ディープスペース・D-6Deep Space D-6

Kickstarter版とプリント＆プレイ版があるが、プリント＆プレイ版のレビュー。

宇宙船に次々と襲い掛かる脅威を、クルーに見立てたダイスを船の部署に配置し対処して切り抜けていく一人用スペースアドベンチャー。

プリント＆プレイ版は公式サイトからダウンロードして遊ぶことができる。

https://www.tauleadergames.com/deep-space-d6

（PnPはデモ版という扱いらしく、宇宙船は一種類のみ、脅威カードは全42枚となっている）

ターンの初めにクルーダイスを振り、出た目に応じた部署に配置していく。

部署はそれぞれ、指令室、作戦、医療、科学、技術、探査となっていて、それぞれ、ダイス目操作、敵への攻撃、クルーの回復、船体シールド回復/ステイシスビーム発射、船体修理を行うことができるが、探査のみハズレ目で、脅威探査スロットにロックされてしまい、3つ貯まると追加で脅威カードを引かなければならない。

外部脅威は攻撃によるダメージで処理し、内部脅威は対応したクルーダイスを使用することで対応する。
対応しきれなかった脅威は、その後振られるダイスの目によってアクティブになり、記載されたペナルティをこうむることになる。

クルー全員が活動できる序盤は気楽な宇宙航海だが、イベントの結果で医務室送りになったり、スキャンルームにロックされて振れるダイスが少なくなると状況が急速に悪化していくので、ダイス目の変更や振り直しができるコマンダーの戦略の腕の見せ所となる（コマンダーの目が出せればだが……）。

辺りに存在をアピールしながら飛んでいるのかと思うほど次々と脅威に襲われる船を無事に帰還させられるかどうかは、すべてプレイヤーの腕（と運）にかかっている。

公式サイトからDL出来るファイルのカードサイズはかなり小さめで、スリーブなどに入れてプレイするには支障がある。レギュラーサイズのカードデータがBGGに上がっていたのでプレイ風景画像はそちらを使用している。ダイスも通常の数字の目との対応表があるものの、味気ないので同様にBGGにあったデータをシール紙に印刷し、ブランクダイスに貼り付けてプレイしている。