出していた重量級のファンタジーシミュレーションゲーム。

このゲームの特色というか凄いところは「ファンタジーゲームを徹底的にシミュレーション化している」ところ。TRPGのようにゲームマスターがダンジョンを考えたりしなくても、ファンタジー世界で起こるあらゆる出来事がダイスを振るだけで再現されて行く。モンスターハントだって宝探しだって何でもできちゃう早すぎたオープンワールド。ほぼ半世紀前のものとは思えない程完成度は高い。

狂戦士(Berserker)、アマゾネス(Amazon)、ドワーフ(Dwarf)、剣士(Swordman)、森の娘(Woods Girl)、隊長(キャプテン)、黒騎士(Black Knight)、白騎士(White Knight)、  エルフ(Elf)、巡礼者(Pilgrim)、ドルイド僧(Druid)、手品師(Magician)、魔術師(Sorcerer)、魔法使い(Wizard)、魔女(Witch)、魔王(Witch-King)という16種類のキャラクターが登場。体力派から魔法派まで幅広く楽しむ事が出来る。ルールはステップアップ式となっており、ルールが複雑化するに連れて使えるキャラクターが増えて行く。きっちりキャラクターの能力・特性が分けられているのもすごい。

ゲームの目的は各プレイヤーが設定する目標、プレイヤーの行動はプロット式、1か月単位で発生するイベントが回って行く。パーティを組むのではなく各々が個人で目標達成を目指す。ゴールが非対称なだけに多人数ソロゲーム感は強いけど、キャラクター特性が近ければ目標が被ったり、探検の途中で他キャラクターと遭遇して戦闘になる事(宝物を奪うため等)もある。

今どきのゲーム化と見まごう程にモンスター、宝物、各種マーカー等の細かいコンポーネントがてんこ盛りで、ゲームの準備をしているとワクワク感が止まらないのだが、待っている側からすると準備に時間がかかり過ぎなのが玉に傷。

このゲームの惜しい所は当初の日本語訳がダメダメだった所。海外では熱狂的ファンが存在しているらしいが自分もファンタジーゲームの金字塔だと思ってい。どこかでリメイクされないものだろうか・・・。

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醍醐 伸明
KS
藤浪智之
仙人
MIFFYBX
MIFFYBX
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