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  • 90分~120分
  • 13歳~
  • 2017年~

スピリット・アイランド:枝と鉤爪(拡張)ぽっぽーくるっぽーさんのレビュー

73名
1名
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1日前

スピリットアイランドのマストバイ拡張です。追加されるイベントカードが賛否両論だったりはしますが、長くスピリットアイランドを遊びたいのであれば間違いなく必須拡張です。追加要素以外にも単純に精霊や、能力カードやイベントや敵対国の追加もありますし。

スピリットアイランド基本セットのみであれば100回以上も遊ぶよりも先に飽きると思います。何故なら詰将棋と例える人がいるぐらいに運要素が少ないため、同じような展開になりがちなためです。シナリオや敵対国の数も限られていますからね。

なので、スピリットアイランドの基本セットを気に入ったのであれば買ってまず間違いはないと思います。現在3種類の拡張が発売されていますが、最初に買うならこれ1択でしょう。


〇イベントカードの追加

一番の目玉、もっともプレイ感が変わるイベントカードが追加されます。これによって詰将棋と例えられていたスピリットアイランドのゲーム性が大きく変わり、リプレイ性が大きく向上します。このカードの追加のおかげで毎回違う展開になり、敵対国を入れて難易度を上げて苦しくプレイしたり、イベントを入れて処理がややこしくなってということをしなくても、難易度0でも十分毎回違う展開で楽しめるようになりますなので、この拡張を入れてからは敵対国やイベントはほとんど使ってません。

不安カードを捲る前にイベントカードを1枚捲ってカードの内容を実行するというものです。これ以外にはプレイ進行上の変更点はないので、プレイ自体は変わりません。

内容としては、プレイヤーにとってはメリットやデメリットが起こります。不安レベルや島が荒廃してるかしてないかによっても内容が変動するタイプと、プレイヤーたちの選択によっておこる内容が変わるものと2種類あります。

デメリットはダハンが減ったり、町や都市が立ったり、遠征の際の遠征隊の駒の数が2体に増えたり、運が悪いと荒廃が追加されたりとろくでもないことが起こります。

メリットとしては侵略者が減ったり、精霊力が貰えたり、ダハンが増えたりと様々です。

プレイヤーたちが選択するタイプはエレメントや精霊力を払うことで、メリットが強めのタイプと、払わないとデメリットが多めのタイプを選択するものがあり、精霊の存在を潰したり、能力カードを忘れたりする代わりにずっと使えるエレメントを1つ獲得やダハンが永久的に防御力を1得たりするなんてとんでもイベントがあったり。

ただし、詰将棋として遊べていた運要素のほとんどないスピリットアイランドに運要素が追加されるので抵抗を覚える方もいるようです。ただ、最悪無しで遊ぶことも可能です。

実際友人と遊ぶ時に、

私「楽しい楽しいイベントカードの時間だよー」

A「うわっ・・・でたー・・・」

B「糞カード来た」

C「うわああああああ」

みたいな感じの嫌な反応されたりします。

また副産物として他プレイヤーとの会話も増えます。割とスピリットアイランドをプレイしていると自分の島を中心に防衛することになるのでうまくいくと会話があまり少なめな時もあります、ですが、このイベントどうしよう?こっちの方がいいんじゃない?みたいに必然的に会話も増えます。

最初入れた時はイベントカード嫌だなぁ・・・と思われるかもしれませんが、かなりの多様性が増え、とても面白くなるので入れることをオススメします。後述するトークンを使う精霊にとってはあったほうがプラスになるキャラクターもいるので余計です。

ちなみにイベントカード無しのルールもあったりはしますので、イベントカードが絶対使うの嫌だ!って人でも買って損はしません。


◯4種類のトークンの追加

プレイヤーにとって有利に働く4種類のトークンが追加されます。

(茨)遠征を防ぐ、(疫病)建築を防ぐ、(対立)略奪を防ぐ、(獣)獣がなんかするかも。の4種類です。初期ボードにも追加するので都市のところには建築を防トークンを置くのでとりあえずプレイヤーには有利に働きます。

精霊によってはこのトークンを利用してプレイするものもいます。また追加される能力カードはこのトークンを利用するものも入っています、なのでこちらの追加もほぼ必須ですね。

また獣トークンに関してはイベントカードによって遠征隊を破壊したり、移動したり、いろいろ起こるためやはりイベントカードの追加も必須です。


◯2体の新たな精霊

精霊を変えれば全く違うプレイ感を味わえるスピリットアイランド。今回の二体の精霊は新たなトークンを用いて遊ぶ精霊です。

一体目の番人は茨トークンを使用する精霊です。攻撃範囲は狭いですが、自分の土地に対しては強いので、自分の存在を置きつつ都心や街をがんがん踏み潰していくような性能を持っていて単純に強いです。使っていてパワフルな精霊ですね。

二体目の精霊は獣トークンを利用する精霊です。基本セットのサンダースピーカーと似たようなプレイ感ですが、こちらは獣が最初少ないので増やしていかないと大きな破壊力は出ません。獣はイベントカードでのメリットが多めなので運によっては楽に事が進む場合もあります。


◯能力カードの追加

単純にカードが増えるのは嬉しいですね。能力カードは4枚から1枚選ぶので基本セットだけだと割と一周することも多いので、当然ながら効果には新たに追加するトークンを使用するものも多く収録されています。


◯荒廃カードの追加

基本セットだけだと荒廃カードが2枚しかないのでこれは嬉しいですね。荒廃した時、メリットがあるものや、デメリットとメリット両方あるものもなんかもあるので面白いです。


◯敵対国の追加

イベントカードにより、リプレイ性が上がったのでなくても楽しいです


◯シナリオの追加

イベントカードにより、リプレイ性が上がったのでなくても楽しいですが、第二波のシナリオは面白いです。

同じ島の続きをプレイするものでクリアしたら島ボードを少し調整して別の精霊でプレイ、前の精霊の蓄えとして後半に使える能力カードが保持できます。少しずつ難易度が上がって行きます。クリアの状況がある程度引き継がれるので荒廃すると苦しくなっていくのが面白いです。逆に荒廃が少なければ後のプレイが楽になります。

〇様相カードの追加

基本セットの精霊の能力を書き換えて使用するカードです。基本セットの精霊を使い飽きた方にはオススメです。ただし、一部しか違わないので根本的に性能が変わるほどではないかな。専用カード自体も違うとかであればもっと変わったかも。


〇総評

現在もよく遊ぶ自分からすると間違いなくマストバイ拡張でしょう。無理に難易度を上げなくても楽しめるようになりました。この拡張を入れてこそスピリットアイランドが完成したようなものでもありますね。

基本セットだけだと正直久しぶりに引っ張り出してはこんなもんかー。まぁ1回遊べば十分だなと思っていましたが、今では他の協力ゲームを遊ぶと、やっぱりスピリットアイランドの方が面白いな。とかなってしまいます。

基本セットの精霊を一通り遊んで面白かった。

基本セットを10回は遊んだけど飽きてしまった。

基本セットの一通り遊んだが敵対国やイベントが難しくてやらなくなった。

みたいな方にはオススメです。

それ以外でも単純に能力カードや荒廃カード、精霊が増えるのでむしろ買わない理由がないと思います。

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仙人
ぽっぽーくるっぽー
ぽっぽーくるっぽー
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