ブループリント有我悟（あるがさとる）＠GM2024秋秘教機械土B18さんのレビュー

　ダイスゲーム好きとしてはやらざるを得ない！　と言う訳で4人プレイの感想レビューなど。

　まずはデザイン！　いいですね。色使い、イラスト、全てがハイセンスです。設計図カードにZ-MAN construction　って書いてあるのも実にいいですね。オサレ！　衝立裏のサマリーも解りやすくて良いですね。ちゅき。

　このゲーム、得点計算が二段階方式なので、うかつに点数だけを上げることを目指すと全然勝てません。第一段階で得点を稼ぐと、トップ賞（金賞）がもらえますが、それだけ集めても3点です。この、点数二段階方式をうっかり忘れてたくさん素材を集めることに夢中になったりするとボコボコです。同卓の方曰く「設計図カードの通りにダイスを置いて勝ったのを見たことがない」とのこと。

その結果、こういう建物が出来る。

　最大得点を取った場合の金銀銅賞とは別に、偉業を達成するともらえる各2点の得点カードがかなり強く、これを上手いこと、毎ラウンドで金銀銅賞含めて最低2枚ずつは取りたい。というか取らないとほぼ勝てません。

　このゲームは建物を建てるのに6個ダイスを必要としますが、

・6個のダイスのうち4つを同じ目にする

・123456のダイス目を全て使って建物を建てる

・建物の高さをダイス5個以上にする

・同じ色のダイス5個以上で建物を建てる

　この4つの条件を満たさなければなりません。しかも、大体高さ5個以上の建物は建てるのが楽なんですよね。なので、大体この条件が取り合いになります（笑）

　同じ偉業がかぶった時の取り合いでは流行の素材が重要になり、その素材の多さで一番の人が偉業カードを手に入れることが出来ます。

　自分は全然順位が取れなかった上に1ラウンド目が沈んでいたので全然勝ててない！　と思ったのですが、偉業カードをそこそこ集められていたおかげで2位になりました。

　建物を建てる、物を作るというテーマと、ダイスドラフト、素材で点数が変わるところがフィットしていて、とても楽しいゲームでした。ダイスゲーム、ものつくりテーマのゲームが好きな人、セットコレクション、ドラフトゲームが好きな人、見た目が綺麗なゲームが好きな人にもオススメです！