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  • 2人~8人
  • 10分前後
  • 12歳~
  • 2023年~

偏見プロフィール白州さんのレビュー

499名
1名
0
8ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

6/10

2024年アークライトゲーム賞ノミネート作品。AIのイラストを使って、偏見しまくるパーティーゲーム。

ゲーム自体はシンプルで、お題のAIイラストに対して、3つの質問が出てくるので、それに対して回答する人が1~3人(3人でなければ、複数のお題を担当する人がいる)、それ以外は回答者となる。

質問は偏見というだけあって、「苗字」「誰にもいえない秘密」「あだ名」「ラインのアイコン」など、他のゲームにはなかなか見られない面白いお題が多いのも面白い。

質問の回答を書いたら、イラストカードを4枚追加してよく混ぜて、5枚公開。回答者が当てたらポイント。

なのだが、質問に答える人には得点は一切入らないので、絶対当てないようにめちゃくちゃな答え書くとゲームが崩壊するので注意。

そもそも、ルールブックに「勝ち負けとかないので」とか書かれてるぐらいなので、偏見全開の回答や話し合いを楽しむゲーム。

ゲームは勝敗ありきだ!こんなのゲームじゃない!というプレイヤーは、ゲームが成立しないので、メンツ選びに注意。

その気になれば、ゲーム性のあるルールがつくれた気もしなくはないが、まぁ、たしかにそんなことより、勝ち負け気にせず、思う存分、偏見タブーをしまくる方が楽しめるとは思う。

あと、やってみると性別によって、思った以上に簡単な場合があるので、5枚じゃなくて10枚とかでやるほうがバランスよかったかな。

そもそも勝敗を決めないルール(ゆえにカードを集めるポイントの意味もない)、箱が軟すぎて収納に困るなど、いろいろ問題点はあるが、このゲームの魅力は、このゲームが出た当時、AIイラストを使ったゲームがいくつか出てきて、その多くが「イラストを安くするために」AIイラストを使っているのに対し、このゲームは「偏見によって傷つく人をなくすために」AIイラストを使っているところだろう。

そこを評価するとなれば、ノミネート作品になるのもなるほどと思うし、もともと製品化するためのノミネートだから、改良の予知もいろいろあるだろうし、ライト層向けだし、あっているとは思う。

使い所を間違えなければ、多くの人に楽しんで貰えそうな作品。逆にゲーマーには向いていないゲームかな。

【呪物階級:4級】勝敗を決定するルールがないため、そもそもゲームとして言えるか微妙な点があり、勝敗を気にする人にはただのコミュニケーションツールと捉えられかねないので注意。

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ボードゲーム感想備忘録
白州
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