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  • 1人~4人
  • 60分~90分
  • 12歳~
  • 2022年~

1998 ISSリーゼンドルフさんのレビュー

310名
3名
0
6ヶ月前

ISS(国際宇宙ステーション)宇宙開発競争の途上で無重力空間での実験を行う場所として各国が出資して作り上げた地上400KMの上にある実験場である。


今日までに様々な実験が行われ、中には小動物の飼育や植物の生育なども行っている。


プレイヤー達は一つのチームとなり、地球でISSに送り込む人員と物資、そして実験モジュールをアメリカとロシア(米露)のロケットに搭載し、ISSに送り込んだら、船外活動や、実験場の設置、物資の加工と実験を行い成果を上げないといけない。

しかし、次のロケットの打ち上げが始まったら人員の交代をしなければならない。それまでにISSで成果を上げられるかというものになっている。



SFというジャンルにしては現代に近い感じになっている。二人分のコンポーネントを広げてみました。



このゲームで主に行われるのはこの部分です。キューブを使って左右4つずつ計8か所に置いてアクションをしていきます。


中央部分は打ち上げ予定のモジュールとなっています。


こちらが国際宇宙ステーション(ISS)の初期状態です。施設も4か所しかなく、長期滞在できるところも1つしかありません。


基本アクションは先ほど説明しましたがオレンジと紫色のカードがアクションポイントでキューブ置いてアクションを行い、米露どちらかのスペースシャトルの時間を進めてからモジュール側にキューブを移します。


それでは各種アクションの説明をざっくりとしていきます。


アクション


地上のアクション



宇宙飛行士の訓練


シャトルに宇宙飛行士を1人乗せることができます。


物資の積載


シャトルに物資を乗せることができますが、1つのシャトルに2個でもいいですし、米露にそれぞれに1つずつでも構いません。


スペースシャトル(アメリカのロケット)やソユーズ(ロシアのロケット)にはそれぞれ乗組員、物資、モジュールを搭載できるかは違ってきます。


ロシアに至っては物資しか送れないというのもあるので、この違いで戦略も変わってくると思います。


実験の計画


このゲームのキモとなる実験カードを獲得します。


レベルは上がるごとに必要な飛行士、物資などが求められますが成功すると勝利点がもらえます。


モジュールの建設

縦に並べられているモジュールの内アクションキューブを2つ置きます1つずつでもいいですし、2つでも可能です。


ここでお気づきの方もいるかもしれませんが、このゲームはアクションキューブでアクションをしつつその隣のモジュールの建設に協力しているということになります。とりあえず動きに関しては後ほど。


ISSアクション


長期滞在


宇宙飛行士を長期滞在区画に移します。そして左側にあるトラックを進めます。トラックの下に書かれている数字は直接勝利点になります。


区画の増設

このゲームの打ち上げられてくるモジュールはこんな状態でやってきます。なので増設トークンと呼ばれるかぶせ物を取り除くことで、初めてそこの区画が利用できるようになります。

ちなみにこのトークンを取り除くと獲得でき最終得点に加えられます。


船外活動


ステーションの初期から存在しているアームの区画に飛行士を配置して宇宙服のテストやISSの修理、新し道具の取り付けなどをします。


これによって物資を外部物資に変換できます。外部物資は最終得点に関係しているだけでなく、実験でのコストにも関係してきます。


実験の遂行

実験カードを達成します。区画に居座らないといけなかったり、一時的にその区画が開いていればOKとかいろんな条件と消費する物資がありますので、詳しいことは説明書で確認してほしいのですが、達成するとそのまま勝利点になります。


打ち上げ



米露どちらかの打ち上げトラックが0に達したら打ち上げが行われます。


今回はアメリカのエンデバーが打ち上げされました。


そうするとこのスペースシャトルは人を搭載して帰還できる能力があるのでISSに勤めていた職員は長期滞在が許可された飛行士以外は全員地球に連れ戻されてしまいます。


そして各プレイヤーが積み込んだ資源はそのまま物資トラックに反映されます。


打ち上げ0に進めたプレイヤーはカードを獲得します。これも種類に応じて得点がもらえます。


そして山から新しいシャトルが公開されプレイヤー達の物資を運びます。


新たなモジュール


このスペースシャトルはモジュールを運搬できるのでISSに増設できます。


アクション側の真ん中にキューブが集まっています。この中で最も多く溜まっているカードがISSに送られます。

そしてそのカードに最も多くアクションキューブを置いたプレイヤーは「追加アクション」を獲得します。


追加アクションは、アクションカードの右上に置かれ、予約しておきます。

ターンの最初に通常アクションの前に行えますが、貯めて次のターンに回すこともできます。



モジュールの点検


各モジュールカードの上にあるアクションキューブを各プレイヤーそれぞれ1つずつ取り除いていきます。


キューブの数か最も多かった人が追加アクションをもらえます。


ちなみに説明書だと(より多かったという表記になっているので3人の時、2、3、3個だった場合、3個の2人は追加アクションがもらえるみたいです)


あと得点の要素は早取り形式の目標カードもありますが、1手番諸費します。

そして米露どちらかのシャトルカードの山札が枯渇したらゲーム終了のトリガーとなります。


言ってないことがあります。

アクションキューブはプレイヤーそれぞれ8個ずつしかありません。ストックが無くなった場合、モジュールに置かれているのを取って使ってもいいのです。


そうなると、打ち上げられるモジュールが変わってきたり、打ち上げられるときに得られるであろう追加アクションとかも変わってくるかもしれません。


このゲームのすごいところは、自分の実験を行うために打ち上げたいモジュールを決めあっていくだけでなく、追加のアクションも獲得したいという欲望がこの16枚のカードの中で繰り広げられていくわけです。


ましてや米露どちらのトラックを上げるも自由ですから、突然時間を2進ませるアクションを使って、打ち上げてシャトルカードだけ手に入れようとしたり。


ISSに長期滞在していない上に交代要員を搭乗させていなかったらISSに飛行士が誰もいなくなって、何もできなくなってしまうなんてことも起こります。


この駆け引き具合がやってみたら結構面白いゲームだと私は思います。


しかもこのゲームの箱が小箱サイズでまとめられており、ISSやシャトルのモジュール以外はすべてカードで構成されているおかげで、左右のアクションの位置がランダムで決まるので、毎回プレイ感が変わってきます。


しかも収納に困りません。大きさはキャットインドボックスよりやや小さめくらいかな


ワカプレをカードにするとこんなにコンパクトになるんだと感心しました。


ボドゲーマーでだれも紹介していないこの秀作、遊んでみてはいかかでしょうか。


長文おつきあいくださりありがとうございました。

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山本 右近
あんちっく
レモネード
リーゼンドルフ
リーゼンドルフ
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