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  • 1人~100人
  • 30分~45分
  • 10歳~
  • 2019年~

カートグラファーbine(ビネ)さんのレビュー

306名
1名
0
3年以上前

プレイヤーは地図製作者(カートグラファー)となり手元の何もない地図に様々なものを描きこんでいきます。「山」は最初から描きこんでありこれに重なるように描きこむことはできません。

描きこめる地形は「川」「集落」「森」「農場」の4種類が探索カードの山札からランダムで出てきます。カードにはそれに加えて地形の「形」が描かれています。指定された種類の物を指定された形で地図に描きこんでいくというわけです。

一定の数の地形を描いたら集計ターンが訪れます。春夏秋冬で合計4回行います。
この集計がカートグラファーの面白ポイントその1です。
勿論、集計は「春→夏→秋→冬」という順に進行しますが全ての季節の集計方法(得点の取り方)はゲーム開始時に公開されています。ということは春の集計で得点が伸びないことが分かったら先の季節に向けて地図を描いていけば良いのです。「川に隣接している隣接していると・・・」「6つ以上の塊になってると・・・」などなど様々な集計の仕方があるので毎回違う感じでプレイできます。

この種類のゲームはプレイ中に他プレイヤーを邪魔したりすることが少なく一緒のゲームをやっていながらそれぞれが頑張る感じになりがちですが、このゲームは時折、他プレイヤーに干渉できます。

それが探索カードから出る「モンスター」の存在です。

「モンスター」も基本的には探索カードと同じルールでカードに書かれた形を地図に描きます(モンスターに種類はありません)。そしてここがカートグラファー面白ポイントその2なんですが
モンスターの形を描くのは自分の地図ではないのです!
隣のプレイヤーの地図に描きこみます。地図を見ればプレイヤーの思惑はなんとなく分かります。なのでその思惑を台無しにする様な場所にモンスターを書き入れてやりましょう。(自分の地図も同様であることは忘れずに)

さてこの「モンスター」ですが、「モンスター」というくらいですから地図は非常に迷惑な状態になります。集計時「モンスター」の書かれたマスの上下左右の何も書かれていないマスは1つにつきマイナス1点になります。マイナスを回避したければ様々な思惑を一旦おいておいてモンスターの周辺に何か地形を描きこまなければ行けません。ゲームが進行するとモンスターの出現率も上がり、終盤まで自分の思惑を貫くことが困難になります。

先々の集計方法を見据えながらも突然現れるモンスターによってそれを乱され…どこで妥協するのか…相手は今どのくらい点を取っているのかな?なんてことを考えつつ一喜一憂しながら描きこんでいくのが非常に楽しい一品

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