狩人と斥候Jaeger und Spaeher

ワーカーをプレイスメントするけど、ワープレじゃない、カシュガルの作者による２人用資源と手札管理ゲームです。
手札をうまく使い切らないと、得点にもなってくれません。

▼ゲームの概要

各プレイヤーに同じアクションのカードが配られており、２人のワーカーを持ってスタートです。
手番では、手札からカードを１枚出して、そのアクションに従います。

アクションを駆使して、最終的に得点を手に入れ、先に２４点を得たプレイヤーが勝ちます。

アクションは、手持ちのワーカーを荒野に送ったり、動物を襲って肉や皮を手に入れます。ワーカーは中央のカードの資源が描かれているアイコンの上に置かれ、資源を使う時に取り除かれます。その際、その資源が取られたことを示すように、茶色のキューブが置かれます。

さて、これらの資源は道具カードに費やされます。
最初に何枚か持っているのと、カードのアクションによって手に入れられます。

道具を作ることによって得点を得ることができますが、全体的に見るとボーナス効果で、他にもワーカーを追加配置したり、食料を得たりします。

そう、食料。
このゲームではワーカーを維持するために食料が必要なのですが、ちょっと特殊です。
というのは、飢餓マーカーと言われる、「次に払わなければならない食料」という感じで渡され、それらが累積していきます。結果、８個溜まったら、ワーカーの１つが死にます。食料は肉で補います。肉、重要。

こうして、ワーカーを減らさないように、むしろアクションで増やすようにして、手札のカードを使っていきます。

そして、手番でカードをプレイしない唯一のアクション。日没アクションがあります。
これはつまりは使ったカードを補充するのですが、ここでは、得点の獲得、カードの獲得を順番に行います。

得点の獲得が特殊で、ワーカーの数ー手札の枚数ー飢餓マーカーの数が得点となります。薄い！

そう、つまりは道具カードの得点重要、という感じです。

そして、特徴的なカードの補充です。
使ったカードなんですが、場に置かれている３列のカードの列のいずれかに置かれていきます。
補充は、置かれたカードのうち、上から１枚ずつ、規定枚数補充します。この時、１つの列をどんどん取ることもできるため、多少の違いが出ます。そして、最初に置かれているカードは、両プレイヤーが最初に持っていない、特殊なものとなります。

こうして、手札のアクション、補充と得点の獲得を繰り返し、先に２４点に達したプレイヤーが勝ちます。

▼プレイの感想

ざっと書くだけでも、大きなシステムの塊となっており、直感的には分かりにくくなっていますが、さすがカシュガルの作者というか、しっかり遊ばせてくれます。
ただ、遊んだ際の翻訳の一部が間違っており、プレイ時はそこは違う解釈でやっていたために、やや疑問の残るゲームになってしまいました。

後１手、そんな感じで泣けるゲームです。
カシュガルや、アクションの噛み合いで、相手より何とか先に立つ、という込み入ったレースが好きならば是非遊んでほしいです。

※ルールは最初直感的に掴みにくいことがあり、そこは気を付けて説明してくださいね。