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  • 2人~5人
  • 20分前後
  • 10歳~
  • 2014年~

アブルクセン大吉さんさんのレビュー

234名
2名
0
3年弱前

★★Nice!

大富豪にも似た感じですが、大富豪の弱点を改善して、さらにひねりを効かせたゲームだと思います!

手札運は大いにありますが、カードをやりくりする事で戦略を立てられますし、弱いカードの集まりであっても、やりようによっては立て直しができます。

大富豪の場合は手札が強ければほぼ勝てますし、カード交換で貧民から強いカードをもらったら、勝利の連鎖です!

大富豪は強いカードを出して他のプレイヤーにパスをさせたら、また自分からカードをせるので、手札の悪いプレイヤーはずっとパスして何もできない場合があります。

アブルクセンの場合は、トリックテイキングみたいに、手番になると必ずプレイできてゲームに参加できるので、大富豪のように手札が出せなくてブルーになることはないです。

アブルクセンで特徴的なところが2つあります。

1つは、自分の場に出したカードの枚数が、そのまま点数になります。数字の大きさは関係ありません。手番で出せるカードは大富豪と同じく1枚でも、同じ数字を複数枚出してもOKです。

カードを出してから、次の手番に出したカードは前のカードの上に重ねます。その時、下になっているカードの枚数と数字がわかるように、半分くらいずらして置きます。

途中で手札を増やすことができるので、たくさん出せば点数が取れますが、誰かが手札を出し切ったらゲームが終了して、手札に残った枚数がマイナス点になるので注意が必要です。

もう一つは吹き飛ばしです。自分の場には最後に出したカードが一番上になって重ねられています。他のプレイヤーがカードを出したときに、自分のそのカードより大きい数字を出されると自分のカードが吹き飛ばされます!

その時、同じ枚数でないと吹き飛ばしは発生しません。

例えば、自分の一番上に出しているカードが8の2枚だとしたら、誰かに10の2枚を出されたら吹き飛ばされます。

自分より大きい数だとしても、12の1枚とか、13の3枚などはカードの枚数が違うので、吹き飛ばしは発生しません。

そして吹き飛ばしたプレイヤーは、吹き飛ばしたカードを手札に加えるか、いらないかを選択肢できます。

手札に加えた場合は、手札の合計枚数が増えるので、よりカードを出せて点数が取りやすくなります。他にも、吹き飛ばしたカードと同じ数字を手札に持っていたら、それと組み合わせて同じ数字のカードを複数枚持てます。一度に枚数を多く出した方が強いですから!

ただ、枚数が多くなると言うことは手札に持つカードが多くなるので、マイナス点のリスクはあります。

では、吹き飛ばしを行ったプレイヤーが、吹き飛ばしたカードをいらないと言った場合。

まず、吹き飛ばされたプレイヤーが、吹き飛ばされたカードを手札に戻すか、戻すのを拒否するかを選べます。

戻すのを拒否した場合は、共通の場に公開された6枚のカードから選ぶか、山札からカードを引けます。吹き飛ばされた枚数のカードを取ります。より強いカードを手に入れられるチャンスがあり、吹き飛ばされても保障があります。

このような独特のシステムのために、手札運の要素は強いものの、大富豪よりもフェアな勝負ができます!

出したカードの重ね方と吹き飛ばしのシステムのおかげで、戦略や駆け引きのあるゲームになっています。

例えば、ワザと低い数字のカードを出して、吹き飛ばしてもらって、共通の場にある強いカードと入れ替えます。

もしくは、3の4枚を出したけれど、枚数が多くても数が弱いので吹き飛ばされる可能性があります。このゲームは同じ数字をそろえやすくなっています。その場合、次の手番で一番強い数字の13の2枚を置いて、3の4枚を守ります。

もし、置いたのが4の2枚だったら、すぐに吹き飛ばされて、前のカードの3の4枚がさらされます。これをまた吹き飛ばされたらピンチです!手札が減らないので。だから、13の2枚で蓋をします。

他にも、4は弱い数ですが手札に4を2枚持っている場合。他のプレイヤーが出した4の3枚を6の3枚で吹き飛ばし、4を3枚手札に加えて4の5枚を作ります。枚数が多いので強い上に、ビッグスコアを狙えます!

4の5枚を温存して置いて最後に一気に出すことで、他のプレイヤーを出し抜いて手札を出し切り、マイナス点を食らわせることもできます。

手札運は大いにありますが、弱い数字のカードの集まりでも何とかなります。大富豪とは違って、自分の手番には弱い数字でも必ず出せます。そして、吹き飛ばしを利用して弱い数でも枚数を増やすことで、数の力で強いカードを作れます!

なので、手札の偏りをゲーム中にある程度改善できるようになっています。

大富豪は面白いゲームですが、ストレスのたまるゲームでもあります。大富豪はずっと大富豪で、貧民はなかなか這い上がれない!

社会の縮図としてはよくできたゲームだと思います。

アブルクセンはその点、フェアなゲームだと感じます。1ゲームだと運が強いように思いますが、数ゲームやるとそれなりに実力差も出ます。その上で、プレイヤーの上がりのスピードと手札の残り加減により、一発逆転も狙えます!この辺バランスは流石ですね!

3人プレイでも、4人プレイでもとても面白かったです!2人プレイでも楽しめました!

2人プレイの場合は、ダミープレイヤーを作るヴァリアントがあるらしいのですが、面倒なのでやってません。

5人プレイはどうでしょう?わちゃわちゃしそうで、バランスがくずれそうな気はします。

ルールは大富豪よりもやや複雑ですが、お正月にみんなでプレイできるくらいには難しくないと思います。

中毒性のあるゲームで、何回やってもあきる気配はないです。

アートワークは地味なキツネの絵ですが、1から13までのカードを横一列に並べると、色相環のように色がグラデーションしていて、密かなこだわりを感じます!

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藤森 あつし
いぬた
大吉さん
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