宝石泥棒の一員となり、宝石獲得を目指すゲーム。ですが、集団内で犯してはいけない行為「タブー」が存在します。それを規定回数犯すと仲間から信用を無くし、脱落します。
プレイヤーは共通のタブーの手札8種類とハンドアウト兼ライフカードを持ちます。ゲームは3ラウンド行います。
ラウンド開始時に様々な能力を持った4つのキャラクター、ゲーム内では「バディ」と呼ばれていますが、その中から一人をランダムで選びます。各キャラには色と数字が振ってあり、1から順番に手番を行います。そして1ラウンド目はそのキャラと同じ色の宝石を二つずつ得ます。
手番プレイヤーは「攻撃プレイヤー」と呼ばれ、4色のダイスを振ります。振った結果を見て「攻撃プレイヤー」以外の残りのプレイヤー、これを「防御プレイヤー」といいますが、「防御プレイヤー」はタブーカードを1枚選び、裏向きにして机上に置きます。
サイコロの出目によって宝石を銀行(共通の置き場)から輸送したり、ほかのプレイヤーから強奪したり、アイテムを得たり、宝石の価値を変動させたりなどのアクションを取れます。出目が気に入らなければ3回まで振り直しが可能です。
しかしタブーにも宝石の銀行からの輸送禁止や強奪禁止、二回以上のサイコロの振り直し禁止などのカードがあり、設置された(机上に裏向きにおかれた)タブーカードの内容を犯すと、タブーカードが表向きで公開され手番が強制終了する上にライフが1減ります。
しかし、防御プレイヤー―が同じ内容のタブーを設定していた場合は逆に防御側の失敗となり、同じ内容のタブーを設定していたプレイヤーがそれぞれライフを1減らします。攻撃プレイヤーは助かります。
このように攻撃プレイヤーはどのようなタブーが設定されているかを読み、それを犯さないように行動をします。防御プレイヤーは最初の出目から攻撃プレイヤーがどんな行動をとるか、なおかつほかの防御プレイヤーと被らないタブーを設置して邪魔をします。
気の知った仲間同士なら、「あいつは強気だからこの行動をするな」「と思われてるからこの行動は避けよう」などの熱い読み合いが、初対面同士ならどんな行動をとるかわからない手に汗握る心理戦を行えます。
人やカードの巡り、ダイスの出目が違えば毎回の展開は違いますので、悔しいから、楽しいからもう一回とリピート率も高いです。1ゲーム3ラウンドなので脱落しても短時間で(30分程度)で終わるので何回でも遊べます!
気軽に心理戦を楽しみたいときに遊べるゲームですので、ぜひ手に取ってください!