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  • 1人~4人
  • 180分~360分
  • 14歳~
  • 2016年~

フォーリングスカイyuishiさんのレビュー

130名
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4年弱前

カエサルにより著された「ガリア戦記」の世界。
紀元前1世紀のガリア(現フランス)を舞台に、カエサル率いるローマ共和国、反ローマを標榜しガリア人を結集させたウェルキンゲトリクス率いるアルウェルニ(Arverni)、ガリア人の中でも親ローマ部族であるハエドゥイ(Aedui)、ガリアの北方Belgic地方に住む獰猛なベルガエ(Belgic)。ここまでの4勢力がプレイヤーが担当する勢力で、これにノンプレイヤーの5番目の勢力としてゲルマン(German)が登場します。

COINシリーズのCOINとは対反乱作戦(counter-insurgency, COIN)の略称です。
体制側と反体制側との非対称戦争を描いたシリーズとして、基本システムを同じを同じくした3人制または4人制ゲームとしてシリーズ化されています。現在11作目まで出版されており、本作は6作目にあたります。

今回のゲームでは、体制側がローマ共和国とハエドゥイ、反体制側がアルウェルニベルガエとなるでしょう。ゲルマンも反体制側にあたるでしょう。

4つの勢力それぞれはその使うことができるコマンドや能力、軍事力や指導者の能力や数が異なります。また勝利条件も異なります。同じ体制側にあってもローマハエドゥイの勝利条件は異なりますので、ローマにとって有利な事象は必ずしもハエドゥイにとっても有利に働くとは限りません。
ローマを担当するプレイヤー向けのプレイエイドにも、「ハエドゥイは同盟部族ですが、必要に応じて鎮圧して、彼らが相手をしているのはローマであり、カエサルであることを知らしめてください」とあるくらいです。

また体制側のローマと、反体制側の筆頭格のアルウェルニの勝利条件が完全に表裏の対照関係にあるわけでもないです。
COINゲームではプレイヤーが担当する勢力に定められた様々な条件(勝利条件、ゲーム中に使うことができるコマンドや能力、影響するカード、地理、軍事力などの人的資源、その他の特別に設けられたルール(例:ローマの元老院))によって複雑に組み上げられています。

こうした複雑な要素の組み合わせがCOINゲームの魅力でしょう。そして勝ち筋を見極めるには、各勢力間の要素の組み合わせの理解が必要となります。まぁそこまでぎちぎち言う必要はないですが、メカニズムの理解があれば楽しみも増すというものです。

基本的なルールはその場、インスト(ルール+担当する勢力の方向性や基本戦略)でも対応可能でしょう(若干ハードルは高いですが)。COINシリーズの経験者が1名ないし2名いるとかなりスムースにゲームは回ると思います。


COINシリーズのゲームシステムについての参照資料は次の通りです。

COINシリーズのゲームシステムの紹介(DISTANT PLAIN)

「FALLING SKY」のゲーム紹介他

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仙人
yuishi
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