株の売買ゲームです。
株価は2つの要素により決定されます。その株価マーカーがゲームボード上のどのブロックにいるかと、このゲームに登場する8つの会社の中でマーカーが進んでいる順位です。
ゲームボードにはジグザグに6本の直線からなる株価チャートが描かれています。それぞれの直線に対し、その時の順位ごとの株価が書かれています。つまり、同じ直線状なら、その順位だけが株価を決めマーカーの置かれているマスの差は関係ありません。また、同じ順位でも次の直線に入ると株価が変動します。
手番の最初にはまずアクションタイルと移動タイルを袋から1枚ずつ引きます。そして、まずアクションタイルの処理です。アクションタイルがトレードタイルなら、順番に各プレーヤーは、株を1枚売却と1枚購入をすることができます。もちろんその時点での株価でです。
アクションタイルが順位+1または-1なら、手番プレーヤーが任意の株1つの順位を+1または-1になるようにその会社のマーカーを移動させます。
その次に移動タイルの処理です。移動タイルには1~6の数字が書かれており、この分いずれかの会社の株価マーカーが進むことを意味しています。各プレーヤーは、8社のカード1枚ずつと銀行休業カードを1枚持っています。各プレーヤーはこの中から1枚選んで、揃ったら一斉に表にします。そして、出されたカードの会社マーカーが移動タイル分進むのです。したがって、ゲームが進めば会社マーカーは進みます。会社マーカーが進めば順位の高い株はどんどん高騰します。逆に順位が低い会社の株価は下がります。
なお、この時に銀行休業カードを出しているプレーヤーがいた場合は、プレイ人数により、全くマーカーが移動しなかったり、半分だけ移動したりします。なお、これらのカードはすぐには回収されません。9人分の手番が終わって、このカードがなくなったときすべてのカードを回収できます。したがって、どのタイミングでどの会社のマーカーを進めるかもポイントです。
いずれかの会社マーカーがENDに到達したら、ゲーム終了です。ゲーム終了時に、すべての株を時価で換金し所持金が多いプレーヤーの勝ちです。
誰がどの株を高く従っているか、下げてもいいと思っているか、思惑が交差します。同じ会社の株を持つものどおしはある意味協力者かもしれません。株の独占はバッシングの対象になるかもしれません。
このゲームは1992年にdb-Spielから出された同名ゲームのリメイクです。