クロンダイク白州さんのレビュー

8/10

アクションの面白さとギャンブルの面白さを見事に融合させた名作。2001年キッズゲーム賞受賞作品。

内容は見たまんまで、基本的にはお盆の上に３個の玉を乗せて、黄色（金）だけをうまく残すようにするゲーム。

なのだが、これに他のプレイヤーが何個金を残せるか賭けをし、当たれば、そのプレイヤーから金をぶんどることができる。逆に外れると、とられてしまう。

しかも、何個かけたかは挑戦者のアクションが終わってから公開ため、ただ成功させるだけのアクションゲームではなく、わざと賭けを外したりすることも戦略上全然あり。

それを繰り返していくと、だんだん心理戦になってくる笑

という「HABAって子供ゲームメーカーだよね？」と疑ってしまうほど、大人な駆け引きができるアクションゲーム。

もちろん、そんな賭けなしで普通にやっても楽しいので、ケースバイケースで使い分け可能。

今だに高値で取引される（というかもともと通常価格で8000円超えだったので普通といえば普通か）ゲームとしても納得。

弱点はむちゃくちゃ箱がでかいこと。あと、１人が突っ走ると逆転が難しいこと。

だが、勝利よりも途中の心理戦を楽しむだけで十分満喫できるので、そこまで気にならないので、問題ない。

最近は特に見かけない更なるレアゲーになってしまった感があるが、見かけたらぜひトライ！