ファイヤーおっさんSak_uvさんのレビュー

我は見習い召喚士。そして、今日はアマチュア召喚士の競技会の日。日頃の鍛錬で身に着けたモンスターたち(おっさん含む(笑))の召喚術を披露し、審査員の評価を勝ち取るのだ！
という感じのゲームです。

ありていに言ってしまえば勝ち数ビッド型のトリックテイキングゲームです。今回のラウンドは何トリック取るか宣言して、ピッタリならば勝ち点１（最終ラウンドは２）、外したら勝ち点とは別のマイナス点を宣言と実際に取ったトリック数の差だけ受け取る、という形です。

このゲームが他のトリックテイキングと違うところは、スートに相当するカード（エレメント）と数値に相当するカード（モンスター）が分かれている点です。これにより配られた瞬間に詰んだ、とか戦い方が固定される、ということが少なくなり幅を持たせることに成功していると思われます。

システム的な話はこんなところにして、このゲームの真の楽しさはカードプレイの時に属性とモンスター名を叫びながら「わが声に応えて出でよ、サンダードラゴニュート！」とか「貴様の手は見切った！サモン！ウィンドマーメイド！」とか中二病全開で叫ぶのが楽しいところではあるのですが(笑)
そして、モンスターカードのテキストフレーバーがすべて（同じモンスターカード間でも！）異なっているのも芸が細かいです(笑)。ついついフレーバーテキストまで読んでしまいます。そういうお金の使い方は（個人的には）好きです(笑)。そしておっさんTUEEEE！

カウンターボードもアクリルトークンをカードにはめ込む形式をとっておりプレイアビリティが高くなっているところも好感が持てます。

中二病全開で叫ぶのが恥ずかしいと思ったそこのアナタ、やってみると叫びたくなること請け合いですよ(笑)。プレイする機会があれば是非遊んでみてくださいね。