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ジェネシアGenesia

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2人戦と5人戦、2回プレイしてみたのでとりあえず簡単なルールと感想を書いてみたいと思います。

全体の印象としてはカードドラフトによる陣取りゲームです。カードの処理が一部複雑ではあるものの、ルールそのものはシンプルだと思います。プレイ時間的には5人で大体2時間強くらいでしょうか。慣れてきたらカードのテキストの理解によりドラフト時間の短縮が見込めるため、もう少し短いかもしれません。

まずゲームの大まかな流れです。

ゲームは3時代(3ラウンド)に渡ってプレイされ、3時代目が終わった時点でカードプレイによる得点(これは各時代終了ごとに計算が入り、紙に書き込んでいます)と、ボード上で示された領地の得点と、最初に配られる目的カードの合計を競います。

各時代最初に15金が配られ、6枚のカードをドラフトし、5枚の手札を作っていきます。

世界の七不思議みたいに、時代が進むごとにカードの効果が派手になっていく印象でした。割と1時代目から考えていた戦略の前提条件が覆されるくらい強いカードが3時代目ではゴロゴロ出て来るので、予備知識のないままに経験者とそうじゃない人で遊ぶと差が出やすい気もしますが、逆に同じくらいの条件で遊ぶとプレイヤー間のインターラクションバチバチで、好きな人にはかなり刺さりそうなゲームだとは感じます。

さて、手札のカードですが、大きく分けて4種類のカードがあり、

①発展

②拡大

③攻撃

④時代の終了(時代終了時得点化)

に分かれてます。

それぞれの時代は①から④の順にフェイズが分かれており、

カードにも①~④のアイコンが示されているのですが、カードはそれぞれのアイコンに対応するフェイズでしかプレイができません。(プレイには多くの場合カードに書かれたコストとしてお金が必要)

まず①の発展フェイズですが、これは簡単にいうと人員を確保するためのフェイズです。

ボード上に氏族駒(要は戦力)を呼び寄せるカードが多いですね。ちなみに氏族駒はカードの効果以外でも①と②のフェイズ中の手番であれば、フリーアクションとして2金で1つ呼び出すことができます。各プレイヤーがハードパスをするまで1手番ずつ順にカードをプレイしていきます。氏族駒の配置マスは選択できますが、初期の陣地か拠点となる自分の都市コマが置いた場所にしか配置できないです。

次は拡大で、自分の氏族駒をカードの効果により移動させます。移動は1駒を1マス移動させるのに1金いりますが、3時代目になると同じ陣地にいる駒を一つに合体させて、1駒扱いのコストで移動させることができます。子のフェイズは手番順に、各プレイヤーは好きなだけアクションを行い、1手番ずつで終了します。

拡大が終わったらいよいよ戦争です。戦争フェイズのカードをプレイして隣接マスの他プレイヤーへと攻撃を仕掛けるのですが、カードのプレイ前にまず、全プレイヤーは秘密裏に戦争平和マーカーの表裏を選択し、同時に意思表示をしなければなりません。

マーカーが全員「平和」を示していれば、この時点で戦争フェイズは終了です。手元に攻撃カードがあっても戦争は起きません。

ただし一人でも「戦争」を示していれば、戦争が起きます。「戦争」を示したプレイヤーは手番順に攻撃カードをプレイします。ただし、攻撃できるのは基本的に隣接の他プレイヤーの都市駒か氏族駒が置いてあるマスのみで、自分より少ない氏族駒しか攻撃できません。しかも、攻撃をしたら相手の氏族駒との差分だけ、自分の氏族駒は減ってしまいます。

「戦争」を起こしたプレイヤーの手番が終わったら、次にもう一度マーカー選択に戻ります。

全員が「平和」を選ぶまでこのフェイズは続きます。


戦争が終わったら時代が終わります。

この後まず氏族駒が2つ以上あるマスに各プレイヤーは無料で都市駒を置けます。都市駒は前述の通り拠点の役割を果たし、以後そのマスにも氏族駒を配置することができるようになる重要な駒です。都市化が終われば時代の終了アイコンがあるカードをプレイして各プレイヤーが得点化を行い、得点順に次の手番順を決めます。

これが3時代終わったらゲーム終了です。


感想としては、戦争を連発したら勝てないみたいなことが説明書に書いてありますが、逆に戦争を全く行わなくてもまず勝てないゲームです。

最後の得点計算時、ボード上の領地による得点計算があるのですが、ボードは2種類に分かれており、自分の国扱いの各プレイヤー前に置いてあるボードと、共通ボードである「ジェネシア島」があります。

そして、このジェネシア島の得点が雑に高い!(笑)

一応他のプレイヤーの国を攻めても領地拡大のボーナス点が計算上入るのですが、どちらにせよ中央ボードか他人の国を最終的に領地に加えることで得点差がつくシステムなので、3ラウンド目で戦争に勝てるように各々が陣営を作っていく必要を感じました。

ただ、戦争のシステム上、どう考えても「後から仕掛けたもの勝ち」なのは明白なので、時には戦争がしたくてカードをドラフトしても、漁夫の利を許さないために睨み合いで序盤の時代が終わってしまう可能性もあります。なので、説明書にもある通り「戦争を数多く積極的に行う」よりも、「戦争を起こすタイミングを見極める」ことが重要なゲームなのかな、と思いました。

ドラフトといい、戦争に至るまでの戦略といい、カードを多くプレイするゲームの割に運要素は意外と少ないと思います。玄人向けのゲームな気はしますが、少しでも参考にしていただければ幸いです。



最も読まれているレビューを表示しました
  1. 投稿者:カレーイサン(カツ)
ジェネシア 日本語版
ジェネシア 日本語版の通販
カードドラフトとインタラクション強めの陣取りが見事に融合した戦略ゲーム
残り2点
1~2営業日以内に発送
日本語ルール付き/日本語版
¥7,700(税込)
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メカニクス
プレイヤーの干渉/影響アクション
得点や資源等の獲得ルール
移動に関する仕組み
頻出するメカニクス
作品データ
タイトルジェネシア
原題・英題表記Genesia
参加人数1人~5人
プレイ時間40分~100分
対象年齢12歳から
発売時期2020年~
参考価格未登録
レーティング
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6点の人4
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4点の人2
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1点の人0
プレイ感の評価
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戦略・判断力6
交渉・立ち回り1
心理戦・ブラフ0
攻防・戦闘4
アート・外見0
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レビュー 2件

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終盤になると、人のコマが積み重なり、近未来のタワーかと思うほど積まれます。見てて面白くて印象的でした。プレイ感はカードドラフトによる陣取りゲームです
続きを読む(4ヶ月前)
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きなこ
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