グレート・サマナー　〜二人の偉大なる召喚術士〜トリノザッカさんのルール/インスト

プレイヤーは駆け出しの召喚術士です。相手陣内に魔法陣を生成して幻獣を召喚し、より多くのマス制圧を目指して下さい。

ゲームの基本ルールは非常にシンプルです。

防御ターンのプレイヤーが魔法陣までたどり着けなかった場合、魔法陣が生成されていたマスに幻獣が召喚され、攻撃ターンのプレイヤーにポイントが入ります。

最終的に、幻獣を召喚してより多くのマスを制圧したプレイヤーの勝利となります。

このゲームでは、強さの異なる5種類の幻獣を召喚するためのカード（詠唱カード）を使って勝負します。

詠唱カードは攻撃にも防御にも使います。それぞれの幻獣に応じた詠唱カードの枚数は決まっています。弱いカードをどこで消費するか、強いカードによる攻撃をいかにして確実に成功させるかが勝敗の決め手となります。防御時には、相手がどのカードを切ってくるかを読む力が必要になり、逆に攻撃時には、相手の読みの裏をかく力が求められます。

またこのゲームではプレイヤーがマップ上を移動するため、盤面の状況に応じて最善手が刻一刻と変化します。

相手が出すカードは完全ランダムという訳ではなく、プレイヤーの相対位置、衛兵の配置、場に出された詠唱カードなどの限られた情報からある程度絞り込むことができます。その上で、セオリー通りの一手を打つか、それとも相手の裏をかく奇策に出るか。読み合い騙し合いのノンストップ心理バトルのいざ開幕です！

『グレート・サマナー』には、プレイヤーを強力にサポートしてくれる従者たちがいます。従者の種類は、白魔法士、黒魔法士、時空魔法士、シーフ、ギャンブラー、大道芸人の6人。それぞれの従者たちは、その職業に応じた個性的な能力を持っています。

ただし、ゲーム開始時点では、従者たちは牢屋に閉じ込められています。従者の能力を借りるためには、まず鍵を見つけ出し、従者を牢屋から救出しなければなりません。

鍵を見つけることができたら、これを鍵穴にはめましょう。

こうすることで、牢屋に閉じ込められていた従者を開放することができ、その能力を使用することができるようになります。

従者が閉じ込められている牢屋を開ける鍵は、衛兵が持っています。
プレイヤーは、衛兵がいる相手陣内のマスに魔法陣を生成させることによって、その衛兵が持っている鍵を回収することが出来ます。

ただしご注意を！4人の衛兵のうち、2人は相手召喚術士が作り出した幻影で、鍵を持っていません。

自陣後方に配置して鍵の取得を困難にさせるか、あるいは敢えて前方に配置して回収しやすくさせることで自らのプレイヤーコマを前進させるか。衛兵の配置の仕方によって相手の思考を操作し、効率の良い攻撃防御の戦略を組み立てましょう。

駆け出しの召喚術士のアミルとシャルルですが、彼らは前後半戦を通じて一度だけ、先祖代々伝わる奥義を使って、一時的に自らの召喚能力を底上げし、より強力な召喚獣を呼び出すことができます。

ただし、相手の召喚術士も裏奥義を使ってこれに対抗することができます（奥義カードを使用したときに相手が裏奥義カードを使用した場合、奥義カードの効力は無効化されてしまいます。）。

奥義を使用する場合は、奥義カードを詠唱カードに重ねて場に出します。つまり、通常１枚しか出さない詠唱カードを２枚重ねて出すことになります。相手に気付かれないようにこっそり奥義カードを忍ばせ、強力な幻獣を召喚できるかどうかは、貴方がカードを出すときの手際の良さと演技力に掛かっています！

『グレート・サマナー』では、プレイヤーは４つの戦術型のいずれかを選択することになります。戦術型には、ファストブレイカー（前陣速攻型）、オフェンサー（攻撃先攻型）、ディフェンダー（専守防衛型）、レイトブルーマー（大器晩成型）があります。選んだ戦術型に応じた前半後半の戦い方が勝利の鍵となります。

障害物（雪山）がある場合、プレイヤーはこれを通り抜けることができず、回り込まなければなりません。

地形を上手く利用して相手の動きを制限することで、戦いを有利に進めることができます。

『グレート・サマナー』には、様々なプレイヤーの趣向やシチュエーションに応えられるよう、３つのプレイモード（ブラフモード、タクティクスモード、パーティーモード）が用意されています。これにより、大人同士の手に汗にぎる頭脳戦だけでなく、お子さんやボードゲーム初心者の方とわいわい盛り上がるような使い方もできるようになっています。